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第4章 1話 ~質疑応答 question-and-answer session~
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博士
「でしたら『ぜねこんカルテット』も呼びましょう。
何かを作る必要に迫られるかもしれません。
助手
「我々もアリツ・ハシビロと行って、連れてくるのです」
ロティ
「おい、この2人だけを残して大丈夫なのか?」
博士(いつの間に着替えたのですか?)
「タイリクオオカミが来れば大丈夫でしょう」
助手(なにげに似合っているのが
「すぐに かばんたちも来るので大丈夫でしょう」
ランペ(タイリクさんと、かばんさんの苦労が目に浮かびます…)
「では、急ぎましょう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ(誰か早く突っ込むのだ) フェネック(その体勢は疲れそうだね~)
タイリク(あの2人には突っ込まないでおこう)
「よく無事だったな、かばん。
帰ってきて早々で悪いが、対策会議を始めよう」
かばん(ここは沈黙が正解、ですよね)
「え、あの博士たちは・・・」
タイリク
「先に始めておくようにとのことだ。
議長は博士たちの指名でかばん、キミだ」
かばん
「ぅえ? 博士たちがやるんじゃないんですか?」
タイリク
「博士たちは人手を集めるために、文字通り飛び回っている。
新たなフレンズが来たらアミメくんがココへのルートを案内することになっている」
ポーン!
としょかんの映像で、ヘラジカ軍が入ってくる。
アミメキリンが何かを喋っている。
スナネコ「見てください、ここにも『ぱそこん』がありますよ?」
ツチノコ「おおーー! ちょっと触ってみるかー」
アドミー「レベルCまでなら、誰でも操作・閲覧できるヨ」
ツチノコ「おわっ、急に喋りかけてくんな! キックッシャー!」
スナネコ「おぉー ボスが喋ってるぅ~」
ツチノコ「お前はもっと騒げよ!」
アドミー「レベルB以上の操作には・・・」
ツチノコ「勝手にやるから黙っててくれ…」
タイリク
「事態は急を要する。 反論は認めない、とのことだ。
私は書記を務める。
後から来た者もソレを読めば事情は把握できるだろう」
かばん
「うぅ… 分かりました・・・」
サーバル
「かばんちゃんなら出来るよ。 頑張って!」
かばん
「う、うん…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かばん
「議長に指名されたかばん、です… よろしくお願いします」
\ わー! /
よろしくですぅ
よろしくー
よろしくねー
\ わいわい /
かばん
「では始めたいと思います。
まず現状から把握しましょう。
セルリアンは今、どんな状態ですか?」
部位破壊による足止めをしているが、いずれ水を吸って再生し暴れ出すだろうこと。
「へし」自体が異様に硬く通常攻撃が効かないこと。
ダイヤを食べて大きくなること。
そのせいで「へし」がゼリー状の殻に覆われ、直接攻撃が届きそうにないこと。
剥き出しにして攻撃できても、威力は吸収されるだろうこと。
ーという情報がタイリク、ヒグマ、ダイアウルフからもたらされた。
タイリクがそれをホワイトボードに板書していく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうこうするうちに
ライオン軍が、
ぜねこんカルテット(じゃんぐるコンビ&こはんコンビ)が、
haquAと共にアルパカが、
最期に博士、助手、アリツ、ハシビロが、アミメキリンを伴って入ってきた。
ヘラジカ
「遅いぞライオン」
ライオン
「なあ、いいかげん『はたしじょー』に普通の『お手紙』みたいな内容を書くのはヤメてくれよ…」
オーロックス「久しぶりに腕が鳴るなぁ」鈍 ってないといいのですが」
オリックス「
パンカメ「おぉ、ツキノワ殿!」
ツキノワ「あ、パンカメちゃん! あれから調べるとね、ごにょごにょ…」
パンカメ「なんと? ・・・に そんな使い方が…?」
ジャガー「どれどれ?(ホワイトボードちらっ) 分からん・・・」
コツメ「何ココ? たのしそー」
ビーバー「パークの危機って聞いたんすけど… 心配っすねぇ」
プレーリー「いつ突撃するでありますか?」
haquA
「PPP先輩!
「おはようございます!
「舞台、頑張ってください
「今は それどころじゃ…
「何でも言って下さい、協力しますんで
アルパカ
「haquAさん、送ってくれてありがとにぇ~
いやぁ~ としょかんに用事があって歩いてたら拾ってもらってにぇ~
って、あらぁ~? その葉っぱ・・・」
かばん
「🌿 これですか?
この近くに生えてたのを、何か役に立つかなって摘んできたんですけど」
アルパカ
「それにぇ、声の良くなる紅茶の原料なんだぁ。
『こうざん』の辺りにしか生えてないと思ってたにぇ~」
プリンセス
「・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かばん
「では揃ったようなので、現時点での皆さんのご意見を伺いたいと思います」
水を吸収するというなら、黒セルリアンと同じ手は使えないんじゃないですか?
「へし」って どれぐらい硬いの?
硬度10と言われている。
ヤギね!
倒せないなら放っといたら?
そうそう。 ダイヤしか食べないんでしょ?
でもパーク中のダイヤが底を尽きたらどうなる?
そうか・・・
フレンズたちが襲われるかもしれないってこと?
ぜんぜん分からん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次々と問題点は出てくるが、有効な対策の方は出てこない。
かばん
「ダイアウルフさん、
過去に一度倒したそうですが、その時はどうやって倒したんですか?」
ダイアウルフによると、
サーカラの攻撃で「へし」を頭部に移動させ、
風属性の「グループリンク」で ゆきやまちほーの冷気を流入させ、
氷属性の「けもリンク」でダイヤリアンの体を氷柱させ、
ヒグマの「けも技」でトドメを刺した、
ーということだった。
プリンセス(私が見た夢とまったく同じ!?)
まるで#夢の一部をコピペしたかのようにほぼ一致していた。
博士古来の 技は誰も使えませんから」
「同じ手段は使えそうにありませんね。
野生開放によるパワーアップは出来ても、
助手
「退化したのです。 進化かもしれませんが」
タイリク
「凍らせることさえ出来たら、他はなんとかなりそうだが・・・
別の方法は無いのか? かばん」
かばん
「そうですね… ツチノコさん、ちょっとお願いできますか?」
ツチノコ タカタカ…
「しょうがねぇなぁ、ホレ」
ツチノコがパソコンを操作するとプロジェクターが動き出し、スクリーンに動画が映し出された。
このように#真空ポンプなどで減圧すれば常温の水でも凍らせることは出来るようですが・・・
サーバル「すっごーい!」
コツメ「なにこれ面白―い!」
ジャガー「まほうみたい!」
かばん
「#勉強小僧さんさんによると
減圧→沸点が下がることで常温でも沸騰→気化熱により水自体の温度が急激に下がり凝固、
ーという現象だそうです。
ただ、パークに真空装置や、あんな大きなセルリアンを入れる容器は存在しません。
・・・もしかして詰んでない?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ダイア ΛΛ”
「ふん、聞こえたぞ! ヒトのフレンズの叡智と言ったところで所詮その程度か。
成長を拒むだけで消えるような弱っちぃヤツだけあるな」
博士
「! それは『ワルドミーネの魔法書』に載っていた情報ですか?
真実なのですか?」
ダイア
「さあな。
だが私はそう聞いている」
かばん
「何ですか、それ?
僕が読んだことが無い、ということは『としょかん』には置いてない本ですよね」
助手
「パークの とある研究員が残した実験記録です。
ヒトにサンドスターを投与したり、フレンズにサンドスター・ロウを投与したりと
倫理的に問題がある、として記録は抹消されたのです」
タイリク
「私も噂だけは聞いたことはあるが・・・
作家の立場として言わせてもらえば、使い勝手が悪いだけの とても納得しがたい設定だな。
『老いを拒んで』なら まだしも・・・」
∑(・д・)ピクッ
ダイアウルフ、カバ、博士たちが反応したように見えた... のは気のせいだろうか。
ダイア
「ヒトのフレンズとやらが、どうなろうと知ったことじゃない。
だが、あえて そう言及するということは、逆説的に動物のフレンズは成長を拒めるということだろう。
事実、私はサンドスターの消費を極限まで抑えることで現役の力を維持している。
セルリアンを倒すために…」
カバ
「・・・」
かばん
「ちょっとすいません。
僕の失言で話が逸れてしまいましたが、そろそろ本題に・・・」
ダイア
「ふん! ヒトのフレンズなどにはそもそも期待していない。
それよりなんで#こんな気の抜けたようなのにセルリアンハンターを名乗らせてる?
コイツらのせいでダイヤリアンの侵攻を許したんだぞ!」
ヒグマ
「・・・」
ライオン
「ちょっと言い過ぎじゃないかぁ?」
ダイア
「お前もお前だ!
『百獣の王の一族』のプライドは無いのか!?」
ライオン自尊心 の方の意味だろ?群れ 』を守ることだ」 (ドス声)
「君の言ってるのは
相手のプライドは尊重しなくていいのかぁ?
そもそも私にとって何より大事なのは『
ダイア
「うっ」
ライオンの迫力に、さすがのダイアウルフもたじろぐ。
ヘラジカ
「はっはっはっ!
さっきから随分吠えると思ったら強そうな腕だなぁ。
一つ私と勝負してみないかぁ?」
シロサイ
「今は自重してくだサイ」
アフリカタテガミオオヤマアラシ
「止まる… ですぅ」
オオアルマジロ
「うぅ…」
ヘラジカがダイアウルフの元に行こうとするのを、引き摺られながら三人掛かりで必死で止める。
オーロックス
「やべぇよぉ、ヘラジカやべぇよぉ…」
オリックス
「私たちも止めに回った方がいいのか…?」
キンシコウ
「ダイアウルフさん。
それについては、チーム全体の責任として重く受け止めています。
この教訓は、今後に必ず活かしたいと思います」
リカオン
「今はハンターとしてではなく、1フレンズとしてここに居るつもりです。
セルリアン討伐のためには何でもしますから・・・協力させてください」
ヒグマ
「お前たち・・・」
かばん
「とにかく!
過ぎたことを どうこう言っても仕方ありません。
そして現状はかなり厳しいものだと言えます。
でも、前に進むしかないんです。 だから・・・
どんな些細なことでもいいので、前向きな意見をお願いします。
みんなで。 みんなで一緒に考えましょう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はダイアウルフの話を聞いていて、あまりに夢との共通点が多いことに戸惑いを覚えていた。
同時にダイヤを壊すヒントになるかもしれない出来事を、夢の中に見つけた。
いや、ヒントになるかどうかも分からない情報だ。
しかもソースが夢と来ている。
とても話せない。
コウテイ
「どうした?
もしかして何か思い付いたのか?」
プリンセス
「・・・」
コウテイ
「大丈夫だ。 かばんも言ってただろう。
どんな小さなことでもいい。 言ってみよう。
私もフォローする」
そうだ。
コウテイは いつもメンバーへの目配り・気配りを忘れない。
何より私に「夢の翼」をくれた。
今も私に勇気をくれようとしている。
こんな人だからコウテイをリーダーに指名したのだ。
形は違えど、素敵なリーダー、素敵なチームだと思う・・・
かばん
「何か・・・ 何かありませんか?」
かばんの声が空しく響く。
議場には停滞感と閉塞感が漂っていた。
そして今、私がやるべきことは、議長かばん に知っていることを伝え、群れ を救う手助けをすること・・・
この「きょうしゅうエリア」という
私は勇気を出して・・・
しかし、おずおずと手を挙げる。
かばん
「はい、なんでしょう? プリンセスさん」
指名された私は、
トキとショウジョウトキの歌で、アナツバメの持っていた#ダイヤが破壊されていた、ということを語った。
もちろん夢の中での話であることは申し添えて・・・
かばん
「・・・」
!❗
コウテイ
「何か思い付いたのか?」
サーバル
「きっとそうだよ! こういう時のかばんちゃんは すっごいんだから!」
かばんはツチノコに何かを頼む。
ダイア
「歌だ!?
しかも夢の話なんかを信じるのか?」
博士
「いい加減にするのです、ダイアウルフ。
他人の意見を否定するだけでは事態は好転しませんよ」
助手
「何か意見があるのなら代案を示すのです」
ダイア
「・・・」
かばん
「お待たせしました。
こちらを見てください」
ツチノコ
「まったくフレンズ使いの荒いヤツだ。 ホラ!」
モノには固有の振動(音程)というものがあって、
ダイヤも同様に音程を合わせれば、破壊することは十分可能なはずです。
<えーと…?
<ぜんぜん分からん!
博士
「下の方の難しい理屈など、どうでもいいのです」
助手
「要は『大音量で特定の音程を当て』ればダイヤリアンの『へし』も壊せるということで良いのですね」
サーバル
「じゃあトキたちの歌があればセルリアンを倒せちゃうの?」
かばん
「2人だけじゃ危険すぎるよ。 それについては考えるけど・・・
まずは本当にダイヤを壊せるかを検証してみないと」
博士
「実験するのです。 ダイヤを持っている者は出すのです.
そうです。 アナツバメなら沢山持っているはずなのです」
助手
「すぐトキたちと、アナツバメを呼んでくるのです。
壊せるかどうかやらせてみるのです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マーゲイ
「トキさん、ショウジョウトキさん、
あとアナツバメさん。 こちらにお願いします」
シェルターは騒然となった。
「むふ…」
「どやぁ」
「え? トキたちが合格したってこと?
「敗者復活とかないの?
「ないでしょ。
「罰げぇむ、怖い…
「どこかの『にゅーよーく』を目指すクイズじゃないんだから
イッカク
「おかしい」
ドルカ
「確かにこんなところで合格発表なんて変だよね」
ナルカ
「実は、裏でとんでもないことが起こっているのかも」
マルカ
「じゃあ、あの子たちに付いて行ってみる?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アナツ
「また貴重なダイヤが犠牲に…」
博士
「ブツブツ言ってないで、とっとと出すのです」
あ゙~~
↑あ゙~~
助手
「ダメですね。
ヒビ1つ入っていません」
ショウジョウ (合格したと思ったら、まだ歌わされるなんて…)
「そんな・・・ このままじゃドヤれないじゃない。
でも歌い過ぎで そろそろ喉が・・・」
トキ (何か様子が変ね…)
「アルパカ、『喉に良いお茶』持ってないかしら?」
アルパカ
「ごめんにぇ~ 今切らしてるんだわ~」
かばん
「アルパカさん。 これ、使えませんか?」 🌿
アルパカ
「いやぁ~ そのままじゃぁ…
発酵(?)させないと紅茶には出来ないんだよぉ~」
プリンセス
「かばん、それを貸して。
アナツバメ、これでミドリジルを作って!」
アナツバメ
「え? なんで僕が作り方を知ってるって・・・
それに名前も…」
プリンセス
「いいから、早く!」
アナツ
「は、はい!」
かばん
「プリンセスさん…?」
コウテイ
「プリンセス…?」
もう予知夢だとか、過去夢だとかは、どうでも良くなった。
きっと、この時のために。
皆の役に立てるために見た夢だったのだ。
心から そう思えた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🌿
🔥
アナツバメがミドリクサを炙る。
ダイア
「くしゃい くしゃい!」
リカオン
「これはヒドいですね」
サーバル
「そうかなぁ?」
ツチノコ
「お前の鼻は飾りかぁっ!」
サーバル
「ひどいよ~ 嫌な匂いじゃないってことだよ」
スナネコ
「僕も嫌いな匂いじゃありませんけど」
かばん
「イヌ科のフレンズさんは特に臭いに敏感ですから…」
アナツ
「お湯を注いで、濾(こ)して・・・
出来た! キイロは用意できませんでしたけど・・・」
博士
「飲んで大丈夫なのですか?」
助手
「おどろおどろしい見た目なのです」
スナネコ
「確かに青汁っぽいですね。 マズそぉ…」
サーバル
「緑色だから『ミドリジル』でしょ? マズそーなのは分かるけど」
アルパカ
「カフェでは出せないにぇ~ マズそ~だもんにぇ~」
ショウジョウ
「あまりマズい、マズい言わないでくれます?」
博士
「ぐだぐだ言ってないで早く飲むのです。 それにつけてもマズそーなのです」
助手
「時間が押してるので早く飲むのです。 それにつけてもマズそーなのです」
プリンセス
「・・・」
トキ&ショウジョウ
「んぐ… んぐ… ぷはー、マズい!」
悪役商会だろうか・・・
かばん
「では、すいません。 もう一度お願いします」
あ~
コツメ
「格段に声が良くなってるね」
ジャガー
「まほう! みたい」
トキ&ショウジョウ
あ~↑ あ~↑↑
びり・・・ びりびり…
ピシッ !⚡
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かばん
「成功です! ヒビが入りました!」
サーバル
「あれぇ?
もっと派手に『ぱっかーん!』って壊れると思ったのに」
かばん
「2人だとこれが限界かな? 音量については考えがあります。
それより音程ですけど・・・」
スナネコ
「コードでいうと『G#』ですね。
『ようこそジャパリパークへ』の『うーがお!』の音の高さです」
サーバル
「スナネコ!?」
スナネコ
「僕、これでも絶対音感を持ってるんで」
サーバル
「すっごーい! プロの歌手みたい!」
かばん
「では・・・」
「待ってくれ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
声を挙げたのはコウテイだった。
コウテイ
「かばん、トキたち、博士たち、そして皆、ありがとう」
コウテイ、何を言い出すつもりなの?
コウテイ
「ここから先は私たちPPPに任せて、皆は手を引いて欲しい」
サーバル
「何を言い出すの?」
ヒグマ
「これは私たちの失態が招いた事態でもある。
もう一度チャンスをくれ。 頼む」
コウテイ
「ヒグマ、君の気持ちは よく分かる。
だが、これは『音程』という精密さを求められるオペレーションだ。
アイドルである我々こそ適任、いや、我々にしか出来ないミッションだ。
そうだろ?」
ヒグマ「・・・」
マドンナ
「そういうことなら私たちだって!」
部屋にマドンナ+イッカクが入ってくる
ランペ
「私たちも協力します」
それを聞いたコウテイは、まずマドンナたちに、
「いずれ君たちの力が必要になるかもしれない。 今は待機していてくれ」
そしてhaquAに、
「パークのアイドル文化を守る使命が君たちにはある。 頑張ってくれ」
ーと穏やかに告げた。
私はコウテイが何が言いたいのか分かってしまった。
イワビー・ジェーン・フルルも互いにアイコンタクトをしている。
まさかこんな形で『PPPが1つになった』と実感できるとは思ってもみなかった。
コウテイ
「すまないが、かばん。 もう少しだけ付き合ってくれ。
場所を移して、話を詰めよう」
そう言うとコウテイは部屋を出て行き、続いてPPPの面々も部屋を出ていく。
かばん
「・・・分かりました。
タイリクさん、ツチノコさん、ありがとうございました。
サーバルちゃん、ごめんね。 ちょっと待ってて…」
そう声を掛けると、かばんも部屋を出ていくのだった・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2話 ~ペパプの声 PPP‘s sonic~ へ続く...