ダイア ΛΛ”
「ふん、聞こえたぞ! ヒトのフレンズの叡智と言ったところで所詮その程度か。
成長を拒むだけで消えるような弱っちぃヤツだけあるな」
博士
「! それは『ワルドミーネの魔法書』に載っていた情報ですか?
真実なのですか?」
ダイア
「さあな。
だが私はそう聞いている」
かばん
「何ですか、それ?
僕が読んだことが無い、ということは『としょかん』には置いてない本ですよね」
助手
「パークの とある研究員が残した実験記録です。
ヒトにサンドスターを投与したり、フレンズにサンドスター・ロウを投与したりと
倫理的に問題がある、として記録は抹消されたのです」
タイリク
「私も噂だけは聞いたことはあるが・・・
作家の立場として言わせてもらえば、使い勝手が悪いだけの とても納得しがたい設定だな。
『老いを拒んで』なら まだしも・・・」
∑(・д・)ピクッ
ダイアウルフ、カバ、博士たちが反応したように見えた... のは気のせいだろうか。
ダイア
「ヒトのフレンズとやらが、どうなろうと知ったことじゃない。
だが、あえて そう言及するということは、逆説的に動物のフレンズは成長を拒めるということだろう。
事実、私はサンドスターの消費を極限まで抑えることで現役の力を維持している。
セルリアンを倒すために…」
カバ
「・・・」
かばん
「ちょっとすいません。
僕の失言で話が逸れてしまいましたが、そろそろ本題に・・・」
ダイア
「ふん! ヒトのフレンズなどにはそもそも期待していない。
それよりなんで#こんな気の抜けたようなのにセルリアンハンターを名乗らせてる?
コイツらのせいでダイヤリアンの侵攻を許したんだぞ!」
ヒグマ
「・・・」
ライオン
「ちょっと言い過ぎじゃないかぁ?」
ダイア
「お前もお前だ!
『百獣の王の一族』のプライドは無いのか!?」
ライオン
「君の言ってるのは
相手のプライドは尊重しなくていいのかぁ?
そもそも私にとって何より大事なのは『
ダイア
「うっ」
ライオンの迫力に、さすがのダイアウルフもたじろぐ。
ヘラジカ
「はっはっはっ!
さっきから随分吠えると思ったら強そうな腕だなぁ。
一つ私と勝負してみないかぁ?」
シロサイ
「今は自重してくだサイ」
アフリカタテガミオオヤマアラシ
「止まる… ですぅ」
オオアルマジロ
「うぅ…」
ヘラジカがダイアウルフの元に行こうとするのを、引き摺られながら三人掛かりで必死で止める。
オーロックス
「やべぇよぉ、ヘラジカやべぇよぉ…」
オリックス
「私たちも止めに回った方がいいのか…?」
キンシコウ
「ダイアウルフさん。
それについては、チーム全体の責任として重く受け止めています。
この教訓は、今後に必ず活かしたいと思います」
リカオン
「今はハンターとしてではなく、1フレンズとしてここに居るつもりです。
セルリアン討伐のためには何でもしますから・・・協力させてください」
ヒグマ
「お前たち・・・」
かばん
「とにかく!
過ぎたことを どうこう言っても仕方ありません。
そして現状はかなり厳しいものだと言えます。
でも、前に進むしかないんです。 だから・・・
どんな些細なことでもいいので、前向きな意見をお願いします。
みんなで。 みんなで一緒に考えましょう」
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