私はダイアウルフの話を聞いていて、あまりに夢との共通点が多いことに戸惑いを覚えていた。
同時にダイヤを壊すヒントになるかもしれない出来事を、夢の中に見つけた。
いや、ヒントになるかどうかも分からない情報だ。
しかもソースが夢と来ている。
とても話せない。
コウテイ
「どうした?
もしかして何か思い付いたのか?」
プリンセス
「・・・」
コウテイ
「大丈夫だ。 かばんも言ってただろう。
どんな小さなことでもいい。 言ってみよう。
私もフォローする」
そうだ。
コウテイは いつもメンバーへの目配り・気配りを忘れない。
何より私に「夢の翼」をくれた。
今も私に勇気をくれようとしている。
こんな人だからコウテイをリーダーに指名したのだ。
形は違えど、素敵なリーダー、素敵なチームだと思う・・・
かばん
「何か・・・ 何かありませんか?」
かばんの声が空しく響く。
議場には停滞感と閉塞感が漂っていた。
そして今、私がやるべきことは、
この「きょうしゅうエリア」という
私は勇気を出して・・・
しかし、おずおずと手を挙げる。
かばん
「はい、なんでしょう? プリンセスさん」
指名された私は、
トキとショウジョウトキの歌で、アナツバメの持っていた#ダイヤが破壊されていた、ということを語った。
もちろん夢の中での話であることは申し添えて・・・
かばん
「・・・」
!❗
コウテイ
「何か思い付いたのか?」
サーバル
「きっとそうだよ! こういう時のかばんちゃんは すっごいんだから!」
かばんはツチノコに何かを頼む。
ダイア
「歌だ!?
しかも夢の話なんかを信じるのか?」
博士
「いい加減にするのです、ダイアウルフ。
他人の意見を否定するだけでは事態は好転しませんよ」
助手
「何か意見があるのなら代案を示すのです」
ダイア
「・・・」
かばん
「お待たせしました。
こちらを見てください」
ツチノコ
「まったくフレンズ使いの荒いヤツだ。 ホラ!」
モノには固有の振動(音程)というものがあって、
ダイヤも同様に音程を合わせれば、破壊することは十分可能なはずです。
博士
「下の方の難しい理屈など、どうでもいいのです」
助手
「要は『大音量で特定の音程を当て』ればダイヤリアンの『へし』も壊せるということで良いのですね」
サーバル
「じゃあトキたちの歌があればセルリアンを倒せちゃうの?」
かばん
「2人だけじゃ危険すぎるよ。 それについては考えるけど・・・
まずは本当にダイヤを壊せるかを検証してみないと」
博士
「実験するのです。 ダイヤを持っている者は出すのです.
そうです。 アナツバメなら沢山持っているはずなのです」
助手
「すぐトキたちと、アナツバメを呼んでくるのです。
壊せるかどうかやらせてみるのです」
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