声を挙げたのはコウテイだった。
コウテイ
「かばん、トキたち、博士たち、そして皆、ありがとう」
コウテイ、何を言い出すつもりなの?
コウテイ
「ここから先は私たちPPPに任せて、皆は手を引いて欲しい」
サーバル
「何を言い出すの?」
ヒグマ
「これは私たちの失態が招いた事態でもある。
もう一度チャンスをくれ。 頼む」
コウテイ
「ヒグマ、君の気持ちは よく分かる。
だが、これは『音程』という精密さを求められるオペレーションだ。
アイドルである我々こそ適任、いや、我々にしか出来ないミッションだ。
そうだろ?」
ヒグマ「・・・」
マドンナ
「そういうことなら私たちだって!」
部屋にマドンナ+イッカクが入ってくる
ランペ
「私たちも協力します」
それを聞いたコウテイは、まずマドンナたちに、
「いずれ君たちの力が必要になるかもしれない。 今は待機していてくれ」
そしてhaquAに、
「パークのアイドル文化を守る使命が君たちにはある。 頑張ってくれ」
ーと穏やかに告げた。
私はコウテイが何が言いたいのか分かってしまった。
イワビー・ジェーン・フルルも互いにアイコンタクトをしている。
まさかこんな形で『PPPが1つになった』と実感できるとは思ってもみなかった。
コウテイ
「すまないが、かばん。 もう少しだけ付き合ってくれ。
場所を移して、話を詰めよう」
そう言うとコウテイは部屋を出て行き、続いてPPPの面々も部屋を出ていく。
かばん
「・・・分かりました。
タイリクさん、ツチノコさん、ありがとうございました。
サーバルちゃん、ごめんね。 ちょっと待ってて…」
そう声を掛けると、かばんも部屋を出ていくのだった・・・
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2話 ~ペパプの声 PPP‘s sonic~ へ続く...