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巣立ち~A moment of eternity~

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本作は「けものフレンズ2」の二次創作小説です(SSタグは付けてありますが、どちらかといえば小説のような内容です)
全12話のネタバレが多く含まれますのでご注意ください

場面は12話が終わってから数日経った話です

※そんなに長くないです
1日に1回更新できればいいかなー、くらいで

巨峰・アーリア
作成: 2019/04/23 (火) 21:48:51
最終更新: 2019/04/23 (火) 21:50:36
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1
巨峰・アーリア 2019/04/23 (火) 21:52:33

フレンズ型のセルリアンの脅威を跳ね除け、2日が経った

事件後のかばんが行った実験と調査によると、海底火山からのセルリウム放出は大幅に削減されたことが判明した
海岸にキュルルが書いた絵を置いても、そこからセルリアンが発生することはなくなった
バンドウイルカとカリフォルニアアシカも「海のご機嫌も大丈夫」と言っていた

それを聞いたフレンズたちは安堵し、貰った絵を持ってそれぞれの縄張りへと帰っていった

事件後、経過を見るためにキュルルたち3人はかばんの研究所に泊まっていた
だが何か問題が起きるわけでもないので、明日にはキュルルは「自分が役に立てること」を探しに出かけるそうだ

 
その日の夜のことだった

かばんは3人に「カレー」と呼ばれる料理を振る舞った
最初は辛い辛いと叫んでいたカラカルが一番多く食べており、キュルルとサーバルはそんな姿を見て笑っていた

3人に貸した客間を後にし、かばんは自室に戻った
部屋の電気をつけ、靴を脱ぎ、ベッドに仰向けで大の字に倒れる

「はぁ~っ」

天井を見上げながら、数日前のことを考える

“サーバルとの再会”

かばんにとって、絶対にありえないと思っていた衝撃的なことであった
残酷にも、サーバルは彼女のことを覚えてはいなかった
それでも、かつて自分が共に過ごした友(フレンズ)がそこにはいた
相変わらずの壊滅的なネーミングセンス、天真爛漫で無邪気な笑顔、何にでも興味を示す性格、友を助けようとする優しさ
何も変わっていなかった
見たものに自分はいなかったが、たしかにサーバルそのものであった

そんな彼女も、明日にはここを去っていく
別れを惜しむべきか、また会える可能性があること喜ぶべきか
失った思い出を悲むべきか、彼女の門出を祝うべきか

はっきりしない感情が、かばんを包んでいた

このままサーバルと共に過ごしたい自分もいる
彼女に新しい世界で、新しいことを見させてやりたい自分もいる

ヒトって、なんて欲張りでワガママな生き物なんだ――――
かばんは自嘲気味に目を閉じた

2
巨峰・アーリア 2019/04/24 (水) 20:29:22

ぽっかりと空いた心に意識を奪われそうになったそのとき、扉をノックする音が響く
かばんは慌てて体を起こした

「どっ、どうぞ」

アフリカオオコノハズクの博士か、それともワシミミズク助手かな
彼女の予想に反し、意外な人物が入ってきた

「あの、遅くにすみません」

そこに立っていたのは、キュルルだった

「あれ、どうしたの?…もしかして眠れない?」

かばんはとっさに作り笑顔を見せた
キュルルは悲しげな表情を浮かべ、うつむいている

「……かばんさんに、相談したいことがあるんです」

 
かばんはキュルルを椅子に座らせ、自分はベッドの上に座った

「相談したいことって、どんなこと?私で良ければ相談に乗るけど、サーバルやカラカルの方が聞きやすいんじゃない?」

何の気なしに聞いた言葉だったが、キュルルがそれを聞いた途端に

「…………」

深い海に沈んだような、より深刻な表情になってしまった

彼女は重い口を開く

「ボク、誰かの役に立てるでしょうか?」

およそ想定内の質問だった
自分も前に、そんなことを考えたことがある

「落ち込むことないじゃないか。君にはたくさんできることも、役に立つようなことだってできるし、できたじゃないか」

「でも!」

キュルルの小さな叫びは行き先を失い、彼女は拳を強く握りしめることでなんとか押し殺した

「ボクができたことなんて、絵を描くことくらいで…でもそれが、セルリアンを生み出してしまうのなら…!」

彼女がそう思うのも無理はなかった
絵から無尽蔵に現れたセルリアンたちは、集ったフレンズたちが死力を尽くしてなんとか撃退したものだった
そしてその絵を書いたのは、紛れもなくキュルル本人だった

まだ未確定なことが多かったが故、キュルルたちにセルリウムの経過は伝えていなかった
だが、見事に裏目に出てしまった

3
巨峰・アーリア 2019/04/25 (木) 22:23:12

「大丈夫、海底火山のセルリウム噴出量はかなり抑えられたみたいだし、もう描いた絵からセルリアンも出てこないよ」

「……そうなんですか」

それでも、彼女から陰りが取れることは無かった

「まだ心配?今まで通り、好きなときに好きなものを描いていいんだよ」

「……怖いんだ」

握り締められていた手は、小刻みに震えていた

「怖い?」

「ボクが描いたのは絵のせいで、ボクのせいで……サーバルやカラカル、大切な人が傷ついたら…」

今にも泣き出しそうな表情で、視線を上げた

「1歩間違えば、リョコウバトさんだって……」

「キュルル」

かばんは冷静な口調で言った

「君は、絵が描くのが好き?」

「好きだけど…でも、それじゃあセルリアンが!」

「『セルリアンを生み出すつもりで絵を描いたこと』、1回でもある?」

「それはない…けど…」

サーバルは机の隅に置かれたスケッチブックを開いた

「私はこの絵とっても好きだし、フレンズからも評判だったよ、この絵」

ページをめくるたび、かばんは彼女の思い出を追体験できるように感じた

「また1枚描いてほしいな。実はセルリアンの実験で、貰った絵を…」

「違うんです」

かばんはスケッチブックを閉じて、キュルルの方へ向きなおす

「ボクが近くにいると、カラカルやサーバルたちが危険な目にあってしまうかもしれない…」

キュルルの目元には、涙が溢れていた

4
巨峰・アーリア 2019/04/26 (金) 21:39:11

「セルリアンに食べられたら、記憶を無くしちゃうって!ボクのせいで大切な思い出が消えてしまうくらいなら、ボクなんか…!」

かばんはキュルルの肩に手を置いた

「消えないよ」

そのままゆっくり肩を抱き寄せ、腕を絡めた

「思い出は絶対に、永遠に消えない」

「でも…」

「思い出そのものは、一瞬かもしれない。でもそれは見えなくなってしまうだけで、無かったことにも、消えるわけでもない」

かばんはキュルルと向き合い、優しく言った

「永遠なんて存在しない。他の人から見たら、私たちの命だって一瞬のようにしか感じられないかもしれない。だからその一瞬を大切にして、一生忘れないで」

キュルルは袖で目元を擦りながら、深く頷いた

「ちゃんと聞いてたよ、君は『フレンズが大好きなんだ』って。その気持ちがあれば、その思い出は永遠のものになるよ。サーバルやカラカルとの思い出、これからもたくさん作ってね」

「………はい………!」

キュルルは涙でしわくちゃになった顔で、無理やり笑顔を作った

「そういうことだったんだね、サーバル」

口元で呟かれた言葉は、他の者の耳には届かなかった

かばんはあろうことか、自分で言った言葉から本当の気持ちを見つける事ができた

サーバルを失ったあの日
自分のすべてが崩れゆくような感覚に陥ってた
今までの旅も、楽しかった日々も、涙を流した時も
すべてを否定されたように思っていた

サーバルと再開したときも、彼女には自分との記憶が無かった
そんな彼女と出会っても、過去の時間が戻ってこないことも理解していた

それでも自分は今、ここにいる
かつて自分と共にいた(サーバル)のお陰で、その友は今も自分の中に大切に残っている
彼女を忘れたことなど、片時も無い

それは『思い出が消えることは決してない』から

5
柿崎だったり 2019/04/26 (金) 22:00:30

(読んでますよ)

6
巨峰・アーリア 2019/04/27 (土) 23:02:02

「あの……その…」

キュルルは少し照れ臭そうに、目線を外してして言った

「どうしたの?」

「かばんさんは、どうしてそんなに…心が強くなれたんですか?」

「心?」

「ボク、かばんさんみたいに強い心を持ったヒトになりたいんです!いつもサーバルやカラカルに頼りきりだし、臆病だし…」

彼女の見た目相応の子供っぽさをした、キラキラと輝いた目になっていた

「え、えー……十分強いと思うよ?もし私が描いた絵からセルリアンが出てくるって知ったら、ショックで3日は寝込むなぁ…」

「そ、そうですか……」

「あ、キュルルが鈍感だとか、そういう意味じゃないからね!」

「い、いえ…はい、気にしてないです」

「ふふっ…君って意外と、昔の私と似てるかもしれない」

「本当ですか?」

「うん。私も小さな頃、いろんな事が……」

会話の花が満開になったところで、急に扉を開ける音が割り込む
体の半分だけを部屋の中に覗かせる

「…声が大きいのです」

「あっ、博士…ごめん、寝てた?」

「私は夜行性だから問題ないのですが…2人は昼行性、早く寝ることを勧めるですよ」

コノハはキュルルの方をじっと見る

「そうだね。もしサーバルたちが起きたら心配するだろうし、早く部屋に戻ったほうがいいよ」

「わかりました。かばんさん、ありがとうございました」

キュルルは部屋を後にし、寝室の方へ向かって歩いて行った

彼女が角を曲がって、声が届かなくなったであろう位置に行ったところで、コノハはかばんに向き直った

「かばんは、辛くはないのですか?」

「え、私?もう寝るつもりだけど?」

「違うのです。かばんはサーバルのことを……」

「聞いてたんだ…音を立てずに近付くのは造作もない、だっけ?もしかして部屋に入ってきたのも狙って?」

コノハは少し焦った口調で言う

「かばんは、本当にそれでいいのですか?」

「いいの!私、もう大丈夫だから」

「またそうやって嘘を…」

「嘘じゃないって、きっと今のサーバルの幸せは、あの子たちと思い出をたくさん作ることだから。それに、サーバルはいつだって」

かばんは自分の胸に手を当てる

「ちゃんと、ここにいるから」

7
巨峰・アーリア 2019/04/28 (日) 20:43:17

翌朝、朝食を済ませたキュルルたちは、新たな場所へ向かう準備をしていた
ポシェットにジャパリまんや新しい色鉛筆、そして腕時計型のラッキービーストをつけ、あとはかばんたちに別れを言うだけとなった

「あなたたちには、迷惑たくさんかけちゃったわね」

「かばんさん、本当にありがとうございました」

「サンドスターのけんきゅう?頑張ってね!あれ?博士と助手は…」

サーバルの背後から、突然声が聞こえる

「「ここなのです」」

「うみゃぁッ!?」

「ビックリしたじゃないの!」

咄嗟の出来事にサーバルは飛び上がり、カラカルは臨戦態勢すら取っていた

「サーバル、お前だけに話しておきたいことがあるのです」

「私に?」

「こっちに来るのです」

コノハとミミはサーバルの両腕を掴んで、引きずるように離れていった
カラカルとキュルルには聞こえない位置で、彼女に耳打ちをしていた

「…あの子、何を聞いてるのかしら?」

「さぁ…」

かばんはカラカルとキュルルの間に入って、こちらも耳打ちするように話した

「なっ、何?」

「カラカル、これからもあの子のこと…よろしくね」

カラカルは広角をクッと上げて笑顔を見せる

「前にも聞いたわよ。安心して!サーバルだろうとこの子だろうと、みーんな私に任せておきなさい!」

「それは頼もしいや」

今度のかばんの表情は、この晴天のように晴れやかだった

「あれ…ねぇあなた、この前はなんか…」

「キュルル!」

「はっ、はい」

8
巨峰・アーリア 2019/04/29 (月) 21:10:20

突然呼ばれたキュルルは、咄嗟に姿勢を正した

「この先もいろんなことがあると思う。時には辛いことや、悲しいことだってある。でも、そんなときはいつでもここに来てね」

「かばんさん…」

「自分が役に立てるような場所や、やりたいことが見つかったら、それを目一杯楽しんで!そこでも、君のことを助けてくれる人は必ずいるから」

「はい…」

キュルルの肩をしっかり掴んだ

「君はきっと、大丈夫」

「!!」
 
 

キュルルの脳裏に、1人のヒトの姿が現れた
顔はよく見えないが、とても暖かな表情をしていた

「1人で行けるようになるなんて、こんなに早く成長するとは思わなかったわ」

自分にとって、とても聞き慣れた声が響く
立て続けに、今度は自分の声も聞こえる

「うん!パークにはね、たーくさんのフレンズがいるんだ!だから、1人でも怖くないよ!」

「そうよね…ちょっと心…しすぎかし…だって、あなたは……自慢の…………ですもの…」

声がだんだんと途切れ途切れになっていき、視界も暗くなっていく
薄れゆく意識の中、肩を掴んでくる感触だけ感じることができた

「あなたはきっと、大丈夫」
 
 
 
「!!」

「ちょっと、聞いてるのキュルル?」

「もしかして、気分悪くなっちゃった?」

キュルルの頬に、一筋の涙が走る

「……ぁさん…」

「え?」

聞き直す前に、キュルルはかばんの胸に吸い込まれた

「おふぁあふぁん!」

「えっ、どうしたの!?今なんて言ったの?」

「ちょ、アンタ泣いてるの!?何があったのよ?」

キュルルはかばんの懐で、涙を流し続けている

「もしかして、肩叩かれたの痛かった?そんなに強くした覚えないけど……」

『キュルル、大丈夫?ドコカ痛ムナラ教エテネ』

「ラッキーさんまで心配してるじゃない!ねぇ、何があったのか教えてよ!」

キュルルは泣き続けたまま、首を横に振った

「大丈夫、大丈夫だよ」

かばんは優しく、彼女の髪を撫で続けた

9
巨峰・アーリア 2019/04/30 (火) 21:15:44

数分して、キュルルはようやく泣き止んだ

「…ごめんなさい」

「ちょっとアンタ、何があったのよ?さっき言ってた、お…ナントカって何よ?」

「えっ、何か言ってた?」

「はぁ!?アンタ、さっき自分で言ったんじゃない!」

「無意識のうちに言ってたのかなぁ…?私もあんまりよく聞き取れなかった」

今度はカラカルがキュルルの肩を掴み、前後に激しく揺らす

「というか!なんで泣いてたのよ、教えなさい!」

「え、えーっとぉ…なんか、懐かしい感じの女性、かばんさんよりもっと大きい人が出てきて…それで…」

「それでっ!?」

「……あとはよく覚えてないけど、その人にかばんさんに面影を感じて……なんだか泣きたくなっちゃって……」

その言葉を聞いた瞬間、かばんはハッとした

「ハァ!?どういうことよそれ、意味わかんないじゃない!」

「ボクにもよくわかんないんだって!」

いつものような2人のケンカを見て、かばんはホッとしていた
そこに、サーバルが呑気な顔をして帰ってきた

「たっだいまー!あれ、2人ともどうしたの?」

「ちょっとサーバル、この子が泣いてたのに気づかなかったの!?」

「博士たちが『もし思い出したら戻ってこい』とか、『自分が進みたい方へ行け』とか、よくわかんなくて寝ちゃってた!」

「まったくアンタは…」

この感じ、やっぱりサーバルだな
かばんは再び、懐かしさを噛み締めた

 
「じゃあ、私たち行くね!」

「行く当てはあるのですか?」

「特にないけど…まず、ボクたちが行ったことのない場所に行こうと思うんだ!」

「レールの方でも、ホテルの方でもないとすれば……ここから北上するのですね」

「ま、そういうことね」

別れの雰囲気が辺りを包む

10
巨峰・アーリア 2019/05/01 (水) 21:16:10

「3人とも、色んなフレンズに会えるといいね!」

心配になったミミは、かばんの横顔を見つめる
彼女の目はあまりにまっすぐで、涙一つ流していなかった
それどころか、何か誇らしいような表情を浮かべている
何も隠さない、彼女たちを包む青空のように晴れやかだった

「…かばん?」

かばんは笑顔で彼女たちを見送り続ける

「不安になったり、怖かったらいつでも戻っておいで!でも、自分が居たいと思う場所…おうちを探せたら、そこを大事にしてね」

「はい!」

カラカルはキュルルの手を引いて、足を進めた

「さぁ、行きましょ!」

「うん!」

言うまでもなく、それにサーバルもついていく

 
彼女たちの姿が、徐々に小さくなっていく
かばんは、それを黙って見送る

「かばんちゃん!」

3人は振り返って、大きく手を振った

「行ってきまーーすっ!!」

 
かばんは1歩だけ前に出て、大きな声で叫ぶ

 
「ありがとう」
 
 
 
「元気で!」

3人が見えなくなるまで、大きく手を振り返し続けた

11
巨峰・アーリア 2019/05/01 (水) 21:16:19


(1:29~)

 
Sentimentally, the time will pass us by
(時が経つのは早いもので、別れの季節が顔を出す)

And all we shared was a moment, I know
(私たちの思い出は、記憶の中に沈んでしまった)

But that moment will shine us through to the sky
(でも、そのわずかな時はやがて永遠の輝きになる)

So don’t look back, let the moment be forever
(忘れちゃう日が来ても、消えることは決してないから)
 

「オカしなものだな、ナゼカノジョはワカれをオしまないのだろうか?」

「キいたコトがある。ヒトはあるテイドセイチョウすると『ジリツ』というものをするらしい」

「スダちにニたようなものだろうか?」

「オソらく、カノジョはそれをウけイれたのだろう」

「まるでオヤドリのようだな」

「ヒトのコトバだと『おカアさん』というらしいぞ」

 

Speed of time was different for us
(2人に流れる時の速さは違ったみたい)

Not to say that was all bad
(私たちも、いいコンビだったのかな)

Nonetheless those moments we’ve treasured
(だけど、一緒に作った思い出は)

Will be carved into stone eternally
(『星の記憶』に刻まれて、永遠に…)

 
「…カナしくはナいのだろうか?」

「そうかもしれない。だがドウジに、カノジョはサーバルのセイチョウをヨロコんでいるんじゃないだろうか」

「ベツのミチとはいえ、カノジョたちはマエにススむようだな」

「それにミろ、カノジョのココロを」

「ワタシタチのクロすらウけトめる、ホンモノの『シロ』だ」

「…どうやらカノジョに、ワタシタチはヒツヨウナいようだ」

12
巨峰・アーリア 2019/05/01 (水) 21:16:24

So please never forget
(心の奥にしまい込んで)

All the precious time we shared
(私たちの宝物、小さな大冒険を)

The warmth of your hands
(手を繋いで伝う温もりと心を)

Don’t forget
(忘れないで)

don’t look back
(振り返らないで)

I’ll be there
(『ここにいるよ』って笑えるから)

 

Promise me that you’ll walk again
(歩き出して、私のゴールとは別々だけど)

Won’t you show me that smile?
(その時は笑ってみせて?)

And I know, you will find that someone
(私にはわかるよ、君はきっと見つけられるから)

Who will help you move on
(共に生き、共に助け合う友を)

 
Since that day you came and took my hand
(あの日、君と私が出会ったとき)

Our story began
(私たちのストーリーが始まったんだね)

So don’t be scared to reach out for someone
(怖がらないで、踏み出した先に未来があるから)

I know you will be fine
(君はきっと大丈夫)
 

just go on
(だから、元気で)
 

ゼノブレイド2 黄金の国イーラ エンディングテーマ
Jen Bird「A Moment of Eternity」

~Fin~