巨峰・アーリア
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2019/05/01 (水) 21:16:10
「3人とも、色んなフレンズに会えるといいね!」
心配になったミミは、かばんの横顔を見つめる
彼女の目はあまりにまっすぐで、涙一つ流していなかった
それどころか、何か誇らしいような表情を浮かべている
何も隠さない、彼女たちを包む青空のように晴れやかだった
「…かばん?」
かばんは笑顔で彼女たちを見送り続ける
「不安になったり、怖かったらいつでも戻っておいで!でも、自分が居たいと思う場所…おうちを探せたら、そこを大事にしてね」
「はい!」
カラカルはキュルルの手を引いて、足を進めた
「さぁ、行きましょ!」
「うん!」
言うまでもなく、それにサーバルもついていく
彼女たちの姿が、徐々に小さくなっていく
かばんは、それを黙って見送る
「かばんちゃん!」
3人は振り返って、大きく手を振った
「行ってきまーーすっ!!」
かばんは1歩だけ前に出て、大きな声で叫ぶ
「ありがとう」
「元気で!」
3人が見えなくなるまで、大きく手を振り返し続けた
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