避難所のが面白かったので、続きを見たいなと作りました
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おしらせ
タイトル背景・アイコン募集中
🐉
フレンズピックアップ企画
週間フレンズ+月刊けものを統合し、総合ファンスレとしてリニューアル
詳しい事はスレで
秋イベント
けもがたり
変則隔週日曜日 22:00~23:00 けもがたりの場所
11・12月の予定 🐸<もう今年も終わりでありますなぁ
11/3 黄色い生き物の話 モンキチョウ、キビタキ、ウデフリツノザヤウミウシなど
11/17 赤い生き物の話 アカゲザル、タンチョウヅル、ベニザケ(繁殖期)など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12/1 緑・青色の生き物の話 ミドリムシ、ウグイス色のメジロ、アオツラカツオドリ、マルタタイガーなど
12/15 雪と氷と生き物と ユキヒョウ、ニホンザル、アザラシ、ワカサギなど
12/29 これまでのけもフレとこれからのけもフレ プロジェクト10周年!
けもがたり保管庫
(けもがたり過去ログまとめ)
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日記
2024/9/9
久々の日記更新。この前三次コラボに行ってきました。親になると子供目線で施設を見たり色々と気付きが出てきますね。
2024/10/23
詐欺に遭って所持金ごっそりやられました。みんなも美味しい話には気をつけてね
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【ネタバレ注意!】けものフレンズ3ストーリー感想・考察スレ 2 日前
???「セルリアンのフレンズ特有の手なのです。それも、何かしらを攻撃する為の」
かばんちゃん「その声は…」
サーバル「セミちゃん!」
セルミミズク「サーバルのギャグは」
ワシミミズク「置いておくとして」
サーバル「ギャグじゃないよ!」
かばんちゃん「助手さんまで!」
セルミミズク「そのセルリアンのフレンズ、名前は何と言うのですか?」
サーバル「セーバンだよ!どう、何かわかる?!このままセルリアンになっちゃうなんて嫌だよ!」
セルミミズク「セーバン、落ち着くのです、我々セルリアンは欲求の力に左右されやすいのです、フレンズ化した事で身体的欲求が刺激されたのでしょう、心を静かに目を閉じて大きく息をするのです」
セーバン「ヴゥ…フゥーースゥーーフゥー……」
かばん「ああっ、セーバンさんの手が元の形に…」
セーバン「…もう…大丈夫…」
サーバル「セーバン!良かった…セルリアンになっちゃったらどうしようって…!」
ワシミミズク「さすが元セルリアン、いえ今でもセルリアンなのですがこんな所で役に立つとは人生とはわからないものですね、所でかばん、そのセーバンというフレンズはどうしたのです?」
かばん「話すと長くなるんですがー」
「しんごじちゃん」と「かがやき」の夢のコラボ
かばんちゃん「という訳なんです」
ワシミミズク「サーバルとヒトを兼ね備えたフレンズ型のセルリアンという訳ですか」
サーバル 「というとはセミちゃんと同じってこと?」
セルミミズク「違うのです。私とまったく同じという訳ではないのです」
ワシミミズク「それはどういうことですか?」
セルミミズク「私はワシミミズクの輝きを取り込みこの姿をとっているに過ぎません」
サーバル「うーん、よくわかんないや!わかる?かばんちゃん」
かばん「つまり、セルミミズクさんはセルリアンのままフレンズさんの姿だけをを真似ているという事でしょうか」
セルミミズク「まあ、そんなところですね、今回は偶々、私の知識が役に立ちましたが、セーバンは未知の部分が多すぎます、また暴走しないとも限りません」
ワシミミズク「成る程、やはり一度、博士の所で調べた方が良いのではないですか?久しぶりにお前の料理も食べたいのです」
サーバル「もー、ほんとは料理が食べたいだけじゃないのー?!」
セーバン「りょうり……?」
かばんちゃん「それはともかくとして。助手さんにセルミミズクさん、お二人はどうしてここに?博士さんと一緒に図書館にいたのでは…」
ワシミミズク「重大なパークの危機の可能性が予見されたのです。博士に命じられ、私はこの先にいるであろうセルリアンハンター達とクロ(シンゴジ)へ援護を要請しに、」
セルミミズク「そして私は火口のサンドスターの挙動を調査しに行く予定だったのです。その道中で、あなた達と出くわしたという訳なのですよ」
サーバル「重大なパークの危機って…?」
セーバン「…?」
ワシミミズク「ここ最近、セルリアンの超大量発生が相次いでいるのです。」
セルミミズク「何かが起こる前触れなのです。」
かばんちゃん「大量発生…さっき僕達もサバンナで見ました…」
ワシミミズク「後、山に登ることは許さないのです。聖なる場所なのです。」
セルミミズク「と、言いたいところですが、かばん達には調査をしてきて欲しいので、許すのです。」
セルミミズク「ただ、セーバンには気をつけるのですよ。今はフレンズだとしても、セルリアンの本能は残っているみたいなのです。」
セルミミズク「お前はどっちの味方なのですか?」
セーバン「えっ?」
セルミミズク「私はさらなる力を手に入れるためにわざわざフレンズの味方をしているのです。お前はこっち側かセルリアン側かと聞いているのです。返答次第では・・・」
セルミミズクは手を変形させ、セーバンに襲う態勢を取る
サーバル 「やめてよ!セーバンちゃんは傷つけるような子がじゃないよ!だってもうお友達だから…!」
かばんちゃん「そうですよ!まだ完全に敵と決まった訳ではありませんし、僕もセーバンちゃんがそんなことをするとは思えません」
セーバン「・・おとも・・だち・・?」
セーバン「分から…ない…」
ワシミミズク「…は?」
セーバン「“おともだち”が何なのか、分からない。他の事も、全部」
セーバン「だから、もっと知りたい。かばんの事を、サーバルの事を、皆の事を、そして何より自分の事を」
セルミミズク「…その好奇心は、かばん譲りかそれともセルリアン由来か。しかし今の所は、安全と見なしても良さそうですね」
かばサー「セーバンちゃん!」
2人、抱き着く。
セーバン「わぷっ…」
ワシミミズク「ですが、油断は禁物なのです。セルミミズク、一緒に火口に行く際には注意するのですよ」
セルミミズク「分かっているのです」
ワシミミズク「それからお前達、以前あの山に登った時に中腹辺りで見たものを覚えていますか?」
かばん「はい、確かヒトが造った乗り物だと…セルミミズクさんがそれを真似て島の外に出ようとしたんですよね」
セルミミズク「……お前達のおかげで失敗に終わりましたが……ですがあれはただ単にヒトを乗せる為の物では無いのです」
かばん「どう言うことですか?」
ワシミミズク「恐らくあれは本来、ヒトを乗せるよりも火……我々の恐れる火を大量に使って破壊を行うための物だと言う結論に至ったのです」
サーバル「えーっ、なんか恐いよ、やーだー」
セーバン「…恐い……?」
セルミミズク「度重なる噴火の震動によってか別の要因かは不明ですがあれに積まれていた物が爆発し、山のどこかに亀裂が生じたのではないかと」
かばん「そんな…、じゃあ、そこからあの黒いサンドスターが……?!」
ワシミミズク「その可能性はあります。しかし現状、何より注目すべきなのはそこではないのです」
セルミミズク「ヒトを、そんな代物を使わなければならない程に追い込んだ…そんな存在が、山に眠っている可能性があるのです」
かばん「…!」
セーバン「サーバル、怖いの?火って、何?」
サーバル「火っていうのは、なんて言うか。“ボッ”ってなって、“メラメラ”ってして、“シュー”って消える物だよ!」
セーバン「分かんないや」
サーバル「」
ワシミミズクと別れた一行を乗せたバスは順調に聖域の山へと向かっていた
セルミミズク「ふむ、このバスという乗り物、以外と悪くないのです」
サーバル「えーっ、私は空を飛べる方がずっと良いなーどこでも好きなとこ自由に行かれるもん!」
セルミミズク「それはお前が地を駆ける事を当然と思うように私もまた空を飛ぶ事が当然と認識しているからですよ……慣れとは恐ろしい物ですね」
セーバン「飛ぶって怖い……?」
セルミミズク「……高高度で飛行不能になれば恐怖を感じるかも知れませんが、気分の高揚…言い換えれば楽しい…と言うことになるのでしょうね、セーバン、お前、空を飛びたいのですか?」
セーバン「飛ぶ…」
遥か後方、セルリアンハンター達の元へ急ぐワシミミズクを見上げるセーバン。
セーバン「気持ちよさそう」
サーバル「だよねー♪」
セルミミズク「全く、これだから歩行生物は。この姿になってから気付いたことですが、足で速く走れるあなた達も私からすれば羨ましいのですよ」
かばん「あ、それ分かります!」
ボス(かばんの手首)『火山ガ見エテキタヨ』
賑やかな一行は、そのまま緩やかな坂を上がって行くのだった。
一方その頃、ヒグマ達は。
ヒグマ「何だったんだ、あの集団たちは」
リカオン「みんみ様を探す、とか言って走って行っちゃいましたね…」
クロ(シンゴジ)「ガウ………ッ!?」
クロ、弾かれるように火山の方向を睨む。
キンシコウ「?どうかしましたか、クロ」
クロ「…グルル……!」
彼女が睨みつけていた火山。その、遥か地下。
災厄が、そこで目覚めの時を待っていたのだった。
ボス「火口ニ着イタヨ」
かばん「ありがとうございます、ラッキーさん」
セルミミズク「ここでバスとは一度さよならですか」
セーバン「バス、ばいばい」
サーバル「あれー、火口の淵に誰かいるよ。ねぇねぇ、あなた何のフレンズ?」
???「フレンズ?……名前の事か。俺はクレナイ・ガイ、ただの風来坊さ」
そういって謎の人物は去っていった。
サーバル「変な子だったねー」
そのとき突然セーバンからサーバル似の耳とかばん似の鞄が消えた。
サーバル「えっ、えー!私の耳が消えちゃったよー!」
セーバン「ぺっ」
セーバンは2本の髪の毛を吐き出した。
セルミミズク「…!」
セルミミズク「爆破の際に飛んでいった二人の髪を身体に取り込み、その影響で耳と鞄が再現され、時間経過か何らかの要因により、今その再現が解け、不要になった髪は吐き出した…というわけですか…。仮説ですが。」
かばんちゃん「セーバンちゃんは、フレンズさんの一部を身体に取り込むと、一時的にそのフレンズさんの特徴を再現出来る…ということですか?」
セルミミズク「恐らくそうなのです。」
サーバル「よくわかんないけど、セーバンちゃんはすっごいんだね!」
サーバル「…でも私の耳がなくなっちゃったのは少しさびしいかも…おそろいみたいで楽しかったのに…」
みんなの文才と発想力のおかげで、名作臭しかしない!
ボス『一時的に、複数のフレンズの特徴をコピーするセルリアンは初めてだネ。データベースにも存在しないよ』
かばん「今まで無かった特徴…」
サーバル「凄いねセーバンちゃん!」
セーバン「……///」
セルミミズク「本題に戻るのです。我々は火口の様子を見に来たのですよ」
〜調査中〜
セルミミズク「ふむ、噴出量などに特に異常は見受けられませんね。若干禍々しいような雰囲気が奥底から感じられる気もしますが…そちらはどうです?セーバンの正体は分かりましたか?」
かばんちゃん「いえ…周囲を探ってみましたが、特に分かった事はありませんでした」
セーバン「ごめん…」
サーバル「あなたが謝る事じゃないよ!」
セルミミズク「とにかく、一度図書館へ戻るのです。噴出物のサンプルは取りましたし、ここにいる必要はありません。先程まで火口を見つめていた謎のフレンズの行方も気になりますし」
セルミミズク(あのフレンズらしき存在…火口の奥の禍々しさに気付いていた?場合によっては、探し出してコッテリ絞る必要があるかもですね)
ほぼ同じ頃、ろっじでは、
アミメキリン「先生大変です!セルリアンの大群が迫ってきています!」
アリツカゲラ「しばらく宿泊業は休業かしら・・・離れるのは嫌ですね・・・」
タイリクオオカミ「こういう時は慌てない方が良い。裏口から出れば安全なはずだ。少しでもいるようなら私が倒す!」
キリンは事件だと焦り、原稿の参考資料を倒してしまう。そこに、少し気になるものがあった。
アミメキリン「けもハーモニーのけんきゅうしりょう?」
タイリクオオカミ「あぁ、ネタになると思って、図書館から借りてたのよね。セルリアンのことも書いてあったな」
アリツカゲラ「ひょっとしたらセルリアンの撃退方法が載っているかもしれませんから持っていきましょう!」
ろっじ組は資料を持って、脱出した。
アリツカゲラ「あぁ、ろっじが・・・」
振り返ると、セルリアンに完全に占拠されており、もう出入りできる様子でなくなっていた。
その、一瞬後の事。
空を、閃光が切り裂いた。
4人「「「「!?」」」」
いざバスに乗ろうとしていたかばん達が、その閃光の方へ向くと…
かばん「あれって、クロさんの熱線…?」
セルミミズク「大事なのです!」
サーバル「わっ、何?急に何があったの!?」
セルミミズク「我々島の長と、セルリアンハンター達の間で決められている事なのです!あれは、パークを揺るがしかねない緊急事態の合図なのです!」
セーバン「つまり、それって…」
かばん「ヒグマさん達が、危ない…!」
ー少し前のことだった。
ヒグマ「はぁー。なんか疲れたな。ワシミミズクが来るだろうしこの辺で休んでるか。」
キンシコウ「そうしましょう。」
リカオン「ふぃー。」
ヒグマ「クロ、どうかしたか?」
クロ「グルルルラ…」
リカオン「さっきからずっとこの調子ですね。助手さんを迎撃しなければ良いんですけど…」
ワシミミズク「噂をされたから、来てやったのですよ」
リカオン「うわっ!?」
ヒグマ「おう、遅かったな助手」
ワシミミズク「かばん達と会って、少し時間を取られたのです。博士から呼び出されたので、早く図書館に来るのですよ…で、クロは一体何をしているのですか」
キンシコウ「さっきからずっと、火山の方角を見て唸ってるんです。何か良からぬ事が起こっているんでしょうか?」
ワシミミズク(クロは、今回の件の異常性に気付いているというのですか?まあ、その事について考えるのは後にしますか)
ワシミミズク「では、私が先導するのです。後からしっかりついて来るのですよ」
ヒグマ「図書館の場所くらい分かってるよ」
その言葉を聞いて、助手が浮上したその時だった。
クロ「 グ ラ ァ ッ ! 」
今思えば、それは“警告”だったのだろう。
待て、と。彼女はそう告げたかったのだろう。
だが、少し遅かった。
遅過ぎたのだ。
黒い影が、飛翔したばかりの助手を跳ね飛ばしたのはその瞬間だった。
力なく落下する助手のワシミミズクをすかさずヒグマが受け止めた、幸い気を失っているだけで、外傷も大したことは無いようだ、しかし助手を攻撃した影は姿を捉える間も無く林の奥に隠れ次の攻撃の機会を伺っている
シンゴジ(クロ)「…グルルルァ!」
林の奥に潜む気配にクロがいち早く威嚇をする、平常時はうっすらと赤い光を放つ全身のスリットが攻撃態勢の薄紫色に変化する
シンゴジ(クロ)「ウガァッ!!」
ビュアアアァァッ!!
林の奥の気配に向けて尾の先端から熱線が放たれた、しかし手応えは無い、クロは続けざまに気配に対して半自動攻撃を行うが、素早すぎる相手には先読みも必要だ、林に隠れ見えない相手ではコントロールのしようが無い
ヒグマ「くっ、こっちは連戦だってのに…キンシコウ、リカオン!陣形を取れ!次が来るぞっ!」
瞬間、襲い来る殺気。次いで、風圧。
ヒグマの目に、叩き飛ばされるクロの姿が見えた。
ヒグマ「クロォオオオッ!」
あらん限りに吠え、死角から感じた殺気を頼りに無意識に熊手を振る。手応え、しかし僅かな物に過ぎない。
だが掠っただけの一撃は、思いの外効果を齎した。まぐれの一撃を警戒したのか、襲撃者は一旦距離を取ったのだ。
キンシコウ「大丈夫ですか、クロ!」
クロ「ガッ…グゥ」
どうやら硬い表皮が幸いして、大怪我は免れたようだった。しかし、その肌には薄く切り裂かれたような後。
もし、マトモに受けたら。
単に体当たりされた助手と違い、今クロがされたように柔い自分達が斬られたら。
ヒグマの背筋に冷たい物が迸った。
ヒグマ「リカオン、助手を抱えて退避しろ!私達がこの怪物を引き受ける!!」
リカオン「ッ…了解です!」
敵は当然逃がさないと言わんばかりにリカオンに狙いを定めた。
ガキンッ
ヒグマ「誰を狙いにくるか分かってれば、行動を読み、リカオンを守ることくらい、簡単だ…。」
ズシュッ
鋭いもので刺す音がする。
ヒグマ「と思ってたんだがな…」バタッ
ヒグマはリカオンを守り、助手を逃がす時間稼ぎをするつもりだったのだろうが、敵が一枚上手だった。そのヒグマの行動を読み、リカオンを守ろうとしたヒグマの熊手の棒を狙い、熊手を破壊して、そのまま無防備なヒグマの身体に攻撃をした。
リカオンは叫びたい気持ちをぐっと抑えて、助手を担いで死に物狂いで戦場から離れた。ヒグマを見捨てたわけではない、ヒグマを信じたのだ。
敵の姿が月に照らされていく。
キンシコウ「貴方っ…!」
かばん「…。」
かばんは姿を見られたくなかったのか、すぐさま闇に消えていった。
ゴオッ!
静寂の闇夜、クロが熱線を出す咆哮だけがが鳴り響く。
ヒグマが倒れる。
キンシコウが駆け寄る。
クロが吠える。
だがしかし、目の前の暗闇から反応は無い。
キンシコウ「大丈夫で…」
ヒグマ「気にするな!土手っ腹に穴が空いただけ…ぐっ」
後ろでヒグマが膝をつく気配を感じながら、クロは煮え滾る怒りを抑えて目の前の敵に集中した。彼女たちを、次の襲撃から守るべく。
だからこそ、彼女は気付いた。
クロ「…ガッ…ラ…!」
キンシコウ「…!?」
遅れて、キンシコウもその事実を直面する。
まず見えたのは、かばんに似た何者かの姿。
その後ろから、今度はサーバルに似た何者かが。
更に後ろから、ジャガーに似た何者かが。
次々と、フレンズに似た何者かの姿達が。
キンシコウ「う、そ…」
ヒグマを一撃で瀕死に追い込み、クロすら反応しきれない速さで動く襲撃者。
それが、計10体出て来たのだ。
ゆえに、ヒグマの判断は死にかけて尚迅速だった。
ヒグマ「クロ…信号だ」
クロ「!…ガァッ!!」
平時より細く赤い光線。クロの尻尾から放たれたそれは、空を穿ち天高く輝く。
ハンター本部と島の長達への緊急連絡だ。
ヒグマ(ハンターを容易く殺しかねない怪物…それが10匹。さいきょー過ぎるだろ、パークの危機にも程がある…!)
この光線を見た瞬間、ハンターの大将であるヤタガラスは事態の把握に動くだろう。救助が、自分はともかく他の2人がやられるまでに間に合って欲しいが…
その瞬間だった。
???「たァーッ!」
一際大きい掛け声と共に、襲撃者へ飛びかかる影。不意を突かれ、さしもの敵も組み伏せられる。
月明かりに照らされ、乱入者の顔が見えた。
タイガーマスク「たァーッ!!(助けに来たぞ!)」
キンシコウ「あなたは…!」
???「デビルビィームっ!!」
畳み掛けるように、上空から降り注ぐ熱光線。それに表皮を焼かれ、敵達は思わず後退した。
デビルマン「守ルマーン!」
キャシャーン「キャシャーンもやるっ!」
いつもの3人組の参戦により、戦況は拮抗した。どうやら、先程の合図を目にして一目散に駆けつけて来たらしい。
クロ「グルル…」
タイガーマスク「たァーッ(身体は大丈夫なのか?)」
クロ「ガルラァ!」
キャシャーン「じゃあ、一緒に征くかァーッ!!」
昭和のヒーロー達と、平成の怪獣の共闘。敵は感情の無い無機質な目で、その様子を見つめてくるのみだった。