リバティニア連合王国
英語訳:United Kingdom of Libertinia(UKL)
正式名称:ブリテン諸島及び北太平洋諸島連合王国
首都:ロンドン
思想:議院内閣制民主主義・父権的保守主義・立憲君主主義
経済体制:完全市場資本主義
女王:エリザベス・フレデリック・ライアン(20)
首相:マーガレット・デニス・テイラー(56)
軍:王立陸軍、王立海軍、王立空軍
国歌:女王陛下万歳(God Save The Queen.)
愛国歌:統べよリバティニア(Rule Libertinia.)
標語:神と我が権利(Dieu et mon droit)
国獣:ライオン
公用語:英語、スペイン語
領土:
イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド、グアム、キプロス島、クウェート、カタール、バーレーン、アラブ首長国連邦、ニューファンドランド島、バンクーバー島、クイーンシャーロット諸島、アリューシャン列島、北マリアナ諸島、ハワイアン諸島、ガラパコス諸島、マーシャル諸島、キリバス、香港、利領インド洋地域、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、ケイマン諸島、フォークランド諸島、セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャ、ピトケアン諸島、アンギラ、モントセラト、タークス・カイコス諸島、ヴァージン諸島、バミューダ、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ、バルバドス、グレナダ、ドミニカ国、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、アンティグア・バーブーダ、セントクリストファー・ネイビス、仏領アンティル、フィジー、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、ナウル、ニウエ、クック諸島、ベリーズ、パナマ運河地域、セーシェル、トロメリン島、チャゴス諸島、サモア独立国、米領サモア、ウォリス・フツナ諸島、仏領ポリネシア、バヌアツ、ココス諸島、クリスマス島、ラブアン、北ボルネオ、北シナイ県、南シナイ県、カイロ県、ダカリーヤ県、ディムヤート県、イスマイリア県、ポートサイド県、カリュービーヤ県、シャルキーヤ県、スエズ県、広州湾租借地、蘇州市、杭州市、沙面島、鎮江市、イオニア諸島、トランスヨルダン首長国、英領パレスチナ、ガンビア植民地および保護領、シエラレオネ植民地および保護領
総面積:1,210,787㎢
構成国:ヶ国
人口:1億2451万人
国教:プロテスタント
傀儡国:福江国
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リバティニア連合王国はヨーロッパに位置し、ブリテン諸島、ハワイ諸島その他多くの島々から成る立憲君主制国家である。
通称は利連合王国、またはリバティニア。略称は利(り)、UKL。
女王:エリザベス・フレデリック・ライアン
首相:マーガレット・デニス・テイラー
副首相:ロバート・ブレストン・ディーコン
国防大臣:ジェームズ・ティムズ・アーキンソン
陸軍大臣:クリス・レイモンド
海軍大臣:フリッツ・ペンバー
空軍大臣:ヘンリー・ローゼム
外務大臣:マティアス・クリス・トレント
内務大臣:サイモン・ディーン・ロバーツ
財務大臣:デイヴィッド・ルーカス
司法大臣:ボブ・フランク
観光大臣:ミア・パーカー・セヴァーン
近衛局長:ジョン・エドワード・カニンガム
秘密情報局長:アーネスト・スペンサー・グレーター・ネルソン
保安局長:メアリー・スチュアート・フレデリック・ヴィクター
枢密院議長:ベンジャミン・ノール=カイン
上院議長:ジェームズ・ハーバード・ストラウド
上院副議長:チェスター・ローレンス
上院議員:783名
下院議長:ジョージ・ウォーカー・ブリッチズ
下院副議長:モンタギュー・スタンフォード
下院議員:650名
女王陛下の政府:保守党
女王陛下の野党:労働党
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〈内閣〉
連合王国は首相統治制・複数政党制を背景に首相権力の強い議院内閣制となっており、首相の任期は4年。「女王陛下の政府」と称されるイギリス政府の最高意思決定機関とされ首相及び最も上級の大臣である10名程度の閣内大臣から立憲君主制の下構成される内閣と議会(下院及び上院)を形成している。近年では新公民権法などの影響により有色人種及び女性政治家も多くなっており、事実、現首相たるマーガレット・テイラーや観光大臣のミア・パーカー・セヴァーンは女性、司法大臣のボブ・フランクはアフリカ系リバティニア人となっている。
また、法整備と政党政治が進んだ現在では慣習法(憲法的習律)により、国会議員の中から総選挙で下院の過半数の議席を獲得した政党の党首が任命されており、首相の任命者は国王(女王)である。
〈政治〉
単一国家と立憲君主制を基本とした政治体制であり、憲法を構成する慣習法の一つ、「国王(女王)は君臨すれど統治せず」の原則により国王(女王)は、実務上の権力を有しない。よって連合王国の政治の長は首相にあり、行政権を担う合議体の機関である内閣は、首相の推薦に基づいて国王が任命するが、実質的には首相が決めるものとなっている。
〈議会〉
連合王国の議会は議会は両院制で、上院と下院から構成されている立法府であり、本国及び海外領土の最高機関である。神の下の議会における王は現女王であるエリザベス2世であり、その座所はグレーター・ロンドンに位置するシティ・オブ・ウェストミンスターのウェストミンスター宮殿。任期はそれぞれ6年と2年であり、議席数は上記の通り783議席と650議席である。
与党
・保守党 - 正統強硬派
党首:マーガレット・テイラー(60)
思想:保守主義・立憲君主主義
支持率:34%
保守党内の最大派閥。
かつてのエイムズ元首相や現首相であるテイラーなどが所属している派閥であり、長い年月に渡り連合王国で築かれてきた保守思想の維持と経済成長、積極的外交などを唱え、中道路線の正統派、軍拡と経済成長の必要性を訴える正統強硬派、人種差別の撤廃とインフラの拡張を目指す正統穏健派の3つに分かれている。また支持層としては富裕層や地方出身者、中高年層など様々な層がおり、労働党と対をなす政党である。
・保守党 - リベラル派
党首:オリバー・モードリング(51)
思想:自由保守主義・立憲君主主義
支持率:15%
保守党内の第二派閥
多数ある保守党の派閥の中で伝統派の次に支持者が多く、保守主義と自由主義の要素を掛け合わせた自由保守主義を唱えている派閥。寡頭的自由主義を唱えるモードリング派と経済成長と市場の更なる自由化を夢見る自由市場派の2つが中心となっており、ボブ・フランクを始めとする穏健派の議員が多く若年層や中流階級からの支持が厚い。
野党
・自由民主党
党首:ハリー・フォレスト(56)
思想:自由主義・立憲君主主義
支持率:12%
野党第二党。
諸民族との共生や汚職問題の改善、そして貧困の混雑とインフラ整備などを掲げる保守党、労働党の二大政党の支持者の渡り鳥的宿泊所として機能をしてきている自由主義政党。宥和政策と様々な自由化を唱える若年層からの支持が厚い。
・労働党
党首:ハロルド・エイヴォン(52)
思想:進歩主義・現状維持
支持率:36%
リバティニアの野党第一党。
社会民主主義や民主社会主義を唱える中道左派政党。労働者の福利厚生やインフラ整備、そしてGDP成長率の向上など経済関連の改革を掲げており、軍縮や国際協調を支持するなど平和主義的な側面もある。これにより労働組合や都市部の地域、労働者などからの支持が厚く、長年保守党の対立政党として存在してきた。
・国民党
党首:ジョージ・オーチャード・テムズ(49)
思想:父権主義・現状維持
支持率:13%
リバティニアの右派政党。
軍事力の増強と諸民族の団結を唱える父権主義的な思想を持つ政党で、国民保守主義を唱える保守派、煽動者と呼ばれ右翼ポピュリズムを愛する右派、ジョージ・ウォレット率いるディキシークラット提唱者達の集まりである分権派の3つに分かれる。現在で支持層としては内戦を経験した中年層や退役軍人などがおり、宥和政策を唱える若年層からは支持は薄い。
支持なし
・君主党
党首:ネイサン・E・J・バルフォア(69)
思想:専制主義・絶対君主制
支持率:0%
18世紀初期に消滅した連合王国の絶対君主制は、本来存続されるべきものだった。国王と臣民の団結を破壊する愚かな政治思想達は我々の手によってのみ粉砕されるべきなのだ。1991年に帝国を超大国へ導いたアステシア王党派と反動主義の守護神たるコンスタンチン・ポベドノスツェフの政治思想を融合し、我々は再び連合王国を正しい道へ修正させなければならない。さもなくばこの国はこの地を汚すものらによって尊厳を失うことになる
・ナショナル・アクション(LNA)
指導者:レイフ・エドワード・ハリソン(44)
支持率:0%
思想:英国ファシズム・国家社会主義・白人至上主義
連合王国におけるファシズム運動は常に時代や世論によってその立場は揺らいでいき、何度も解体を余儀なくされた。しかし連合王国はこのままでいいのだろうか?レイフ・エドワード・ハリソンの下に団結した人々はその答えを知っている、それは勿論「NO!」だ。連合王国はファシズムの最適解を見つけ出し栄光を再び掴み取る必要がある。彼らはそれを成し遂げるなめならなんだってするのだ。
・共産党(LCC)
指導者:ハーヴィー・ホワイト(55)
思想:マルクス・レーニン主義
支持率:0%
国内の中道左派、または左派の多くは現在でも連合王国の最大野党として降臨する労働党を保守主義に対する唯一の対抗馬として支持している。しかし一部の層はその労働党ですら労働者たちの楽園の建造には力不足だと語るのだ。そして来る1920年、アーウィン・ビリー・ジャクソンの下団結した極左たちは自分たちの理想を実現するべく小さな、しかし大きな脅威となりうる政党を作り上げたのだ。それこそ我らの共産党である。
・リバティニア・アナキスト連盟(LAL)
指導者:自由地区評議会
思想:無政府共産主義
支持率:0%
無政府主義と聞いて良い印象を持つ者は少ないと言える。それは多くの人々が無政府主義の事を無秩序に戻すための思想だと考えているからだ。しかしその実態はどうだろう?労働組合から発展し無政府共産主義とサンディカリズムを掲げる連盟はMI5などの監視対象になっている組織の中では比較的良心を持った者たちの集まりと言えるだろう。創設から1世紀近くが経っているが、それでも解体されず、今まで生き残り続けているのは結局のところ、母なるアナーキーが息子たちを愛しているからなのだ。
英語訳:Libertinian Armed Forces
派生組織:
王立陸軍
王立海軍
王立空軍
本部:国防省(ロンドン)
最高司令官:
エリザベス2世(女王、名目上)
チャールズ王配(王配、名目上)
マーガレット・テイラー(首相、事実上)
ドナルド・D・アバークロンビー(陸軍元帥)
アグリュー・C・チェスタートン(海軍元帥)
ベンジャミン・D・スチーブンソン(空軍元帥)
国防大臣:
ジェームズ・T・アーキンソン
統合参謀本部議長:
サミュエル・H・ノートン(陸軍元帥)
兵役適齢:16歳
徴兵制度:志願制
実務総数:約600000人(0.5%)
(予備役約150000人)
軍費/GDP2.8%
リバティニア軍、または国王/女王陛下の軍は、リバティニアの保有する軍隊。公文書ではアームド・フォーシズ・オブ・ザ・クラウンと言及され、リバティニアやその海外地域、およびリバティニアの王室属領の防衛を担当する軍事組織で、リバティニアのより広い利益を促進し、国際的な平和維持のための努力を支持し、人道援助を提供する。
英語訳:Royal Army
創設:1660年
国籍:リバティニア連合王国
兵科:陸軍
任務:陸戦 諸兵科連合作戦 機動戦及び広域警備 機甲戦 空挺及び空中強襲 特殊作戦 兵站 陸上における連合作戦 統合作戦の統制
兵員:現役兵士206400人 予備役100000人
上級部隊:リバティニア軍 リバティニア連合王国陸軍省
司令部:利国防省
標語:Be fearless!
行進曲:王立陸軍
記念日:4月1日
機械化歩兵師団(8)
・第1歩兵師団(東)
・第2歩兵師団(東)
・第3歩兵師団(東)
・第4歩兵師団(西)
・第5歩兵師団(西)
・第6歩兵師団(西)
・第7歩兵師団(北)
・第8歩兵師団(南)
機甲師団(8)
・第1機甲師団(東)
・第2機甲師団(東)
・第3機甲師団(東)
・第4機甲師団(北)
・第5機甲師団(西)
・第6機甲師団(南)
・第1騎兵師団(東)
・第2騎兵師団(西)
空挺師団(2)
・第1空挺師団(西)
・第2空挺師団(西)
海兵師団(6)
・第1海兵師団(西)
・第2海兵師団(西)
・第3海兵師団(西)
・第4海兵師団(西)
・第5海兵師団(東)
・第6海兵師団(東)
計24師団
英語訳:Royal Navy
創設:1546年
国籍:リバティニア連合王国
兵科:海軍
任務:制海権 戦力投射 核抑止 海洋安全保障 海上輸送
兵員:現役兵士321400人 予備役25000人
上級部隊:リバティニア軍 リバティニア連合王国海軍省
司令部:利国防省
標語:Courage and Boldness
行進曲:我らが海
記念日:4月1日
英語訳:Royal Air Force
創設:1918年
国籍:リバティニア連合王国
兵科:空軍
任務:航空優勢の確保 航空支援 航空輸送 戦術爆撃 戦略爆撃 統制
兵員:現役兵士172200人 予備役25000人
上級部隊:リバティニア軍 リバティニア連合王国空軍省
司令部:利国防省
標語:Live without fear
行進曲:王国の空
記念日:4月1日
編集中…
イングランド王国
女王:エリザベス2世
首相:マーガレット・テイラー(CP)
首都:ロンドン(事実上)
主要産業:化学工業・製薬・航空業・軍需産業・ソフトウェア・サービス業
詳細:グレートブリテン島の3分の2を占める連合王国の構成国の一つ。古くから連合王国の政治、経済、文化の中心地として知られ、19世紀の産業革命をきっかけに経済成長を遂げる。第二次世界大戦でのバトル・オブ・ブリテンによる被害と復興により一時期は経済不況に陥るも、再び再生。また連合王国の首都であるロンドンは観光都市として知られ、伝統的な建造物である国会議事堂やロンドン塔がある他、世界都市にも位置付けられている。
ウェールズ公国
女王:エリザベス2世
首相:ボリス・ハンフリー(WLP)
首都:カーディフ
主要産業:軽工業・サービス業・金融・研究開発
詳細:アイリッシュ海に面する連合王国の構成国の一つ。16世紀前半にイングランド王国に統合され、18世紀になると工業の発展に伴い鉱業が主体へ、19世紀には石炭などを含む持ち前の地下資源を活かし連合王国の産業革命を支えた。順調に経済成長を遂げたウェールズだったが、その後エネルギー革命をきっかけに石炭産業が衰退。伝統的な重工業から軽工業、サービス業へ徐々に転換していき、現在では議会も開かれイングランドとの結びつきも強い。
スコットランド王国
女王:エリザベス2世
首相:スタンレー・オールドマン(SNP)
首都:エディンバラ
主要産業:半導体産業・情報通信産業・石油
詳細:グレートブリテン島の北3分の1を占める連合王国の構成国の一つ。18世紀にイングランド王国と合併し、ウェールズ同様石炭産業で19世紀の産業革命を支えた。1960年代に入ると、北海油田が開発されエネルギー革命にも柔軟に対応。1980年代からは半導体産業や情報通信産業の誘致が盛んに行われており、シリコングレンと呼ばれるスコットランド中部のIT産業の集積地帯はスコットランドの経済を支える重要地帯である。
アイルランド王国
女王:エリザベス2世
首相:バーティ・ロビー・パウエル(DUP)
首都:ダブリン
主要産業:造船・製薬・ソフトウェア・サービス業
詳細:アイルランド島を領土とする連合王国の構成国の一つ。19世紀初めに連合王国に併合され、ジャガイモ飢餓や信仰の違い、民族的な格差などの問題から1919年のアイルランド共和国による独立戦争をきっかけに1世紀ほどにわたる地域紛争、領土問題が勃発。1999年にはアイルランド自由国が2度目の独立戦争を起こすなど、緊迫した状況が続いたが2007年のベルファスト条約により和解。現在では諸問題が改善され強い自治権を持つ連合王国の正当な構成国となっている。
マン島
領主:エリザベス2世
首都:ダグラス
主要産業:タックス・ヘイブン金融、観光業、農業
詳細:1765年にマン島購入法によって正式に王室属領となったマン島は、ブリテン諸島に位置しながらも連合王国領ではない特別な領土の一つである。1919年には本土に先駆け婦人参政権が成立し、戦後には国王の別荘が建てられた他、現在では1999年以降不安定であったアイルランドとの通信拠点として栄え、農業や観光業の再生が叫ばれている。
チャンネル諸島
領主:エリザベス2世
首都:セント・ヘリア、セント・ピーター・ポート
主要産業:タックス・ヘイブン、サービス業、農業
詳細:アンジュー帝国の遺産であり1254年にイングランド王室の王室属領となったチャンネル諸島は現在でも存続する連合王国唯一の大陸領土であり、第二次世界大戦時には他国からの侵略も受けるも、1944年に解放。戦後には選挙権などの保障も与えられ、大陸側と近い立地を生かし農業などの発展を目指している。
ニューファウンドランド王国
女王:エリザベス2世
首相:ユージーン・ロスワックス(CL)
首都:セントジョンズ
主要産業:半導体事業、林業、観光、漁業
詳細:18世紀にパリ条約により連合王国の植民地となったニューファンドランドは島の孤立した入り江が地理的に連合王国から隔たっていて監視の目から逃れられたこと、連合王国から大西洋を2年ごとに渡らずともニューファンドランドに住めば好漁場に一年中出られることから、入植が盛んとなり20世紀最初期には植民地から自治領へと昇格した。しかしそのような平穏は1930年代に終わりを迎えることとなる。世界恐慌をきっかけに発生した植民地危機は南北アメリカ大陸の植民地にも波及しカナダの独立宣言により危機感を覚えた連合王国とニューファンドランドは合併した。当時は混乱により連合王国との連合派と独立派で多少の衝突も発生したものの、最終的には連合王国のパークス首相が社会保障や高度な自治権の保障などを保証するセントジョンズ協定を締結し、それも沈静化。現在では漁業と半導体事業の聖地として、北米最大の軍事拠点として成長を遂げている。
カナダ連邦
女王:エリザベス2世
総督:アルフレッド・ジレンホール
首相:マイケル・トッド・ケーン(SCP)
首都:ヴィクトリア
主要産業:林業、観光、漁業
詳細:19世紀中盤にカナダ自治領のブリティッシュコロンビア州の一部となったバンクーバー島とクイーンシャーロット諸島は、当時北太平洋への進出を狙っていた連合王国により経済発展と近代化を遂げ、1930年代に植民地危機が訪れると、連合王国と当時のカナダ自治領との間で締結されたバンクーバー条約によりこれらの島を連合王国の支配下に置くという形でカナダ自治領が成立した。九州や台湾島などと同じほどの面積にもかかわらず90万人ほどの人口を誇り、かつ貿易面においても重要な地点に位置していたこともあり、カナダはその経済力により福祉政策を実施。現在ではその生活水準は連合王国本土とほぼ変わらない北米でも最も発達した地方の一つとして知られている。
西インド連邦
女王:エリザベス2世
総督:トーマス・ローヴェン(LDP)
首相:アンドレ・デイヴィッド・アダムス(WIFLP)
首都:ジャガラマス
主要産業:農業、漁業、鉱業、繊維業、観光業
詳細:大航海時代、太平洋への進出とカリブ海における影響力の拡大のため連合王国により植民地支配を受けてきたジャマイカ、トリニダード・トバゴなどを始めとする西インド諸島や大アンティル諸島の国々は、第二次世界大戦後独立運動を起こした。この事態を憂慮した連合王国政府は、各地域の代表との会議の末1956年英領カリブ連邦法を制定し、ついに1958年、半独立国として西インド連邦が発足した。しかし、構成地域間の対立や相違などにより一時は解体も囁かれていたが、高度な地方分権や連絡網の整備などの改革により、90年代にはそれらの問題も解決。現在では観光業などにより再び注目を集め、アダムス首相による更なる政治改革も進んでいる。
ベリーズ自治領
女王:エリザベス2世
首相:アレクシス・テッド・ベール(PUP)
首都:ベルモパン
主要産業:林業、農業、漁業
詳細:1783年より連合王国の植民地となり、アメリカ大陸(離島は含めない)唯一の連合王国の自治領であるベリーズ自治領は、50年代より独立運動が盛んとなるものの1964年に当時首相であったウィリアム・S・パークスが現地住民らとの会談の末、自治権とを引き換えに連合王国への従属を約束。現在では輪業を中心に経済を維持し、インフラの整備などを進めている。
バミューダ自治領
女王:エリザベス2世
総督:クリストファー・ケイン(CP)
首相:ジェレット・スミトロヴィッチ(PLP)
首都:ハミルトン
主要産業:金融、観光業
詳細:17世紀序盤よりイングランドによる入植が開始され、新大陸で初めてイングランド人が定住した土地となったバミューダは、その立地を生かし新大陸への進出拠点となり、第二次世界大戦期では60年代には普通選挙と二大政党制が導入、更に将来を見越し金融業を発達させたことによりバミューダは連合王国の海外領土の中でも政治的・経済的な自立度が高い、先進的なものとなった。
パナマ運河地帯
女王:エリザベス2世
総督:フレデリック・ゴードン(CP)
首都:バルボア
主要産業:通行料
詳細:大航海時代以降よりカリブ海、太平洋の植民地支配を進めていた連合王国では、支配の続行のためにも18世紀末よりドレーク海峡航路に変わる新たな航路を中米に建設する考えが議会内で浸透していた。その後1901年に運河の建造が議会にて認められ、コロンビアから当該地域を割譲させる形でパナマ運河の開通工事を開始した。そして1914年についに開通したパナマ運河は、通行料を主要な歳入とした経済を確立し、その後も連合王国の直轄領として存続し続け、1999年に正式に連合王国の構成国として併合された。
ハワイ王国
女王:エリザベス2世
国王:ロバート・K・カワナナコア
首相:ボリス・A・ターナー(CP)
首都:ホノルル
主要産業:公共部門、軍事、観光業
詳細:1778年に連合王国人が初めて上陸したことにより発見され、1795年にハワイ諸島を統一したことにより以後、連合王国の太平洋進出の拠点となったハワイ王国はカメハメハ家とその子孫の保護とハワイアン諸島の文明化を引き換えに連合王国の実質的な傀儡国となった。連合王国が太平洋地域への進出を加速させたこともあり、親米派及び列強諸国の影響力の排除と植民を行ったハワイは1898年に国民選挙の末連合王国の一部として併合され、ホノルルをはじめとする都市は港湾都市として発展していくこととなる。
アリューシャン自治領
女王:エリザベス2世
総督:ブレンダン・マイヤーズ(LA)
首都:ウナラスカ
主要産業:観光、漁業
詳細:17世紀にロシア人探検家により発見され、19世紀中盤に産業革命による経済的余裕ができた連合王国に併合されアリューシャン列島は、ダッチハーバーやアッツ島などを中心に生態系の調査及び北太平洋最大の軍事拠点として整備された。この甲斐あり第二次世界大戦では北太平洋艦隊の主要拠点として敵海軍相手に戦果を出し、その成果を十分に発揮。戦後は観光や漁業に経済を切り替え、平穏と安定を重視するようになっていった。
ギルバートおよびエリス諸島
女王:エリザベス2世
総督:モーガン・フォックス(CL)
首都:タラワ
主要産業:漁業、農業、観光業
詳細:1892年に保護領に、1916年に連合王国の植民地となったギルバート及びエリス諸島は、この地に上陸した人々の影響もあり、ゆっくりと近代化と入植が進められた。戦後は一部の無人島が核実験の実験場となったりするなど様々な問題が発生したものの改革の末ギルバート諸島住民とエリス諸島住民で個別の自治権が与えられ、国民投票により正式に連合王国の構成国となった。
ガラパゴス自治領
女王:エリザベス2世
首相:ニコラ・ザアモンデ(CL)
首都:プエルト・アヨラ
主要産業: 観光業、研究
詳細:1535年にスペイン人司教により発見されたガラパゴス諸島は、1832年にベネズエラが領有を宣言し、豊かな自然とそれによる観光業から生態系の宝庫として栄えていくことなる。しかしその後1861年から太平洋への進出を目指す連合王国からの移民が増え始め、1950年代にベネズエラで軍事クーデターが勃発すると秩序維持と邦人救出の名目で王立海軍がガラパゴス諸島近海に展開しその後ベネズエラ海軍と衝突する。そして遂に2020年にエイムズ・ウォーカーが連合王国首相に就任すると、王立軍はガラパゴス諸島へ侵攻を開始。武力により同地を併合し、戦争終結後は2023年までの2年間軍政統治が敷かれた。しかし現地住民と連合王国系住民の間の問題もあったためガラパゴス諸島は特例で、植民地ではなく自治領の一つとして成立し、現在では生物学研究の最前線として機能している。