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イングランド王国 女王:エリザベス2世 首相:マーガレット・テイラー(CP) 首都:ロンドン(事実上) 主要産業:化学工業・製薬・航空業・軍需産業・ソフトウェア・サービス業 詳細:グレートブリテン島の3分の2を占める連合王国の構成国の一つ。古くから連合王国の政治、経済、文化の中心地として知られ、19世紀の産業革命をきっかけに経済成長を遂げる。第二次世界大戦でのバトル・オブ・ブリテンによる被害と復興により一時期は経済不況に陥るも、再び再生。また連合王国の首都であるロンドンは観光都市として知られ、伝統的な建造物である国会議事堂やロンドン塔がある他、世界都市にも位置付けられている。
ウェールズ公国 女王:エリザベス2世 首相:ボリス・ハンフリー(WLP) 首都:カーディフ 主要産業:軽工業・サービス業・金融・研究開発 詳細:アイリッシュ海に面する連合王国の構成国の一つ。16世紀前半にイングランド王国に統合され、18世紀になると工業の発展に伴い鉱業が主体へ、19世紀には石炭などを含む持ち前の地下資源を活かし連合王国の産業革命を支えた。順調に経済成長を遂げたウェールズだったが、その後エネルギー革命をきっかけに石炭産業が衰退。伝統的な重工業から軽工業、サービス業へ徐々に転換していき、現在では議会も開かれイングランドとの結びつきも強い。
スコットランド王国 女王:エリザベス2世 首相:スタンレー・オールドマン(SNP) 首都:エディンバラ 主要産業:半導体産業・情報通信産業・石油 詳細:グレートブリテン島の北3分の1を占める連合王国の構成国の一つ。18世紀にイングランド王国と合併し、ウェールズ同様石炭産業で19世紀の産業革命を支えた。1960年代に入ると、北海油田が開発されエネルギー革命にも柔軟に対応。1980年代からは半導体産業や情報通信産業の誘致が盛んに行われており、シリコングレンと呼ばれるスコットランド中部のIT産業の集積地帯はスコットランドの経済を支える重要地帯である。
アイルランド王国 女王:エリザベス2世 首相:バーティ・ロビー・パウエル(DUP) 首都:ダブリン 主要産業:造船・製薬・ソフトウェア・サービス業 詳細:アイルランド島を領土とする連合王国の構成国の一つ。19世紀初めに連合王国に併合され、ジャガイモ飢餓や信仰の違い、民族的な格差などの問題から1919年のアイルランド共和国による独立戦争をきっかけに1世紀ほどにわたる地域紛争、領土問題が勃発。1999年にはアイルランド自由国が2度目の独立戦争を起こすなど、緊迫した状況が続いたが2007年のベルファスト条約により和解。現在では諸問題が改善され強い自治権を持つ連合王国の正当な構成国となっている。
マン島 領主:エリザベス2世 首都:ダグラス 主要産業:タックス・ヘイブン金融、観光業、農業 詳細:1765年にマン島購入法によって正式に王室属領となったマン島は、ブリテン諸島に位置しながらも連合王国領ではない特別な領土の一つである。1919年には本土に先駆け婦人参政権が成立し、戦後には国王の別荘が建てられた他、現在では1999年以降不安定であったアイルランドとの通信拠点として栄え、農業や観光業の再生が叫ばれている。
チャンネル諸島 領主:エリザベス2世 首都:セント・ヘリア、セント・ピーター・ポート 主要産業:タックス・ヘイブン、サービス業、農業 詳細:アンジュー帝国の遺産であり1254年にイングランド王室の王室属領となったチャンネル諸島は現在でも存続する連合王国唯一の大陸領土であり、第二次世界大戦時には他国からの侵略も受けるも、1944年に解放。戦後には選挙権などの保障も与えられ、大陸側と近い立地を生かし農業などの発展を目指している。
ニューファウンドランド王国 女王:エリザベス2世 首相:ユージーン・ロスワックス(CL) 首都:セントジョンズ 主要産業:半導体事業、林業、観光、漁業 詳細:18世紀にパリ条約により連合王国の植民地となったニューファンドランドは島の孤立した入り江が地理的に連合王国から隔たっていて監視の目から逃れられたこと、連合王国から大西洋を2年ごとに渡らずともニューファンドランドに住めば好漁場に一年中出られることから、入植が盛んとなり20世紀最初期には植民地から自治領へと昇格した。しかしそのような平穏は1930年代に終わりを迎えることとなる。世界恐慌をきっかけに発生した植民地危機は南北アメリカ大陸の植民地にも波及しカナダの独立宣言により危機感を覚えた連合王国とニューファンドランドは合併した。当時は混乱により連合王国との連合派と独立派で多少の衝突も発生したものの、最終的には連合王国のパークス首相が社会保障や高度な自治権の保障などを保証するセントジョンズ協定を締結し、それも沈静化。現在では漁業と半導体事業の聖地として、北米最大の軍事拠点として成長を遂げている。
カナダ連邦 女王:エリザベス2世 総督:アルフレッド・ジレンホール 首相:マイケル・トッド・ケーン(SCP) 首都:ヴィクトリア 主要産業:林業、観光、漁業 詳細:19世紀中盤にカナダ自治領のブリティッシュコロンビア州の一部となったバンクーバー島とクイーンシャーロット諸島は、当時北太平洋への進出を狙っていた連合王国により経済発展と近代化を遂げ、1930年代に植民地危機が訪れると、連合王国と当時のカナダ自治領との間で締結されたバンクーバー条約によりこれらの島を連合王国の支配下に置くという形でカナダ自治領が成立した。九州や台湾島などと同じほどの面積にもかかわらず90万人ほどの人口を誇り、かつ貿易面においても重要な地点に位置していたこともあり、カナダはその経済力により福祉政策を実施。現在ではその生活水準は連合王国本土とほぼ変わらない北米でも最も発達した地方の一つとして知られている。
西インド連邦 女王:エリザベス2世 総督:トーマス・ローヴェン(LDP) 首相:アンドレ・デイヴィッド・アダムス(WIFLP) 首都:ジャガラマス 主要産業:農業、漁業、鉱業、繊維業、観光業 詳細:大航海時代、太平洋への進出とカリブ海における影響力の拡大のため連合王国により植民地支配を受けてきたジャマイカ、トリニダード・トバゴなどを始めとする西インド諸島や大アンティル諸島の国々は、第二次世界大戦後独立運動を起こした。この事態を憂慮した連合王国政府は、各地域の代表との会議の末1956年英領カリブ連邦法を制定し、ついに1958年、半独立国として西インド連邦が発足した。しかし、構成地域間の対立や相違などにより一時は解体も囁かれていたが、高度な地方分権や連絡網の整備などの改革により、90年代にはそれらの問題も解決。現在では観光業などにより再び注目を集め、アダムス首相による更なる政治改革も進んでいる。
ベリーズ自治領 女王:エリザベス2世 首相:アレクシス・テッド・ベール(PUP) 首都:ベルモパン 主要産業:林業、農業、漁業 詳細:1783年より連合王国の植民地となり、アメリカ大陸(離島は含めない)唯一の連合王国の自治領であるベリーズ自治領は、50年代より独立運動が盛んとなるものの1964年に当時首相であったウィリアム・S・パークスが現地住民らとの会談の末、自治権とを引き換えに連合王国への従属を約束。現在では輪業を中心に経済を維持し、インフラの整備などを進めている。
バミューダ自治領 女王:エリザベス2世 総督:クリストファー・ケイン(CP) 首相:ジェレット・スミトロヴィッチ(PLP) 首都:ハミルトン 主要産業:金融、観光業 詳細:17世紀序盤よりイングランドによる入植が開始され、新大陸で初めてイングランド人が定住した土地となったバミューダは、その立地を生かし新大陸への進出拠点となり、第二次世界大戦期では60年代には普通選挙と二大政党制が導入、更に将来を見越し金融業を発達させたことによりバミューダは連合王国の海外領土の中でも政治的・経済的な自立度が高い、先進的なものとなった。
パナマ運河地帯 女王:エリザベス2世 総督:フレデリック・ゴードン(CP) 首都:バルボア 主要産業:通行料 詳細:大航海時代以降よりカリブ海、太平洋の植民地支配を進めていた連合王国では、支配の続行のためにも18世紀末よりドレーク海峡航路に変わる新たな航路を中米に建設する考えが議会内で浸透していた。その後1901年に運河の建造が議会にて認められ、コロンビアから当該地域を割譲させる形でパナマ運河の開通工事を開始した。そして1914年についに開通したパナマ運河は、通行料を主要な歳入とした経済を確立し、その後も連合王国の直轄領として存続し続け、1999年に正式に連合王国の構成国として併合された。
ハワイ王国 女王:エリザベス2世 国王:ロバート・K・カワナナコア 首相:ボリス・A・ターナー(CP) 首都:ホノルル 主要産業:公共部門、軍事、観光業 詳細:1778年に連合王国人が初めて上陸したことにより発見され、1795年にハワイ諸島を統一したことにより以後、連合王国の太平洋進出の拠点となったハワイ王国はカメハメハ家とその子孫の保護とハワイアン諸島の文明化を引き換えに連合王国の実質的な傀儡国となった。連合王国が太平洋地域への進出を加速させたこともあり、親米派及び列強諸国の影響力の排除と植民を行ったハワイは1898年に国民選挙の末連合王国の一部として併合され、ホノルルをはじめとする都市は港湾都市として発展していくこととなる。
アリューシャン自治領 女王:エリザベス2世 総督:ブレンダン・マイヤーズ(LA) 首都:ウナラスカ 主要産業:観光、漁業 詳細:17世紀にロシア人探検家により発見され、19世紀中盤に産業革命による経済的余裕ができた連合王国に併合されアリューシャン列島は、ダッチハーバーやアッツ島などを中心に生態系の調査及び北太平洋最大の軍事拠点として整備された。この甲斐あり第二次世界大戦では北太平洋艦隊の主要拠点として敵海軍相手に戦果を出し、その成果を十分に発揮。戦後は観光や漁業に経済を切り替え、平穏と安定を重視するようになっていった。
ギルバートおよびエリス諸島 女王:エリザベス2世 総督:モーガン・フォックス(CL) 首都:タラワ 主要産業:漁業、農業、観光業 詳細:1892年に保護領に、1916年に連合王国の植民地となったギルバート及びエリス諸島は、この地に上陸した人々の影響もあり、ゆっくりと近代化と入植が進められた。戦後は一部の無人島が核実験の実験場となったりするなど様々な問題が発生したものの改革の末ギルバート諸島住民とエリス諸島住民で個別の自治権が与えられ、国民投票により正式に連合王国の構成国となった。
ガラパゴス自治領 女王:エリザベス2世 首相:ニコラ・ザアモンデ(CL) 首都:プエルト・アヨラ 主要産業: 観光業、研究 詳細:1535年にスペイン人司教により発見されたガラパゴス諸島は、1832年にベネズエラが領有を宣言し、豊かな自然とそれによる観光業から生態系の宝庫として栄えていくことなる。しかしその後1861年から太平洋への進出を目指す連合王国からの移民が増え始め、1950年代にベネズエラで軍事クーデターが勃発すると秩序維持と邦人救出の名目で王立海軍がガラパゴス諸島近海に展開しその後ベネズエラ海軍と衝突する。そして遂に2020年にエイムズ・ウォーカーが連合王国首相に就任すると、王立軍はガラパゴス諸島へ侵攻を開始。武力により同地を併合し、戦争終結後は2023年までの2年間軍政統治が敷かれた。しかし現地住民と連合王国系住民の間の問題もあったためガラパゴス諸島は特例で、植民地ではなく自治領の一つとして成立し、現在では生物学研究の最前線として機能している。
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イングランド王国
女王:エリザベス2世
首相:マーガレット・テイラー(CP)
首都:ロンドン(事実上)
主要産業:化学工業・製薬・航空業・軍需産業・ソフトウェア・サービス業
詳細:グレートブリテン島の3分の2を占める連合王国の構成国の一つ。古くから連合王国の政治、経済、文化の中心地として知られ、19世紀の産業革命をきっかけに経済成長を遂げる。第二次世界大戦でのバトル・オブ・ブリテンによる被害と復興により一時期は経済不況に陥るも、再び再生。また連合王国の首都であるロンドンは観光都市として知られ、伝統的な建造物である国会議事堂やロンドン塔がある他、世界都市にも位置付けられている。
ウェールズ公国
女王:エリザベス2世
首相:ボリス・ハンフリー(WLP)
首都:カーディフ
主要産業:軽工業・サービス業・金融・研究開発
詳細:アイリッシュ海に面する連合王国の構成国の一つ。16世紀前半にイングランド王国に統合され、18世紀になると工業の発展に伴い鉱業が主体へ、19世紀には石炭などを含む持ち前の地下資源を活かし連合王国の産業革命を支えた。順調に経済成長を遂げたウェールズだったが、その後エネルギー革命をきっかけに石炭産業が衰退。伝統的な重工業から軽工業、サービス業へ徐々に転換していき、現在では議会も開かれイングランドとの結びつきも強い。
スコットランド王国
女王:エリザベス2世
首相:スタンレー・オールドマン(SNP)
首都:エディンバラ
主要産業:半導体産業・情報通信産業・石油
詳細:グレートブリテン島の北3分の1を占める連合王国の構成国の一つ。18世紀にイングランド王国と合併し、ウェールズ同様石炭産業で19世紀の産業革命を支えた。1960年代に入ると、北海油田が開発されエネルギー革命にも柔軟に対応。1980年代からは半導体産業や情報通信産業の誘致が盛んに行われており、シリコングレンと呼ばれるスコットランド中部のIT産業の集積地帯はスコットランドの経済を支える重要地帯である。
アイルランド王国
女王:エリザベス2世
首相:バーティ・ロビー・パウエル(DUP)
首都:ダブリン
主要産業:造船・製薬・ソフトウェア・サービス業
詳細:アイルランド島を領土とする連合王国の構成国の一つ。19世紀初めに連合王国に併合され、ジャガイモ飢餓や信仰の違い、民族的な格差などの問題から1919年のアイルランド共和国による独立戦争をきっかけに1世紀ほどにわたる地域紛争、領土問題が勃発。1999年にはアイルランド自由国が2度目の独立戦争を起こすなど、緊迫した状況が続いたが2007年のベルファスト条約により和解。現在では諸問題が改善され強い自治権を持つ連合王国の正当な構成国となっている。
マン島
領主:エリザベス2世
首都:ダグラス
主要産業:タックス・ヘイブン金融、観光業、農業
詳細:1765年にマン島購入法によって正式に王室属領となったマン島は、ブリテン諸島に位置しながらも連合王国領ではない特別な領土の一つである。1919年には本土に先駆け婦人参政権が成立し、戦後には国王の別荘が建てられた他、現在では1999年以降不安定であったアイルランドとの通信拠点として栄え、農業や観光業の再生が叫ばれている。
チャンネル諸島
領主:エリザベス2世
首都:セント・ヘリア、セント・ピーター・ポート
主要産業:タックス・ヘイブン、サービス業、農業
詳細:アンジュー帝国の遺産であり1254年にイングランド王室の王室属領となったチャンネル諸島は現在でも存続する連合王国唯一の大陸領土であり、第二次世界大戦時には他国からの侵略も受けるも、1944年に解放。戦後には選挙権などの保障も与えられ、大陸側と近い立地を生かし農業などの発展を目指している。
ニューファウンドランド王国
女王:エリザベス2世
首相:ユージーン・ロスワックス(CL)
首都:セントジョンズ
主要産業:半導体事業、林業、観光、漁業
詳細:18世紀にパリ条約により連合王国の植民地となったニューファンドランドは島の孤立した入り江が地理的に連合王国から隔たっていて監視の目から逃れられたこと、連合王国から大西洋を2年ごとに渡らずともニューファンドランドに住めば好漁場に一年中出られることから、入植が盛んとなり20世紀最初期には植民地から自治領へと昇格した。しかしそのような平穏は1930年代に終わりを迎えることとなる。世界恐慌をきっかけに発生した植民地危機は南北アメリカ大陸の植民地にも波及しカナダの独立宣言により危機感を覚えた連合王国とニューファンドランドは合併した。当時は混乱により連合王国との連合派と独立派で多少の衝突も発生したものの、最終的には連合王国のパークス首相が社会保障や高度な自治権の保障などを保証するセントジョンズ協定を締結し、それも沈静化。現在では漁業と半導体事業の聖地として、北米最大の軍事拠点として成長を遂げている。
カナダ連邦
女王:エリザベス2世
総督:アルフレッド・ジレンホール
首相:マイケル・トッド・ケーン(SCP)
首都:ヴィクトリア
主要産業:林業、観光、漁業
詳細:19世紀中盤にカナダ自治領のブリティッシュコロンビア州の一部となったバンクーバー島とクイーンシャーロット諸島は、当時北太平洋への進出を狙っていた連合王国により経済発展と近代化を遂げ、1930年代に植民地危機が訪れると、連合王国と当時のカナダ自治領との間で締結されたバンクーバー条約によりこれらの島を連合王国の支配下に置くという形でカナダ自治領が成立した。九州や台湾島などと同じほどの面積にもかかわらず90万人ほどの人口を誇り、かつ貿易面においても重要な地点に位置していたこともあり、カナダはその経済力により福祉政策を実施。現在ではその生活水準は連合王国本土とほぼ変わらない北米でも最も発達した地方の一つとして知られている。
西インド連邦
女王:エリザベス2世
総督:トーマス・ローヴェン(LDP)
首相:アンドレ・デイヴィッド・アダムス(WIFLP)
首都:ジャガラマス
主要産業:農業、漁業、鉱業、繊維業、観光業
詳細:大航海時代、太平洋への進出とカリブ海における影響力の拡大のため連合王国により植民地支配を受けてきたジャマイカ、トリニダード・トバゴなどを始めとする西インド諸島や大アンティル諸島の国々は、第二次世界大戦後独立運動を起こした。この事態を憂慮した連合王国政府は、各地域の代表との会議の末1956年英領カリブ連邦法を制定し、ついに1958年、半独立国として西インド連邦が発足した。しかし、構成地域間の対立や相違などにより一時は解体も囁かれていたが、高度な地方分権や連絡網の整備などの改革により、90年代にはそれらの問題も解決。現在では観光業などにより再び注目を集め、アダムス首相による更なる政治改革も進んでいる。
ベリーズ自治領
女王:エリザベス2世
首相:アレクシス・テッド・ベール(PUP)
首都:ベルモパン
主要産業:林業、農業、漁業
詳細:1783年より連合王国の植民地となり、アメリカ大陸(離島は含めない)唯一の連合王国の自治領であるベリーズ自治領は、50年代より独立運動が盛んとなるものの1964年に当時首相であったウィリアム・S・パークスが現地住民らとの会談の末、自治権とを引き換えに連合王国への従属を約束。現在では輪業を中心に経済を維持し、インフラの整備などを進めている。
バミューダ自治領
女王:エリザベス2世
総督:クリストファー・ケイン(CP)
首相:ジェレット・スミトロヴィッチ(PLP)
首都:ハミルトン
主要産業:金融、観光業
詳細:17世紀序盤よりイングランドによる入植が開始され、新大陸で初めてイングランド人が定住した土地となったバミューダは、その立地を生かし新大陸への進出拠点となり、第二次世界大戦期では60年代には普通選挙と二大政党制が導入、更に将来を見越し金融業を発達させたことによりバミューダは連合王国の海外領土の中でも政治的・経済的な自立度が高い、先進的なものとなった。
パナマ運河地帯
女王:エリザベス2世
総督:フレデリック・ゴードン(CP)
首都:バルボア
主要産業:通行料
詳細:大航海時代以降よりカリブ海、太平洋の植民地支配を進めていた連合王国では、支配の続行のためにも18世紀末よりドレーク海峡航路に変わる新たな航路を中米に建設する考えが議会内で浸透していた。その後1901年に運河の建造が議会にて認められ、コロンビアから当該地域を割譲させる形でパナマ運河の開通工事を開始した。そして1914年についに開通したパナマ運河は、通行料を主要な歳入とした経済を確立し、その後も連合王国の直轄領として存続し続け、1999年に正式に連合王国の構成国として併合された。
ハワイ王国
女王:エリザベス2世
国王:ロバート・K・カワナナコア
首相:ボリス・A・ターナー(CP)
首都:ホノルル
主要産業:公共部門、軍事、観光業
詳細:1778年に連合王国人が初めて上陸したことにより発見され、1795年にハワイ諸島を統一したことにより以後、連合王国の太平洋進出の拠点となったハワイ王国はカメハメハ家とその子孫の保護とハワイアン諸島の文明化を引き換えに連合王国の実質的な傀儡国となった。連合王国が太平洋地域への進出を加速させたこともあり、親米派及び列強諸国の影響力の排除と植民を行ったハワイは1898年に国民選挙の末連合王国の一部として併合され、ホノルルをはじめとする都市は港湾都市として発展していくこととなる。
アリューシャン自治領
女王:エリザベス2世
総督:ブレンダン・マイヤーズ(LA)
首都:ウナラスカ
主要産業:観光、漁業
詳細:17世紀にロシア人探検家により発見され、19世紀中盤に産業革命による経済的余裕ができた連合王国に併合されアリューシャン列島は、ダッチハーバーやアッツ島などを中心に生態系の調査及び北太平洋最大の軍事拠点として整備された。この甲斐あり第二次世界大戦では北太平洋艦隊の主要拠点として敵海軍相手に戦果を出し、その成果を十分に発揮。戦後は観光や漁業に経済を切り替え、平穏と安定を重視するようになっていった。
ギルバートおよびエリス諸島
女王:エリザベス2世
総督:モーガン・フォックス(CL)
首都:タラワ
主要産業:漁業、農業、観光業
詳細:1892年に保護領に、1916年に連合王国の植民地となったギルバート及びエリス諸島は、この地に上陸した人々の影響もあり、ゆっくりと近代化と入植が進められた。戦後は一部の無人島が核実験の実験場となったりするなど様々な問題が発生したものの改革の末ギルバート諸島住民とエリス諸島住民で個別の自治権が与えられ、国民投票により正式に連合王国の構成国となった。
ガラパゴス自治領
女王:エリザベス2世
首相:ニコラ・ザアモンデ(CL)
首都:プエルト・アヨラ
主要産業: 観光業、研究
詳細:1535年にスペイン人司教により発見されたガラパゴス諸島は、1832年にベネズエラが領有を宣言し、豊かな自然とそれによる観光業から生態系の宝庫として栄えていくことなる。しかしその後1861年から太平洋への進出を目指す連合王国からの移民が増え始め、1950年代にベネズエラで軍事クーデターが勃発すると秩序維持と邦人救出の名目で王立海軍がガラパゴス諸島近海に展開しその後ベネズエラ海軍と衝突する。そして遂に2020年にエイムズ・ウォーカーが連合王国首相に就任すると、王立軍はガラパゴス諸島へ侵攻を開始。武力により同地を併合し、戦争終結後は2023年までの2年間軍政統治が敷かれた。しかし現地住民と連合王国系住民の間の問題もあったためガラパゴス諸島は特例で、植民地ではなく自治領の一つとして成立し、現在では生物学研究の最前線として機能している。