西インド連邦
女王:エリザベス2世
総督:トーマス・ローヴェン(LDP)
首相:アンドレ・デイヴィッド・アダムス(WIFLP)
首都:ジャガラマス
主要産業:農業、漁業、鉱業、繊維業、観光業
詳細:大航海時代、太平洋への進出とカリブ海における影響力の拡大のため連合王国により植民地支配を受けてきたジャマイカ、トリニダード・トバゴなどを始めとする西インド諸島や大アンティル諸島の国々は、第二次世界大戦後独立運動を起こした。この事態を憂慮した連合王国政府は、各地域の代表との会議の末1956年英領カリブ連邦法を制定し、ついに1958年、半独立国として西インド連邦が発足した。しかし、構成地域間の対立や相違などにより一時は解体も囁かれていたが、高度な地方分権や連絡網の整備などの改革により、90年代にはそれらの問題も解決。現在では観光業などにより再び注目を集め、アダムス首相による更なる政治改革も進んでいる。
ベリーズ自治領
女王:エリザベス2世
首相:アレクシス・テッド・ベール(PUP)
首都:ベルモパン
主要産業:林業、農業、漁業
詳細:1783年より連合王国の植民地となり、アメリカ大陸(離島は含めない)唯一の連合王国の自治領であるベリーズ自治領は、50年代より独立運動が盛んとなるものの1964年に当時首相であったウィリアム・S・パークスが現地住民らとの会談の末、自治権とを引き換えに連合王国への従属を約束。現在では輪業を中心に経済を維持し、インフラの整備などを進めている。
バミューダ自治領
女王:エリザベス2世
総督:クリストファー・ケイン(CP)
首相:ジェレット・スミトロヴィッチ(PLP)
首都:ハミルトン
主要産業:金融、観光業
詳細:17世紀序盤よりイングランドによる入植が開始され、新大陸で初めてイングランド人が定住した土地となったバミューダは、その立地を生かし新大陸への進出拠点となり、第二次世界大戦期では60年代には普通選挙と二大政党制が導入、更に将来を見越し金融業を発達させたことによりバミューダは連合王国の海外領土の中でも政治的・経済的な自立度が高い、先進的なものとなった。
パナマ運河地帯
女王:エリザベス2世
総督:フレデリック・ゴードン(CP)
首都:バルボア
主要産業:通行料
詳細:大航海時代以降よりカリブ海、太平洋の植民地支配を進めていた連合王国では、支配の続行のためにも18世紀末よりドレーク海峡航路に変わる新たな航路を中米に建設する考えが議会内で浸透していた。その後1901年に運河の建造が議会にて認められ、コロンビアから当該地域を割譲させる形でパナマ運河の開通工事を開始した。そして1914年についに開通したパナマ運河は、通行料を主要な歳入とした経済を確立し、その後も連合王国の直轄領として存続し続け、1999年に正式に連合王国の構成国として併合された。