#前の話 (あらすじはトップ)
#人鳥姫の原作おさらい
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ニワトリ
「早く早く!」
アナツ
「そんな慌てなくても大丈夫だよ、舞台は逃げないんだから」
ニワトリ
「でも、まさかアナッちゃんが、
大人気、入手困難の『人鳥姫 プラチナチケット(リハーサル見学付き)』を持ってるなんて。
しかもペアで」
アナツ
「はは…」
ニワトリ
「テンション上がらずにいられますかって」
アナツ
(これはプリンセスさんには足向けて寝れないな…)
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✨👑【人鳥姫】♦💫
最終章 最終話 ~人鳥姫~
\ざわざわ/
???
「フルル~ フルル~!」
ニワトリ
「黄色い声が凄いね」
アナツ
「どっちかと言うと紫色かも」
マーゲイ
「これよりPPPプレンゼンツ、ミュージカル『人鳥姫』を始めます」
\わー!/ \パチパチ/
ナレーション(CV:マーゲイ)
「昔々、海に1羽のロイヤルペンギン(原作)が住んでいました。
ある日、そこにサンドスターという不思議鉱石が当たって、フレンズ化してしまったのです」
イワビー
「いきなり急展開だな」 (*`Д´)っ))
ナレ
「ちなみに この子はツッコミ妖精のイワビー。
劇中キャラの誰にも認識されていない、という設定です。
私も こんな子は知りません」
イワビー
「いろんな意味で虚しいキャラだな!
って、お前の言ってることも矛盾してるぞ!」 (*`Д´)っ))
ナレ
「認識できないキャラはスルーして・・・
そんなある日、ツバメの王子がクルーザーで豪遊していると・・・
イワビー
「そんな不遇な扱いにも めげずにオレは突っ込むぜ!
それよりクルーザーって、エラい現代的だな!」 (*`Д´)っ))
ナレ
「嵐が起こり、海に投げ出されてしまいました」
イワビー
「事情が変わった! 続けて?」 ( ゚д゚)つ
ロイヤル
「大丈夫?」
ナレ
「溺れていたツバメを偶然 通りかかったロイヤルが助けてあげました」
ツバメ
「ぶはぁっ!
はぁ、はぁ、何とか・・・
助けて頂いてありがとう」
イワビー
「お? ここで『人鳥姫』の原作から分岐か?」
ツバメ
「・・・ 美しい…
僕のパートナーになってください」
イワビー
「展開早ぇな!」 (*`Д´)っ))
ナレ
「上からの指示で、巻きが入ってますので」
イワビー
「メタいよ!」 (*`Д´)っ))
ロイヤル
「え… でも私、飛べないし」
イワビー
「満更でもねぇのかよ?」 (*`Д´)っ))
ツバメ
「明日の晩、お城で舞踏会を開くので是非、来てください」
イワビー
「遊んでばっかじゃねぇか!」 (*`Д´)っ))
ロイヤル
「急にそんなこと言われても・・・」
ツバメ「舞踏会では食べ放題、飲み放d…」
ロイヤル「行く!」
イワビー
「食い気味に食い付いた!?」 ( ゚д゚)
ナレ
「ちょっとイワビーさん、飲み放題に食い付いたって表現は、おかしくないですか?」
イワビー
「ツッコミにツッコミ入れんなよ!
あと、しっかりオレのこと認識してんじゃん!」 (*`Д´)っ))
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ナレ
「翌日、ロイヤルがお城に向かっていると・・・」
マジェーン
「羽~ ε=ε=ε= ΞΞ =ε=ε= 羽は要らんかね~ ε=ε=ε=🐧」
イワビー
「速い! いくらペンギン界最速と言っても速すぎるよ!
売る気あんのかよ!?
って言うか、魔女の方から売り込みに来るんかよ!」 (*`Д´)っ))
ロイヤル
「酒、酒!」
イワビー塗 れた本音を剥き出しにしてんじゃねぇよ!」 (*`Д´)っ))
「お前もスルーすんな!
あと主人公が欲に
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~お城~
\ルネッサーンス/
ナレ
「招待客による乾杯を済ませると・・・
イワビー
「懐かしいな! それ流行ったの何年前だよ!?」 (*`Д´)っ))
ナレ
「着飾った沢山のモブたちが互いをバチバチに牽制し合い、
王子のハートを射止めんと機を窺っておりました」
イワビー
「ヤだよ! そんなギスギスした舞踏会。
あとハシビロコウの群れかよ!」 (*`Д´)っ))
ナレ
「そこにロイヤルが現れました」
イワビー
「・・・」
ナレ見蕩 れてないで突っ込んで下さいよ、イワビーさん」
「
イワビー
「う、うるさい!」 (ノ`ο´) ノ
ナレ
「さぁ、主人公が来たところで告白タイムです!」
イワビー
「お約束とはいえ...」
ナレ
「おーっとぉ! ツバメがロイヤルの前に立ったー!」
イワビー
「ねるとんかよ!」 (*`Д´)っ))
ツバメ
「溺れたところを助けてもらって、#吊り橋効果で一目惚れしました!
僕のパートナーになってください!」
ナレ
「右手を差し出し、体を90度に曲げてお願いするぅー!」
イワビー
「冷静に自己分析出来てるのに、一時の感情に身を任せるの!?」 ( ゚д゚)
???
「ちょーっと待ったぁ!」
ナレ
「ここで『ちょっと待った』だ!」
イワビー
「だから、ねるとんかよって!」 (*`Д´)っ))
ナレ
「現れたのは皇帝のコウテイだ!
ロイヤルは果たしてどちらを選ぶのか?」
ツバメ
「父上、どういうつもりです!?」
コウテイ
「実は、ついさっきお妃に逃げられてね」
イワビー
「事情が変わった! 続けて?」 ( ゚д゚)つ
コウテイ
「私の性癖には もう付き合い切れない、と言われてしまったよ」
ナレ
「コウテイは『ドまぞ』ですからねぇ」
イワビー
「生々し過ぎるよ!
それ聞いてコウテイを選ぶのってハードル高くない?」
ナレ
「さあ、両者のアピールターイム!」
イワビー
「ノリノリだな…」
ツバメ
「僕のパートナーになってくれたら、
『プリンセス』の称号と✨👑を差し上げます」
コウテイ
「なんの! 私の妃になってくれたら
『クイーン』の称号と♦💫を・・・」
まごまご… 人鳥姫
イワビー
「地位とモノで釣るのか!?
あと、何だよ? ♦💫って
タイトル回収するにしても雑すぎるよ!
って『人鳥姫』は、シャっと真ん中に来い!」 (ノ`ο´) ノ
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セルル
「う~がお~ 食べちゃうぞ~」
ナレ
「そこへジャパリまんを頬張りながら乱入したのはセルリアンだぁ!」
イワビー
「もう食べてるじゃなーい!」 (ノ`ο´) ノ
\キャー!/ \キャー!/ \キャー!/
イワビー
「おい、なんか意味の違う『キャー』が混ざってるぞ?」
マジェーン
「羽~ ε=ε=ε= ΞΞ =ε=ε= 羽は要らんかね~ ε=ε=ε=:penguin」
イワビー
「だから学習しろよ!
あと、セルリアンを放し飼いにしてんじゃねぇ!」 (*`Д´)っ))
マジェーン
「今なら色違いの羽、もう一対をお付けして、月々たったのジャパリまん3ヶで・・・」
イワビー
「通販かよ!
しかも博士たちより良心的なんじゃねぇの!?」 (*`Д´)っ))
コウテイ
「買った!」
イワビー
「無駄遣いは遺伝か!」 (*`Д´)っ))
ツバメ
「買った!」
イワビー
「お前が買って、何に使う!?」 (*`Д´)っ))
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ナレ
「ハイハイ、お2人とも羽を買うのは後にして。
プロポーズの続きをお願いしますよ」
イワビー
「これ、物語として成立してる!?」
アナツ
「父上、最初にプロポーズしたのは私ですよ」
コウテイ
「息子よ、こういうことは早いもの勝ちではない。 男なら力勝負で決しようじゃないか!」
ナレ
「親子でロイヤルの腕を掴んで、引っ張り合いを始めました」
イワビー
「子供か!」 (*`Д´)っ))
マジェーン
「じゃあ私も」
セルル
「負けないんだから~」
ナレ
「魔女とセルリアンは、それぞれロイヤルの脚を掴んで、引っ張り合いを始めました」
イワビー
「#八つ裂きの刑かよ!?
ロイヤルも黙ってないで何か言え!」 (*`Д´)っ))
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ナレ
「この戦いを制したのはセルルでした」
イワビー
「なんでだよ!」 (*`Д´)っ))
セルル
「じゃあ、頂きま~す。
むしゃむしゃ… ごくん」
イワビー
「食べらr… ここで原作以上のグロ展開!?」 ( ゚д゚)
フェネック
「とても見せられないよ~」
イワビー
「おい! 今、何か変なのがカットインしたぞ?」
ナレ
「なんということでしょう。
ロイヤルは食べられてしまったのです!」
イワビー
「なにこれ… 一体どうすんの?」 ( ゚д゚)
コウテイ
「おお、なんてことだ」
ツバメ
「貴重なプリンセスが・・・」
ナレご都合展開 が起こったのです!」
「しかし その時、
イワビー本文 とルビ を入れ替えろ!」 (*`Д´)っ))
「ぶっちゃけすぎ!
せめて
ナレ眩 ゆいばかりの虹色の光が放たれ・・・
「セルルの『
へしへそ』からコウテイ「うおっ!」
ツバメ「まぶしっ!」
ナレ
「そこから現れたのは・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「誰よ! こんなシナリオを考えたのは!?」 (ノ`ο´) ノ
コウテイ
「それは・・・」
タイリク
「こんなイカれたシナリオを思い付くヒトは1人しかいないだろうな…」
<犯人はヤギね!
(やっと言えてスッキリ)
プリンセス
「そもそも、採用するって決まってないシナリオを表に出して、現実パートを畳むってどういうことよ!?」
ボス
「あたかも人鳥姫が『実際に公演された』かのような誤解を生むよね」
かばん
「叙述トリックぅ… ですかねぇ」
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サーバル
「あ、戻ったよ」
イワビー
「なんか特定の芸人のネタがチラホラ…
セリフも主人公より多い気が・・・」
コウテイ
「私の性癖がどんどんエスカレートしてないか?」
ジェーン
「死神の次は魔女役ですか…」
プリンセス
「そんなことより主人公の私が、完全に『みんみ』に食われてるじゃない!」 (ノ`ο´) ノ
タイリク
「いや、食べたのはセルル…」
プリンセス
「ヘリクツ言わないでよ!」
フルル
「私はセルリアン役でもいいけど、食いしん坊キャラって思われそ~」 もぐもぐ…
プリンセス
「あなたねぇ・・・
なんにせよ、私はこんなストーリーは絶対、認めない」
コウテイ
「どうしてそこまで…」
プリンセス
「だって・・・
だって、私は『みみ派』なのよ!」
一同
「そっち!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そう言うとプリンセスは楽屋を飛び出して行ってしまった。
ボス
「あ・・・」
イワビー
「こりゃ人鳥姫の公演はいつなることやら・・・」 ┐(´~`)┌
タイリク
「派閥はともあれ、不満…というか不安になるシナリオではあるな」
アミメ
「なんでそんなシナリオを…」
タイリク
「面白いからに決まってるだろ?
おかげで良い顔をたくさん頂いたよ」
一同
「・・・」
かばん
「プリンセスさんは大丈夫でしょうか?」
サーバル
「私が連れ戻しに行こうか?」
コウテイ
「いや、君たちの手を煩わせることはない」
ジェーン
「そうですよ。 焦ることはありませんよ」
フルル
「PPPの絆がある限り『人鳥姫』も いつかは完成するよ~」
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マーゲイ
「皆さーん、もうすぐ午後の部の時間なのでスタンバイを、
って、あら? プリンセスさんは?」
コウテイ
「そうか、ライブがあったな」
イワビー
「あぁ、飛び出しちまった…」
マーゲイ
「え~ またですかぁ?」
コウテイ
「私が迎えに行くよ」
イワビー
「まったく。 手の掛かるお姫様だよな」 ┐(´~`)┌
フルル
「え~? 今日って二回公演だったの~?」
コウテイ
「もし間に合わなかったら...
ジェーン
「はい、いつものように私たちで繋いでおきますね」
コウテイ
「頼む。 じゃあまた後で」
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\アンコール! アンコール!/
~舞台袖~
イワビー
「今日も何とか切り抜けたな」
コウテイ
「プリンセスがなかなか戻ろうとしないから...」
ジェーン
「挙句に、舞台上でコウテイと言い合いを始めるなんて…」
プリンセス
「え、演出よ、演出。 (汗)
お客さんだって楽しんでたじゃない!」
フルル
「ああいうの『痴話喧嘩』って言うんだよね~」
イワビー
「お前は なんでそんな言葉を知ってんだぁ?」
ジェーン
「あそこまで行くと、『夫婦』漫才みたいでしたけどねw」
プリンセス
「誰が…」 (赤面)
コウテイ
「な、何を言ってるんだ…」 (赤面)
マーゲイ
「あのぉ、皆さん。 そろそろ…」 (最高、最高ですよぉ.. コウ×プリ…)
コウテイ
「そうだな、お客さんが待ちかねてる」
自然と円陣になる。
コウテイが右手を前に出す。
イワビーが、すぐさま その上に手を重ねる。
ジェーンが。
そしてフルルが、(ジャパまんを慌てて口に咥え、手を服で拭うと)手を重ねる。
その上に、迷うことなく私が手を重ねる。
コウテイ
「ペパプ!」
一同
「おー お、おぉ お~」
こんな時にも息が合わないのが、PPPらしいと言えば らしかった…
プリンセス
「もう・・・相変わらずね。 でも・・・ なんだかいい感じ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5人はスポットライトの下に飛び出した。
目の前には沢山の観客が居て、皆一様に笑顔を浮かべている。
右を見る。
イワビーとフルルが笑顔で頷く。
左を見る。
ジェーンと・・・コウテイが笑顔で頷く。
自然に顔がほころぶの感じた。
私は正面を向き、右手を突き出して声を張り上げる。
「みんなー! \おー!/ 行くわよ!」
✨👑【人鳥姫】♦💫
~完~