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シン・某作者のSSスレ / 162

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162
名無しのフレンズ 2019/09/01 (日) 13:51:35 b652b@9a4dd

#前の話 (あらすじはトップ) 
#人鳥姫の原作おさらい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ニワトリ
「早く早く!」

アナツ
「そんな慌てなくても大丈夫だよ、舞台は逃げないんだから」

ニワトリ
「でも、まさかアナッちゃんが、
 大人気、入手困難の『人鳥姫 プラチナチケット(リハーサル見学付き)』を持ってるなんて。
 しかもペアで」

アナツ
「はは…」

ニワトリ
「テンション上がらずにいられますかって」

アナツ
(これはプリンセスさんには足向けて寝れないな…)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

👑【人姫】💫

最終章 最終話 ~人鳥姫~

\ざわざわ/

???
「フルル~ フルル~!」

ニワトリ
「黄色い声が凄いね」

アナツ
「どっちかと言うと紫色かも」

マーゲイ
「これよりPPPプレンゼンツ、ミュージカル『人鳥姫』を始めます」

\わー!/ \パチパチ/

ナレーション(CV:マーゲイ)
「昔々、海に1羽のロイヤルペンギン(原作)が住んでいました。
 ある日、そこにサンドスターという不思議鉱石が当たって、フレンズ化してしまったのです」

イワビー
「いきなり急展開だな」 (*`Д´)っ))

ナレ
「ちなみに この子はツッコミ妖精のイワビー。
 劇中キャラの誰にも認識されていない、という設定です。
 私も こんな子は知りません」

イワビー
「いろんな意味で虚しいキャラだな!
 って、お前の言ってることも矛盾してるぞ!」 (*`Д´)っ))

ナレ
「認識できないキャラはスルーして・・・
 そんなある日、ツバメの王子がクルーザーで豪遊していると・・・

イワビー
「そんな不遇な扱いにも めげずにオレは突っ込むぜ!
 それよりクルーザーって、エラい現代的だな!」  (*`Д´)っ))

ナレ
「嵐が起こり、海に投げ出されてしまいました」

イワビー
「事情が変わった! 続けて?」 ( ゚д゚)つ

ロイヤル
「大丈夫?」

ナレ
「溺れていたツバメを偶然 通りかかったロイヤルが助けてあげました」

ツバメ
「ぶはぁっ!
 はぁ、はぁ、何とか・・・
 助けて頂いてありがとう」

イワビー
「お? ここで『人鳥姫』の原作から分岐か?」

ツバメ
「・・・ 美しい…
 僕のパートナーになってください」

イワビー
「展開早ぇな!」  (*`Д´)っ))

ナレ
「上からの指示で、巻きが入ってますので」

イワビー
「メタいよ!」 (*`Д´)っ))

ロイヤル
「え… でも私、飛べないし」

イワビー
「満更でもねぇのかよ?」  (*`Д´)っ))

ツバメ
「明日の晩、お城で舞踏会を開くので是非、来てください」

イワビー
「遊んでばっかじゃねぇか!」 (*`Д´)っ)) 

ロイヤル
「急にそんなこと言われても・・・」

ツバメ「舞踏会では食べ放題、飲み放d…」
ロイヤル「行く!」

イワビー
「食い気味に食い付いた!?」 ( ゚д゚)

ナレ
「ちょっとイワビーさん、飲み放題に食い付いたって表現は、おかしくないですか?」

イワビー
「ツッコミにツッコミ入れんなよ!
 あと、しっかりオレのこと認識してんじゃん!」  (*`Д´)っ))

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

通報 ...
  • 163
    名無しのフレンズ 2019/09/01 (日) 14:02:18 b652b@9a4dd >> 162

    ナレ
    「翌日、ロイヤルがお城に向かっていると・・・」

    マジェーン
    「羽~ ε=ε=ε= ΞΞ  =ε=ε= 羽は要らんかね~ ε=ε=ε=🐧

    イワビー
    「速い! いくらペンギン界最速と言っても速すぎるよ!
     売る気あんのかよ!?
     って言うか、魔女の方から売り込みに来るんかよ!」  (*`Д´)っ))

    ロイヤル
    「酒、酒!」

    イワビー
    「お前もスルーすんな!
     あと主人公が欲に(まみ)れた本音を剥き出しにしてんじゃねぇよ!」  (*`Д´)っ))

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ~お城~

    \ルネッサーンス/

    ナレ
    「招待客による乾杯を済ませると・・・

    イワビー
    「懐かしいな! それ流行ったの何年前だよ!?」 (*`Д´)っ)) 

    ナレ
    「着飾った沢山のモブたちが互いをバチバチに牽制し合い、
     王子のハートを射止めんと機を窺っておりました」

    イワビー
    「ヤだよ! そんなギスギスした舞踏会。
     あとハシビロコウの群れかよ!」  (*`Д´)っ))

    ナレ
    「そこにロイヤルが現れました」

    イワビー
    「・・・」

    ナレ
    見蕩(みと)れてないで突っ込んで下さいよ、イワビーさん」

    イワビー
    「う、うるさい!」 (ノ`ο´) ノ

    ナレ
    「さぁ、主人公が来たところで告白タイムです!」

    イワビー
    「お約束とはいえ...」

    ナレ
    「おーっとぉ! ツバメがロイヤルの前に立ったー!」

    イワビー
    「ねるとんかよ!」  (*`Д´)っ))

    ツバメ
    「溺れたところを助けてもらって、#吊り橋効果で一目惚れしました!
     僕のパートナーになってください!」

    ナレ
    「右手を差し出し、体を90度に曲げてお願いするぅー!」

    イワビー
    「冷静に自己分析出来てるのに、一時の感情に身を任せるの!?」 ( ゚д゚)

    ???
    「ちょーっと待ったぁ!」

    ナレ
    「ここで『ちょっと待った』だ!」

    イワビー
    「だから、ねるとんかよって!」  (*`Д´)っ))

    ナレ
    「現れたのは皇帝のコウテイだ!
     ロイヤルは果たしてどちらを選ぶのか?」

    ツバメ
    「父上、どういうつもりです!?」

    コウテイ
    「実は、ついさっきお妃に逃げられてね」

    イワビー
    「事情が変わった! 続けて?」 ( ゚д゚)つ

    コウテイ
    「私の性癖には もう付き合い切れない、と言われてしまったよ」

    ナレ
    「コウテイは『ドまぞ』ですからねぇ」

    イワビー
    「生々し過ぎるよ!
     それ聞いてコウテイを選ぶのってハードル高くない?」

    ナレ
    「さあ、両者のアピールターイム!」

    イワビー
    「ノリノリだな…」 

    ツバメ
    「僕のパートナーになってくれたら、
     『プリンセス』の称号と👑を差し上げます」 

    コウテイ
    「なんの! 私の妃になってくれたら
     『クイーン』の称号と💫を・・・」 
                                        まごまご… 人
    イワビー
    「地位とモノで釣るのか!?
     あと、何だよ? 💫って
     タイトル回収するにしても雑すぎるよ!
     って『人鳥姫』は、シャっと真ん中に来い!」 (ノ`ο´) ノ

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 164
    名無しのフレンズ 2019/09/01 (日) 14:18:03 b652b@9a4dd >> 162

    セルル
    「う~がお~ 食べちゃうぞ~」

    ナレ
    「そこへジャパリまんを頬張りながら乱入したのはセルリアンだぁ!」

    イワビー
    「もう食べてるじゃなーい!」 (ノ`ο´) ノ

    \キャー!/ \キャー!/ \キャー!

    イワビー
    「おい、なんか意味の違う『キャー』が混ざってるぞ?」 

    マジェーン
    「羽~ ε=ε=ε= ΞΞ =ε=ε= 羽は要らんかね~ ε=ε=ε=:penguin」

    イワビー
    「だから学習しろよ!
     あと、セルリアンを放し飼いにしてんじゃねぇ!」  (*`Д´)っ))

    マジェーン
    「今なら色違いの羽、もう一対をお付けして、月々たったのジャパリまん3ヶで・・・」

    イワビー
    「通販かよ!
     しかも博士たちより良心的なんじゃねぇの!?」  (*`Д´)っ))

    コウテイ
    「買った!」

    イワビー
    「無駄遣いは遺伝か!」  (*`Д´)っ))

    ツバメ
    「買った!」

    イワビー
    「お前が買って、何に使う!?」  (*`Д´)っ))

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ナレ
    「ハイハイ、お2人とも羽を買うのは後にして。
     プロポーズの続きをお願いしますよ」

    イワビー
    「これ、物語として成立してる!?」

    アナツ
    「父上、最初にプロポーズしたのは私ですよ」

    コウテイ
    「息子よ、こういうことは早いもの勝ちではない。 男なら力勝負で決しようじゃないか!」

    ナレ
    「親子でロイヤルの腕を掴んで、引っ張り合いを始めました」

    イワビー
    「子供か!」  (*`Д´)っ))

    マジェーン
    「じゃあ私も」

    セルル
    「負けないんだから~」

    ナレ
    「魔女とセルリアンは、それぞれロイヤルの脚を掴んで、引っ張り合いを始めました」

    イワビー
    #八つ裂きの刑かよ!?
     ロイヤルも黙ってないで何か言え!」  (*`Д´)っ))

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ナレ
    「この戦いを制したのはセルルでした」

    イワビー
    「なんでだよ!」 (*`Д´)っ))

    セルル
    「じゃあ、頂きま~す。
     むしゃむしゃ… ごくん」

    イワビー
    「食べらr… ここで原作以上のグロ展開!?」 ( ゚д゚)

    フェネック
    「とても見せられないよ~」

    イワビー
    「おい! 今、何か変なのがカットインしたぞ?」 

    ナレ
    「なんということでしょう。
     ロイヤルは食べられてしまったのです!」

    イワビー
    「なにこれ… 一体どうすんの?」 ( ゚д゚)

    コウテイ
    「おお、なんてことだ」

    ツバメ
    「貴重なプリンセスが・・・」

    ナレ
    「しかし その時、ご都合展開(ふしぎなこと)が起こったのです!」

    イワビー
    「ぶっちゃけすぎ!
     せめて本文(たてまえ)ルビ(ほんね)を入れ替えろ!」 (*`Д´)っ))

    ナレ
    「セルルの『へし へそ』から(まば)ゆいばかりの虹色の光が放たれ・・・

    コウテイ「うおっ!」
    ツバメ「まぶしっ!」

    ナレ
    「そこから現れたのは・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 165

    サーバル
    「あ、戻ったよ」

    イワビー
    「なんか特定の芸人のネタがチラホラ…
     セリフも主人公より多い気が・・・」

    コウテイ
    「私の性癖がどんどんエスカレートしてないか?」

    ジェーン
    「死神の次は魔女役ですか…」

    プリンセス
    「そんなことより主人公の私が、完全に『みんみ』に食われてるじゃない!」 (ノ`ο´) ノ

    タイリク
    「いや、食べたのはセルル…」

    プリンセス
    「ヘリクツ言わないでよ!」

    フルル
    「私はセルリアン役でもいいけど、食いしん坊キャラって思われそ~」 もぐもぐ…

    プリンセス
    「あなたねぇ・・・
     なんにせよ、私はこんなストーリーは絶対、認めない」

    コウテイ
    「どうしてそこまで…」

    プリンセス
    「だって・・・
     だって、私は『みみ派』なのよ!」

    一同
    「そっち!?」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    そう言うとプリンセスは楽屋を飛び出して行ってしまった。

    ボス
    「あ・・・」

    イワビー
    「こりゃ人鳥姫の公演はいつなることやら・・・」 ┐(´~`)┌

    タイリク
    「派閥はともあれ、不満…というか不安になるシナリオではあるな」

    アミメ
    「なんでそんなシナリオを…」

    タイリク
    「面白いからに決まってるだろ?
     おかげで良い顔をたくさん頂いたよ」

    一同
    「・・・」

    かばん
    「プリンセスさんは大丈夫でしょうか?」

    サーバル
    「私が連れ戻しに行こうか?」

    コウテイ
    「いや、君たちの手を煩わせることはない」

    ジェーン
    「そうですよ。 焦ることはありませんよ」

    フルル
    「PPPの絆がある限り『人鳥姫』も いつかは完成するよ~」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    マーゲイ
    「皆さーん、もうすぐ午後の部の時間なのでスタンバイを、
     って、あら? プリンセスさんは?」

    コウテイ
    「そうか、ライブがあったな」

    イワビー
    「あぁ、飛び出しちまった…」

    マーゲイ
    「え~ またですかぁ?」

    コウテイ
    「私が迎えに行くよ」

    イワビー
    「まったく。 手の掛かるお姫様だよな」 ┐(´~`)┌

    フルル
    「え~? 今日って二回公演だったの~?」

    画像

    コウテイ
    「もし間に合わなかったら...

    ジェーン
    「はい、いつものように私たちで繋いでおきますね」

    コウテイ
    「頼む。 じゃあまた後で」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 166

    \アンコール! アンコール!/

    ~舞台袖~

    イワビー
    「今日も何とか切り抜けたな」

    コウテイ
    「プリンセスがなかなか戻ろうとしないから...」

    ジェーン
    「挙句に、舞台上でコウテイと言い合いを始めるなんて…」

    プリンセス
    「え、演出よ、演出。 (汗)
     お客さんだって楽しんでたじゃない!」 

    フルル
    「ああいうの『痴話喧嘩』って言うんだよね~」

    イワビー
    「お前は なんでそんな言葉を知ってんだぁ?」

    ジェーン
    「あそこまで行くと、『夫婦』漫才みたいでしたけどねw」

    プリンセス
    「誰が…」 (赤面)

    コウテイ
    「な、何を言ってるんだ…」 (赤面)

    マーゲイ
    「あのぉ、皆さん。 そろそろ…」 (最高、最高ですよぉ.. コウ×プリ…)

    コウテイ
    「そうだな、お客さんが待ちかねてる」

    自然と円陣になる。
    コウテイが右手を前に出す。
    イワビーが、すぐさま その上に手を重ねる。
    ジェーンが。
    そしてフルルが、(ジャパまんを慌てて口に咥え、手を服で拭うと)手を重ねる。
    その上に、迷うことなく私が手を重ねる。

    コウテイ
    「ペパプ!」

    一同
    「おー お、おぉ お~」

    こんな時にも息が合わないのが、PPPらしいと言えば らしかった…

    プリンセス
    「もう・・・相変わらずね。  でも・・・ なんだかいい感じ!」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 167
    ヤギ 2019/09/01 (日) 14:30:29 修正 b652b@9a4dd >> 162

    5人はスポットライトの下に飛び出した。

    目の前には沢山の観客が居て、皆一様に笑顔を浮かべている。

    右を見る。
    イワビーとフルルが笑顔で頷く。
    左を見る。
    ジェーンと・・・コウテイが笑顔で頷く。
    自然に顔がほころぶの感じた。

    私は正面を向き、右手を突き出して声を張り上げる。


    「みんなー!  \おー!/  行くわよ!」 

         👑【人姫】💫

            ~