『人鳥姫』
昔々、海にロイヤルペンギンが住んでいました。
ある夜、嵐のせいで豪華客船から『ツバメの王子様』が振り落とされ、
その溺れていた王子を見つけたロイヤルは助けてあげました。
ロイヤルはこの時、仄かな想いを抱きましたが、
王子は気を失っていたので覚えていませんでした。
それからしばらく経って、お城で舞踏会が開かれることになりました。
ロイヤルは王子に一目会いたい、と出席しようとしますが、
お友だちは「身分が違う」「飛べないあなたでは王子に付いていけない」と
こぞって反対しました。
諦め切れないロイヤルは魔法使いに相談しました。
魔法使いは「前払いで、お前の声を寄越すなら」と羽を付けてくれました。
ロイヤルは有頂天でお城に向かいますが、
そこでは王子と許婚者が挨拶周りをしていました。
そう。 実質「未来のお姫様のお披露目パーティー」だったのです。
声を失ったせいで、命の恩人であることも言えず、
想いも告げてフラれる、ということも出来ず・・・
失意のドン底で海に戻ると魔法使いが襲い掛かってきました。
実はセルリアンだったのです。
助けを呼ぶことも、慣れない羽で逃げることも出来なかったロイヤルは、
セルリアンに食べられ、海で虹色の球になって消えてしまいました・・・とさ。
プリンセス「・・・」
一同 —–。゚(゚´Д`゚)゚。—–
かばん
「悲しいお話ですね…」 (о・_・)ノ~(ノω<。)
タイリク
「そうだろう。 あまりに救いが無さ過ぎてな… そこで相談なんだが」
かばん「はい」
タイリク「ハッピーエンドにして欲しい」
かばん「は?」
タイリク
「最近、新しいネタが浮かばなくてね。
としょかんの本をマンガ化しようと思ったんだよ。
字を読めるフレンズは、まだ少ないからね。
ーで手に取った本がコレだろ?」
かばん
「それをどうにかするのが作家なんじゃ…」
タイリク「黙っていたが、実は私は影武者でね。 本当の先生は、ココには居ないんだ」
アミメ「なんと!?」
タイリク「食べるともっと増やせるんだよ」
サーバル「すっごーい! 見たい見たい!」
タイリク「桃色のk…
アリツ「もう、その辺で…」
タイリク「頼むよ、かばん~。 フレンズ助けだと思って、ここはひとつぅ~」
かばん(甘えないでくださーい)
サーバル「かばんちゃんに任せてよ!」
かばん(なんでサーバルちゃんが受け合うの?)
ジェーン「かばんさん、私からもお願いします。 きっと良いお芝居に出来ると思うんです」
かばん(外堀が どんどん埋められていく…)
コウテイ「かばん一人に背負わせるわけにはいかない、皆で考えよう」
かばん「はい、分かりました…」 (´・ω・`)
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