虫喰いでないフレンズ
今作より5話分の過去話へのリンクを貼ります
また、最新話更新と同時に前回に最新話へのリンクをつけます
11話>> 562
12話>> 596
13話>> 601
14話>> 614
15話>> 619
前回のあらすじ
ドブネズミが眠っていると夢でスタンドに出会った
そのスタンドは『夢みるプリンセス』と名乗る
互いに態度が悪く挑発しあったことで戦闘に発展する
最初は相手の能力によりスタンドを封じられていたドブネズミだが『スタンド化』させられ、攻撃のチャンスが来たところで攻撃する
すると相手は急に戦意喪失して降参した
そして伝えることがあると言って話しだしたのだった
ののののののののののののののののののの
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃんは大丈夫だったね。ヤンバルクイナちゃん、なんで大丈夫ってわかったの?さっきハブちゃんも聞いてたけどさ」
ヤンバルクイナ
「それはね〜、実は〜『プリンセス』って子が夢に出てきたからだよ〜。あの子を夢で見たってことはさ〜、ドブネズミちゃんは何かを知るために『プリンセス』と会ってるんだよ〜」
ハブ
「ハブはずっとここら辺に住んでるけどそんなことは知らなかったぞ?それにプリンセスって何処かで…」
アフリカゾウ
「『プリンセス』?もしかしてロイヤルペンギンちゃんのこと?」
ヤンバルクイナ
「う〜ん、その子とは似ても似つかないくらい違うと思うよ〜。PPP(ペパプ)やってるプリンセスはわたしも知ってるしね〜」
アフリカゾウ
「ふーん、プリンセスっていう子が他にもいたの?」
ドブネズミ
「ふぁ〜〜〜〜!それはわたしが説明する。またすぐ寝るけど、当のそいつから説明役を任されたんでな」
アフリカゾウ
「おはよ!」
ハブ
「おはようだぞ。なんだって?」
ヤンバルクイナ
「おはよ〜。夢に出てくるプリンセスって子からの伝言ってこと〜?」
ドブネズミ
「お、おはよう。そうだ。あいつ自身は夢にしか居られないからことづてを頼みますだと。
まず、『あいつ自身がスタンドだ』ってこと。つまり、わたしのようなスタンド使いしか夢に見ないらしい。スタンド使いでないやつの夢に行っても詰まらないんだとよ」
アフリカゾウ
「えっ……そ、それは本当なの?」
ドブネズミ
「本当だが、何かあるのか?」
アフリカゾウはヤンバルクイナを凝視した。
それにつられてドブネズミもヤンバルクイナを見つめる。
更に、それをみてハブもヤンバルクイナを見つめた。
ハブ
「???」
ヤンバルクイナ
「わたし、何かいけないことを言っちゃいましたかね〜?」
ドブネズミ
「多分、そうじゃあない。どういうことなんだ?アフリカゾウ…」
アフリカゾウ
「ヤンバルクイナちゃんは『プリンセス』って子が夢にでるって言ってた、よね?その子を夢でみたことがあるってことなの?」
ヤンバルクイナ
「そうですけど〜…このこは誰なんですか〜?」
ドブネズミ
「ん?言ってないのか?」
アフリカゾウ
「言ってないっけ…」
ドブネズミ
「ドブネズミだ。おまえにはスタンドが見えたのか?ボスがいないのに?おまえ、スタンド使いなのか?」
ヤンバルクイナ
「スタンド〜?なんですか〜?」
ドブネズミ
「スタンド使いというものについては、あまり詳しくない。スタンドっていうものはこれを見れば一応わかるだろう」
ドブネズミは『ラット』を出現させなるべく遠くの物体を狙うようにして撃ち出した。
弾は木の枝に当たり溶け、枝が着弾点から折れ曲がり落ちた。
ヤンバルクイナ
「と、突然なんなの〜!?それはなに〜?」
ハブ
「え?何があったんだ?」
ドブネズミ
「それも交えて色々と話したいことがある。ちょっと長いけど聞いてくれ。ヤンバルクイナは初対面だから、自己紹介も兼ねてな」
アフリカゾウ
「短めにしてね…」
ハブ
「ふぁ〜〜…」
ヤンバルクイナ
「いいよ〜」
ドブネズミ
「ありがとう。わたしのスタンド、『ラット』でそこの木の枝を撃った。
当たったところは溶け落ちるから枝の先の方が一緒に落ちたんだ。
スタンドってのは、要するに特別な能力なんだ。使えるやつにしか見えないらしい。
それはつまり、これが見えているヤンバルクイナがスタンド使いだってことなんだ。
スタンドは、何だって使う者がいるものなんだ。
わたしが夢で会った『夢みるプリンセス』はスタンドだ。
やつを使う本体がいるはずだ。
わたしはその情報が欲しい。
そのためにここに来たと言ってもいいからな。
スタンドが見えているのはこの場ではわたしとヤンバルクイナだけだ。
スタンドと呼ばれてもピンと来ないのはわかる。
だが、今能力を使って見せたから何か引っ掛かることはあるはずだ。
ヤンバルクイナに質問する。
おまえは、フレンズの技ではない特別なことができたりするか?」
ヤンバルクイナ
「ん〜、思いあたることは、残念だけどないよ〜」
ドブネズミ
「そうか…スタンドは見えるのに自分がどんなスタンドを持つのかを理解していない、といったところか?」
ヤンバルクイナ
「その、『スタンド』っていうのものは見えてるのに……?」
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃん、ヤンバルクイナちゃんが困ってるからさ、もっとわかりやすく説明してくれない?」
ドブネズミ
「おお、すまない。まず、ヤンバルクイナはスタンドがボスがいなくても見える。夢の中のスタンドも見えている。つまり、スタンドに何かしら関係してるはずなんだ。
でも、スタンドというものを知らないし使ってはいないようなんだ」
マイ
《それは本当か?》
ドブネズミ
「マイ!!?何故でている!?」
マイ
《驚きすぎじゃあないか?自己紹介しよう。わたしはこの島のフレンズの管理に携わる、コノシママイだ。今は、ドブネズミ君の腕の通信機から話している。そちらの状況を聞かせてもらった。》
ドブネズミ
「いつから聞いてた!?」
マイ
《おはようって言ってた辺りからかな。
その近くには、未知のスタンド使いが一人か二人はいるということだな?その候補がヤンバルクイナだと。》
アフリカゾウ
「たぶん、そんなかんじだと思うよ。でもわたしと同じで、ドブネズミちゃんが来るまでスタンドってものを知らなかったし、そのようなものも持ってないって…」
ヤンバルクイナ
「わたしのことが気になってるみたいですよ〜、ドブネズミさんは〜」
マイ
《ああ、そうらしい。わたしには、ヤンバルクイナのスタンド能力がわかりかけてきた。》
アフリカゾウ
「も、もう判ったの!?!?」
ハブ
「??」
ドブネズミ
「一体なんだっていうんだ!?」
マイ
《それはずばり。君たちの反応さ》
「な、なんだってぇぇぇぇぇ!!!?!?」
←to be continued…
17話>> 630
👍
ありがとうございます!!