島内にはいくつかの集落が存在しており、第一次群島調査は内陸部のネッケン村と沿岸のハフグファ村にて島民の生活に関する調査を行いました。島内の食文化は海産物が中心となっており、加熱した、また生の海産物にスパイスを加えて食するのが一般的なようです。
司祭はほとんど肌をさらさないようで、顔も独特な模様の刺繍された布で覆い隠しています。島民に墓を建てる習慣はなく、何かしらの原因で死亡したものは例外なく崖からいくつかの供えものと共に海へ落とすことが我々でいう"葬式"となっているようです。
↑「ネッケン村の司祭」のスケッチ。内陸部のネッケン村では陸生動物を狩り、血肉を海に捧ぐ文化があり、骨は司祭を着飾るための道具として加工されるようです
集落ごとに決まりを決定する場合は各集落の住人を集め司祭の助言の下、話し合いが行われています。深海教会は当地の中央政府的な存在であり、大司教が各地の司祭を統括する存在となっているようです。現大司教は帝国政府および自治領政府に対して好意的であり技術提供にも協力的でした。
2000年 Edmund Bradford
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2024年現在までに、エーギル自治領の実態調査は12回行われました。
"海の声"の観測はできていないものの、同伴した研究者の中には"海の声"を聞いたと主張するケースが多数報告されています。調査隊の見解としては、一種の精神状態による幻覚症状と見られています。Ag-2019-37によって"海の声"の存在が確認され、現在の定説は見直されています。
第3次エーギル危機以降、調査隊派遣はされておらず帝国政府も渡航へ難色を示しています。
エーギル自治領への渡航はおすすめできません。エーギル自治領ではアイヴィーサと北部の帝国軍駐屯地を除き治外法権が適応されます(帝国政府の高官、駐留軍兵士、認定された企業の研究者等は除く)。事情があってエーギル自治領へ渡航申請し、許可証を持って渡航しても上記の地域から出ることは推奨されず、自己責任となります。