プリンセス
「私が見ていた夢ってどういうモノなの?
実は過去に本当に起こったこと、とかじゃないの?」
博士
「夢は、現実で起こったことに対し、記憶の整理を行っている時に見ると言われています。
言わば『録画された動画を再生しながら編集作業をする』ようなものですね。
ただ、シーンがランダムに再生されるので支離滅裂な内容になりがちです」
助手
「ですから、2章(夢)で起こったことは、
おおむね1章(現実)からピックアップされたもののはずです。
時任博士の名付けられ方が そうだったように・・・」
プリンセス
「フェネックが分裂したことも!?」
博士
「#前者が夢の中、
#後者が現実での出来事です。
どうです? モモイロで増えるとか、影武者がどうとか共通点があるでしょう」
プリンセス
「細かすぎて伝わらない伏線! しかも3ヶ月越し!」
助手
「では,これはどうです?
#ココ での「としょかんに…」は
#コチラでのかばんの「としょかんに連れて行こう」の一部が聞こえたものと思われます。
そして、#「???」内でのお前以外のセリフは
#コチラのセリフと完全に一致しています」
つまり私の見ていた夢は現実と地続きだった、ということだろうか…
プリンセス
「でも、おかしな点もチラホラ…」
なぜか妙に悪足掻きをしてしまう。
博士
「夢は脳の自律的な活動で、そこに意志は介在しません。
『えゔぁ』に例えれば、『暴走』や『ダミーシステム』のようなものです。
夢での荒唐無稽なストーリー展開や設定の矛盾は、そうした中で起こるのです」
プリンセス
「だけど1章に無い設定もあったわよ?
ダイヤリアンとか・・・」
私はそんなに夢だと認めたくないのだろうか。 必死に食い下がる。
助手
「それは『予知夢』と呼ばれるものかもしれませんね」
プリンセス
「予知夢?」
博士
「文字通り『
一種の超能力です」
助手
「ヒトが#脳機能を10%しか使いこなせていない、という説は否定されたようですが、
かと言って脳の全てを解明できた訳ではありません。
ましてやフレンズが、予知夢を見ることが出来たとしても不思議ではないでしょう。
サンドスターは万能なので」
じゃあ、またダイヤリアンが現れるというのだろうか?
そう言えば、1章で
・・・だったら『ツバメの王子様』は・・・?
博士
「寝ている時に見る夢は単なる幻ですが、起きている時 見る夢は希望です。
夢見るだけで終わらせるのか、夢を叶え実現するのかは、お前次第なのです」
助手
「予知夢も同じで、
流れに任せて、そのまま現実のものとしてしまうのか、
運命に打ち克ち、新たな未来を創るか。
それは、お前次第なのです」
なんか『良い話』みたいにまとめたけど、
はぐらかされたというか、ぶん投げただけ、のような…
博士
「なんにせよ約2ヶ月間、10話も掛けて書いたものが、
『夢オチでした』で終わらせてしまっては勿体ないのです。
そこからも伏線として使えるものは
プリンセス
「メタいわね…」
助手
「かなりの部分でネクスォン神話に書かれていることと重なっているのは気になりますが…」
プリンセス
「ネクスォン神話?」
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