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【未来のぼうし】
[4話] ~Bパート~
火の付いた「ミライのぼうし」は風に乗り、セルリアンに向かって飛んでいった・・・
ミライ「・・・ 向かって…?」
かばん「あ」
サバ「あ…」
食い「あ?」
食い倒れリアンは、目の前に飛んできたぼうしを、思わず両手で掴んでしまった。
食い「あ!」
その瞬間、拘束を解かれたサバちゃんは、脅威のジャンプ力ぅと脚力ぅでセルリアンから離脱すると、
ミンミービーストに駆け寄り、鞄を受け取って かばんちゃんに返した。
サバ「休みの日はミンミーと『狩りごっこ』で鍛えてるって言ったでしょ?」
「ふっふーん!」と腰に手を当て、エラそうに ふんぞり返る。 ⊂( ̄^ ̄)⊃
ミンミービースト「・・・」 (´。_。`)
・・・・・・・・・・・・
食い (¬_¬)
ミライ「け、計算通りですからね!」 (汗)
私も負けじと 「ふっふーん!」と腰に手を当て、エラそうに ふんぞり返ってみる。 ⊂( ̄^ ̄)⊃
かばん「はは…」
食い
「なるほどなぁ。
タイトルが伏線やったか・・・ 王道やな」
ミライ「話の終わりごとに必ずぼうしというワードもありましたしね」
かばん「>> 411のチャッカマンのネタまで拾ってたんですね」
サバ「アニメ1話、12話(>> 377、>> 531)の紙飛行機要素もね!」
ぼうしの火は消えていた。
淵に穴が開き、羽飾りが1本飛んでいった(>> 502)のと合わせて、
「かばんちゃんのぼうし」みたいになっている。
食い「ふ… 一泡吹かせられたんはオレの方か…」
自嘲気味に呟いた。
食い
「とにかく形勢逆転やな。
あとは四次元鞄の中身でも何でも使えばええ。
オレをぱっかーんして極楽浄土… いや地獄か。 ーに送ってくれや。
それで この物語も終わる」
どうして そう結論を急ぐのだろう?
多少、持ち直したとはいえ優位に立った、と言えるほどではない。
サバちゃんが加わったからといって、依然 戦力不足の感は否めないし、
セルリアンに弱点も見当たらない。
・・・
まだ何かを隠しているのだろうか…?
もし奥の手があるのなら油断は出来ない。
そう思い、機を窺う・・・
じーーーーーっ!
だが食い倒れリアンは
「時間稼ぎは もうええやろ。 早く…」
ーと
やはり何かある。 いや、むしろ焦っている…?
・・・
胸騒ぎがする。
勝ち負けの問題なんかじゃない。 もっと大きな何か・・・
そう。 まるでアニメ最終話の放送を明日に控えた視聴者のような…
・・・・・・・・・・・・
ミンミー(CV:カコ)「待って!」
カコ博士からの通信で・・・
カコ「フレンズとセルリアン。 同じ種族同士で争うのはヤメて欲しいの!」
空気は一変した。