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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 546

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名無しのフレンズ 2018/12/15 (土) 13:12:42 f2808@7d493

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【未来のぼうし】
 [4話] ~Bパート~

火の付いた「ミライのぼうし」は風に乗り、セルリアンに向かって飛んでいった・・・

ミライ「・・・ 向かって…?」
かばん「あ」
サバ「あ…」
食い「あ?」

食い倒れリアンは、目の前に飛んできたぼうしを、思わず両手で掴んでしまった。

食い「あ!」

その瞬間、拘束を解かれたサバちゃんは、脅威のジャンプ力ぅと脚力ぅでセルリアンから離脱すると、
ミンミービーストに駆け寄り、鞄を受け取って かばんちゃんに返した。

サバ「休みの日はミンミーと『狩りごっこ』で鍛えてるって言ったでしょ?」 
「ふっふーん!」と腰に手を当て、エラそうに ふんぞり返る。 ⊂( ̄^ ̄)⊃

ミンミービースト「・・・」 (´。_。`)

・・・・・・・・・・・・

食い (¬_¬)

ミライ「け、計算通りですからね!」 (汗)
私も負けじと 「ふっふーん!」と腰に手を当て、エラそうに ふんぞり返ってみる。 ⊂( ̄^ ̄)⊃ 

かばん「はは…」

食い
「なるほどなぁ。
 タイトルが伏線やったか・・・ 王道やな」

ミライ「話の終わりごとに必ずぼうしというワードもありましたしね」
かばん「>> 411のチャッカマンのネタまで拾ってたんですね」
サバ「アニメ1話、12話(>> 377>> 531)の紙飛行機要素もね!」

ぼうしの火は消えていた。
淵に穴が開き、羽飾りが1本飛んでいった(>> 502)のと合わせて、
「かばんちゃんのぼうし」みたいになっている。

食い「ふ… 一泡吹かせられたんはオレの方か…」 

自嘲気味に呟いた。

食い
「とにかく形勢逆転やな。
 あとは四次元鞄の中身でも何でも使えばええ。
 オレをぱっかーんして極楽浄土… いや地獄か。 ーに送ってくれや。 
 それで この物語も終わる」

どうして そう結論を急ぐのだろう?
多少、持ち直したとはいえ優位に立った、と言えるほどではない。
サバちゃんが加わったからといって、依然 戦力不足の感は否めないし、
セルリアンに弱点も見当たらない。

・・・
まだ何かを隠しているのだろうか…? 
もし奥の手があるのなら油断は出来ない。
そう思い、機を窺う・・・

じーーーーーっ! 

だが食い倒れリアンは
「時間稼ぎは もうええやろ。 早く…」
ーと()かしてくる。

やはり何かある。  いや、むしろ焦っている…?

・・・
胸騒ぎがする。
勝ち負けの問題なんかじゃない。 もっと大きな何か・・・ 

そう。 まるでアニメ最終話の放送を明日に控えた視聴者のような…

・・・・・・・・・・・・

ミンミー(CV:カコ)「待って!」

カコ博士からの通信で・・・

カコ「フレンズとセルリアン。 同じ種族同士で争うのはヤメて欲しいの!」

空気は一変した。

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