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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 527

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名無しのフレンズ 2018/12/08 (土) 13:19:40 修正 f2808@7d493

【未来のぼうし】
 [4話] ~Aパート-2~

食い「!?」
かばん「・・・」
サバ「?」

1日経った 固唾を飲んで1分待ったが、状況は変わっていない。
CMは挟まれていたが、「万能桶」がどこかに出現したということもなさそうだし、
内容に「作者からのヒント」らしきものも無かった。

正直、大失態だったと思う。
どこの世界に、よりにもよって作者に救いを求める主人公が居るだろう?

編集担当が読めば、世に出る前にボツを食らって、そのまま打ち切りにされても文句は言えないところだ。
(そう言えば、目の前に設定を忘れられてそうな編集担当なら居るが・・・)
読者に助力を求めることも考えたが、それではネバーエンディングストーリーの丸パクリだ。

もしかすると作者もアイデアを使い果たし、抜け殻なのか?
ーとも疑った。

だが、ここで安い奇跡が起こってしまえば、さぞ興醒めだろう。
読者も「ご都合主義だ」と愛想を尽かし、離れていってしまうだろう。
それぐらいの分別は作者にもあるらしい。

・・・・・・・・・・・・

食い「反省したいのか、作者をdisりたいのか、どっちや?」

スマホを覗きながら食い倒れリアンが痛いところを突く。

そうだった。
セリフも地の文もリアルタイムで筒抜けだった。
折り畳みも白文字も無効。
>> 458でかばんちゃんが
「なぜ電話の相手が新井さんだと分かったのか?」みたいなことを言っていたが、
こんな形で効いてくるとは思わなかった。

食い
「お、DMや。 なになに? 
 ジャガーたちは接客中。 さむらいガンマンの2人はファイナルラウンド進出?
 これは()れそうにないな…w」

例の作者からの情報提供だろうか?

食い
「正面ゲート前は膠着(こうちゃく)中、プール前は救出中...
 ちょっとヤリ過ぎちゃうかなぁ?」

状況は相変わらず(かんば)しくない。
食い倒れリアンも苦笑いで舐めプ発言をしていた・・・

ちょいちょい…
その間、ずっと食い倒れリアンを観察していた かばんちゃんに袖を引っ張られた。

かばん
「作者さんはセルリアンの味方というわけでも、ミライさんの敵というわけでもない、
 ーと思うんですが...」

ミライ「???」

かばん
「セルリアンは作者さんに協力することにした、と言いました。 逆ではありません。
 知り合い、とは言いましたが、仲間や おともだちとは言ってません。
 セルリアンが編集でカットするように依頼した部分も変わっていません。
 そして作者を敵認定したのは・・・ ミライさんだけです」

ミライ「!?」

確かにそうだ。
立場を変え、見方を変えてセリフを見直すと、違って読める。

すべては作者の叙述トリックに踊らされていた、というのだろうか?

かばん「それと… セルリアンにも焦りが見えるような気がするんです」

・・・・・・・・・・・・

今回かばんちゃんは脇役に徹し、叡智を発揮してはくれないようだが、
参謀として観察力で助け舟を出す役回りのようだ。

やっと目が覚めた。
あとは私が主役としての仕事を(まっと)うするだけだ。

食い
「やっと、やる気になったか。 じゃあ どうする?
 オレと闘うか、仲間になるか?
 それとも逃げるか? 『まほう!』でも使うか?
 ドラゴンボールを7つ集めて神龍シェンロンに頼むか?」
勝ち誇ったように(そしてどこか安堵したようにも見える)畳み掛けてくる。

戦闘は分が悪い。 仲間になるという選択もありえない。
逃げるなんてもっての他だ。 まほう! は使ってみたかった。
この作品は、あくまで「けものフレンズ」だ。
作者「今更やなぁ…」

やはり「なすすべ」は無いように思える。

食い
「いつまで時間稼ぎをするつもりや!?
 このまま4話途中で打ち切って失踪するか?」
作者「それだけは勘弁してくださーい!」
なんか作者の戯言(たわごと)が聞こえる気がするが、気のせいだろう。

・・・・・・・・・・・・

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