数分後、彼らは狭いOT-94装輪装甲車の中に押し込まれていた。
もちろん景色は見えないし、クーラーも無いのでそこそこ熱い。
ただし、その代わり防弾性能は保障されている。
「…そういえば、まだ皆さんの使ってる銃を聞いてませんでしたね。」
ライラが全員に質問する。
エルヴィーンが答える。
「vz.54自動小銃。ストッピングパワーなら一番だ。」
デニスが答える。
「Vz.68散弾銃だ。近接ならこれが最高だぜ」
ラドヴァンが答える。
「vz.64短機関銃とRPG-85対戦車兵器。
遠距離戦闘には向きませんが、支援要員としては十分でしょう」
グエンが答える。
「Cz.807のマークスマンです。
ビエンさんも同じものを使ってます」
最後にテオドルが答えた。
「Cz.1905。最良の友だよ」
「一次大戦期のボルトアクションライフル?そんな旧式兵器が使えるのか?」
デニスが古い銃を馬鹿にする。
「なに、故障もしないし威力も申し分ない。
私から見たら最高の武器だよ。」
「それで… ニーニコスキとレヴァーは何を使うんだい?」
続いて、ラドヴァンが2人に質問した。
「cz.07です。
重量的に1人で持ち運ぶのは無理なので、現地の皆さんに運ばせる予定です。
…あ、それとレヴァーちゃんは?」
「ZK-383短機関銃です。1938年採用ですが、
これは今年生産された物なので故障の心配はない…と思います…。」
自信が無さそうにミレナが言う。
「ま、大丈夫だろうさ。
私の小銃は1932年製だが、今まで故障したことはない…」
そんな話をしながら、装輪装甲車は山道を走り抜けていった。
ア・セブン・ネーション・アーミー・クッドントゥ・ホールド・ミー・バック
2024年2月25日 AM5:50
ライラ・ニーニコスキ
トラスト市江西省
Vz.54…M14 Vz.68…レミントンM870
Vz.64…スコーピオン RPG-22…M72 RAW
Cz.807…MASADA Cz.1905…モシン・ナガン
cz.07…ダネル NTW-14.5