ガシャーン...
「うぉッ?!!!」
突如抵抗感が無くなり、男は尻もちをついた。
「おい...、嘘だろ......」
男は自分の目の前にある肩より上の部分から切断された仲間の腕と頭部を目の前に独り呆然とする。
(こんな...、こんなことが...)
「しばらくはこれで持ちこたえることができる筈だ。今のうちに防衛陣地を構築し援軍の支援が来るまで───
リーダーの指示が突如として男には聞こえなくなった。
(...、は?)
男が最期に見た光景は、隔壁を貫く紅い光と首を失った自分の胴体であった。
● ● ● ● ●
『この辺り一帯の制圧は凡そ完了といったところでしょうか...。しかし、時期にあちらの増援が来てしまいますね。早いところデータの収集を済ませてしまいましょう』
周囲の警備部隊を一掃したミーナであったが、その先の通路へと続く扉の前に人影が立っていることに気が付く。
「随分と派手にやらかしてくれましたね」
『これは...』
ミーナはその人物を視認するとやや声音に驚きの念を込めながら返答した。
『モルトラヴィス帝国 外務宰相閣下ではありませんか。お邪魔しております』
その他諸々:
・傀儡化→意思疎通は可能ですがどこか言動がおかしくなっていたりします。
・天井から→ミーナさんとしての意識が覚醒していない随伴機は少々おつむがアレなので、廊下は散らかし放題にした挙句、タヒ体を天井に隠しやがりました()
・身の丈7フィート以上のバケモノ→対異形系戦闘用義体です(詳しくは人外設定スレの画集を参照)
・巻きついてきた帯状のもの→CNTアクチュエータチューブ内蔵のコートです(人間相手であれば巻き付けた状態でそのまま圧殺することも可能です)
・蹂躙劇★→武器を持っただけの人間を相手に天下無双するミーナさんを描写しました()
・毒ガス→諸々を混合した闇鍋ならぬ闇VXガスです。
・紅い光→隔壁をファイバーレーザで溶断しようとしています。
・お邪魔しております→シナノさんとエンカウント()