『ヂュ・ルェンさんですか...。覚えておきましょう』
「それでその男たちをどうするつもりなんだ?」
『......、彼らには私の実験を手伝っていただきます。良ければ貴女もご一緒にどうでしょうか?きっと気に入りますよ』
「...悪いけど遠慮させてもらうよ」
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これ以上の会話は無意味と判断したのか。急所を抉るようにして繰り出されたルェンの一撃。しかしその一撃は正に『手本のような』一技により容易にいなされてしまう。
『やはり、戦技を技能として体得していたのはツキヨさんだけではありませんでしたか。彼からお話を聞いた上で対応策の練り直しを行いましたが...。あの見直しがなければ少々危ういところでしたね』
突如話題に出てきた知人の名に一瞬思考が逸れるが、即座に体制を立て直し次なる一手へと打って出た。
右足にて繰り出した上段蹴り...、左腕であっさりと受け流されてしまった。即座に鞭のように長くしなる尾を追加で刺し込むが...、かすりこそしたものの手甲によりいなされてしまう。
膝蹴り、ひねり、背面、ありとあらゆる格闘技を試してみるがことごとく受け流さてしまう。
まるで鏡のように寸分狂わず受け流していくその様は酷く不気味に写った。
「気味が悪い...」
『これは...、貴女がそのようにおっしゃりますか。しかし貴女もお人が悪い。まだ私は貴女の『技術』しか見せていただいておりません。もし貴女が彼のように昇華させたのであればあるのでしょう。あなたの『技能』が。それを私に見せてください』
・『ヂュ・ルェンさんですか...。覚えておきましょう』
「それでその男たちをどうするつもりなんだ?」
→会話は成り立つが話が通じないタイプだと理解したルェンさん。とりあえず聞くべきことだけ聞くことにした模様。
・戦技を技能として体得していたのはツキヨさんだけではありませんでしたか→仁くんへの聞き取りで人外へ対する対応策を練り直したミーナさん(ルェンさんのハードモードが確定しました)
・手本のような戦技→人類数千年のデータの蓄積による賜物です(ちょっとやそっと拳を交えたぐらいで動きが完コピされて次回以降は通用しなくなるということは無いのでご安心を)
・戦技、格闘技等々、人類の生み出した技術を使っている内はどう頑張ってもミーナさんには勝てないので、どらごんくろーや尻尾、火炎を織り交ぜた人外流の『技能』で闘いを挑みましょう。
・夜道でかなり暗いため、ミーナさんはサーマルや光量調整で周りの景色を捉えています。炎で目潰しをしてやりましょう()
ルェンさんを連れ去るために不意打ちで脇腹にレーザーを喰らわせようと考えているのですが大丈夫でしょうか?
おぉ、色々とアドバイスなどもくださりありがとうございます!
死なない程度ならいくらでも傷つけちゃって大丈夫ですよー。
お役に立ったのなら何よりです(^^)
一足先にキューバの基地で行う予定の茶番を部分的に文章として書き起こしているのですが、執筆をするにあたってルェンさんに関する幾つかの質問があります。
・炎はどういった原理で出しているのでしょうか?
・体の構造は大凡、一般的な人間と同じでしょうか?
・ルェンさんの身体にチタン製のメスは通りますか?
・ルェンさんは自力での脱出が困難であると判断した場合には、拘束具無しでも大人しくしているタイプですか?
・ルェンさんは自分に対して人体実験してくるヤツが話しかけてきたら...、
①普通に返答するタイプですか?
②無視を決め込むタイプですか?
③皮肉で返答するタイプですか?
・炎へ対する耐性はどの程度のものでしょうか?
・毒物はどの程度効きますか?
・栄養状態による体型の変化等はございますか?
今回次の次の次くらいの茶番の構想についてのご相談をお持ちしましたが、特段続きを急かしている訳ではないので、プルマーさんはご自身のペースでカキカキしてくだされ。
色々としてくださりありがたい…
・あんまり考えてませんでした()
基本的には体内のエネルギーを使って熱を放出させる的な感じです
・大体おんなじ構造です
・普通に通ります
・別に殺すわけじゃないって分かったら大人しく普通に過ごします
・普通に答えます
・量が多ければ多いほど効きます
・特にありません