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場所は変わって第3機動軍が所属する大型基地、”オペレーション・バビロン”のHQである指令室の中。多数のオペレータが現地のCPと情報をやり取りしている…それを後ろから見守る者、司令官のコバルトがいる。それとは隣に設けられた席に座っているのは、今回の作戦で派遣されてきたリバティニアの将校である。
コバルト「不安ですかな?」
リバティニアの将校は若干渋い顔をしている…無理もない、作戦は対アバドンプロトコルであるphase3に突入してしまった。最早激突は避けられない。
リバティニア将校「我々は貴国の誘いに乗り、はるばるやってきた。ここまできたら犠牲はやむを得ないと考えているが…果たしてこの戦いで何を得るのだろうか?もしかしたら我々は”パンドラの箱”を開けてしまったのではないだろうか…?」
”古代都市の技術の回収”これが2国の最大の目的である。現在、既に多くの国が存在を発表している”人外”、更にその数は指数的に増加していた…更にその中には、現実に多大な影響を与える”メアリー・スーの怪物”の発現も示唆されている。
ファントムは現状”人外”を保有していない、”人外”に対抗できるのはそれに準ずる存在だけなのだ。
コバルト「個の生物としては強大極まりない能力を持つ”アバドン”、既に古代から確立していた回路施工技術、そして別位相にある世界である”Nether”との接点がないにも関わらずネザーポータルが存在している。…確かに我々は”パンドラの箱”を開けようとしているのかもしれない…古代都市の技術が手に入れば…各国が保有する”人外”に対抗できる…。」
リバティニア将校「毒を制するのは毒のみ…という事か。我々は必死に目の前の餌に喰らいついている状態だ…果たしてそれが毒餌なのかは分からないが。」
コバルト「それがパンドラの箱かどうかは開けてみないと分かりません。危険かどうかも…それを確かめるのが我々の仕事です。このために準備をしてきました…一度負けたから、”負け犬”だからこそ対抗出来るのです。」
そういって二人は指令室から基地の外を見る。
既に基地内の敷地では大型のポータルが起動し、それを半円状に囲うように部隊が展開している。
リバティニア将校「彼らの戦いを支えるのが私達の役目だ。」
コバルト「そのようですね…」
二人は、ポータルを…その先にある戦場を見ている。
忘れてた()
内容は固まったので後は書くだけ