1回戦の組み合わせ 鈴木翼VS早川俊 奥村龍馬VS大島一馬
なお開場は12時です
一般A級トーナメントの結果 (1回戦まで)
0回戦 ○川上諒VS秋山英夫●
1回戦 ○甘利信夫VS小松陸人● ○坂口達彦VS栗岡滉● ○金子巧磨VS富田玲史● ○川上諒VS伝田寛之●
代表決定戦の組み合わせ 赤木VS奥村 鈴木VS酒井 名人戦の速報は以上です
⬆️奥村さん代表決定戦進出一番乗り
↓2回戦終了です
↓1回戦の結果です
⬆️名人戦の組み合わせ
⬆3位の鈴木翼さんも交えて記念撮影
令和5年の長野県将棋選手権は 色々な事がありました A級以外の4階級にて小学生棋士が優勝 その内C級以下の3階級の決勝戦が 小学生同士の対決に。 そのA級でも中学生が準優勝、高校生が3位 そしてもう1人の3位と、何より信州王将を 勝ち取った選手が20歳代の若者でした
各クラス上位入賞者20名の内、小中学生が 過半数越えの13名、高校生&大学生を 含めれば学生だけで16名、20代以下まで 枠を拡げると18名・・・
若い選手達の躍進が際立つ大会でありました それはそれで素晴らしい現象ですが我々も 座視する事無く若者達に一矢一太刀報いんと 今後精進に励んでいきたいと思います。
最後に月並みではございますが 選手の皆様の健闘を称え 運営スタッフの方々の労を感謝しながら この回顧録を終了したいと思います。 最後まで御閲覧ありがとうございました (完)
⬆準優勝の相原瑞樹さん
優勝まで、あと一歩、いやあと半歩でした
本当に惜しかった。しかしこの前月の 県赤旗名人戦ベスト4に続く大活躍ぶり
これまで中学生で優勝した選手は多分3人 それには及びませんでしたが相原さんは それ等の方々に比肩する実力者でした
令和6年では中学生選手権の県3連覇を 目指すだけでなく名人戦や竜王戦等でも ぜひ台風の目となり、タイトル獲得を 成し遂げるよう頑張って欲しいです
⬆優勝した中原大介信州王将
安曇野予選通過者が優勝した例は、これまで 内川新一さん只1人。県竜王戦準優勝も経験 した安曇野市の大豪のV3達成から20年の 歳月を経て、ようやく北アルプスの麓に 信州王将のタイトルが戻ってきました
いや北アルプスに更に近づいたと言うべきか 何しろ大町市民初の快挙なのですから
20代最後の大勝負で大仕事の中原さん 多分もはや大町、いや北安曇郡を含めた 大北地区最強棋士と見なしても良いかと 思います。彼を手塩にかけて育てた 松坂満さん(大北支部長)も、さぞお喜び であると思います
忙しい日々で、思うように大会参加が 叶わないようですが可能な限り参加を して更なる実績を積み重ねて欲しいと 思います。改めて優勝おめでとう ございました
定位置に戻した飛車をバックに棒銀で 居飛車穴熊に向かって最後の特攻を敢行する 中原さん。そして最後の土壇場でハイライト が訪れます。どうしても攻め駒が1枚不足を していましたが飛車を端に移動させた事で 18飛・19香と飛香が連結。そのまま飛車を 突進させた事で辛くも光明を見出した 中原さんが穴熊を攻略して遂に逆転。その 勢いのままに相原玉を捕え劇的な優勝を 成し遂げたのでありました。
片隅に燻っていた香車、その香車が1枚援軍 に加わっただけで大逆転を呼び起こし劇的な ドラマを産む。しかもその香車は最後まで 隅から一歩も動く事が無かったにも関わらず 勝負の行方を大きく動かす要駒になろうとは
将棋の怖さ、そして醍醐味が濃縮された 白熱の好勝負でした。
詳しい戦況は数ヶ月後の信濃毎日新聞朝刊を 御覧になって下さればと思います。
以上です。エピローグは⑦にて
令和5年も残り4時間を切りました 皆様方には今年も大変お世話になりました 令和6年も引き続き宜しくお願い致します
それでは皆様どうか佳いお年をお迎え下さい (`・ω・´)ゞビシッ!!
ここで中原さんの、もう1つの個性が 頭を持たげます。それは剛直な攻め将棋 あくまで私が感じた中原さんのイメージで ありますが、形勢の善し悪し関係なく攻撃の 手順を選ぶのが中原さんのスタイル。もはや 失うモノは何もナシと開き直ったか強気の 姿勢を前面に押し出して相原陣に迫ります
しかしこの試合は大苦戦を強いられます 相原さんの冷静かつ鋭い指し回しによって 角香交換と大きな駒損に。守りの固さでも 上回る相原さんが勝勢となりました。
戦型は中原さんの三間飛車を相原さんが 居飛車穴熊で迎撃する形に。中原さんと 出会ったのは彼が中学生の時。居飛車と 振飛車を使い分けるオールラウンダーぶりは 変わっておりませんし、相居飛車も得意です この日は居飛車党と連戦した為、安曇野予選 の丸山戦とは逆に振飛車の連採となりました
⑤での回顧は以上これまでです ⑥で振り返るは当然決勝戦
北アルプスor浅間山麓いずれの麓に 信州王将のタイトルが渡るのか? 出来れば大晦日か元旦の、どちらかに 書き綴りたいですね
⬆3位の表彰を受ける鈴木翼さん
今年は県大会優勝こそありませんでしたが それでも赤旗で準優勝、竜王戦そしてこの 信州王将戦でベスト4。多忙な日々の中 長野県屈指の強豪としての底力は充分に 披露されたと思います。来年も期待通り 多くの白星を積み重ね、タイトル奪還を 成し遂げるであろうと私は信じたいです
もう1人の3位・小林暖希さんは自宅が 長野市より更に遠い小布施町の為なのか 既に会場から姿を消していました。 今年唯一、奥村龍馬さんを倒した長野県の 選手であり県高校2冠王を経て高校選手権 全国8強である小林さん。来年まずは 全国高校新人戦で弾みをつけて更なる飛躍を 遂げて欲しいと強く願っています
⬆中原大介さんVS鈴木翼さん
実は中原さんに、この大会を紹介したのは 私・丸山。安曇野予選の1週間前の赤旗戦で 出会した際に彼に教えました。伝えた時期が 1週間前という事で少し遅かったかなと 後悔していましたが彼は前向きな姿勢で 出場を快諾してくれたのは勿怪の幸いでした
・・・と、その時は、そう思っていましたが (A^_^;
安曇野予選の当日、私・丸山は 別の意味で後悔し己の不幸を嘆く事に (>_<。)
安曇野予選の代表争いは 中原VS丸山の 結果が全てでした。 予選では開幕戦で私が三間穴熊を用いて 中原さんを倒したのですが結局1敗同士で 代表決定戦に。安曇野予選史上初めて途中で 会場を出払って玄関先のロビーでの対局と なった200手近い(←多分)大熱闘は 丸山に穴熊を許さなかった上にタイミング バッチリの勝負手からペースを掴んだ 中原さんが激勝。安曇野・大北地区併合 以降、大町市在住者として初の代表者が 誕生した瞬間でした。
その雪辱劇は本戦でも再現されます それがこの鈴木戦。丸山戦と同様予選で 敗れるも、この準決勝で見事リベンジ 強敵を倒した中原さんが生涯初の 県大会決勝進出を果たしました
⬆小林暖希さんVS相原瑞樹さん
長野高専のエース小林さんは勝てば準優勝した 昨年に続いて2年連続の決勝進出。対する 小諸東中の相原さんは県赤旗名人戦に続き 今年2度目の準決勝進出、勿論勝てば生涯初の 決勝進出となります。なお棋王戦でも対戦して おり、その時は小林さんが勝っています
抜群の安定感に攻めの厳しさを兼ね備えた両雄 試合は、かなりの長手順だったと思います 相原さんが入玉を果たしたにも関わらず全く 安心して見ていられません。そこが小林さんの 底力。混迷を極めた熱闘でしたが最後は 小林さんの堅陣を攻略した相原さんが激勝 中学2年生にして見事に長野県タイトル戦の ファイナリストとなりました
平成も折り返し点を過ぎた辺りから 更に模様が変わっていきます
3段階に渡った予選が2段階に変わり 県大会への出場者が4名から16名と 増加。4人一組4ブロックに分けての リーグ戦を行ない1位の4選手に よるトーナメント戦という形式に変わります
それから程なく3位決定戦が無くなり E級が小学生の部に変わり。棋譜の掲載が 信濃毎日新聞の夕刊から朝刊に以降 その棋譜の掲載もA級以外は決勝戦のみと 目まぐるしい変化がありました
令和2年の新型コロナウイルスの上陸に 伴い。県大会の出場枠は8名と半減 しましたが、令和6年には再び元の枠に 戻る可能性があるかもしれません。 当時の活力が戻ると同時に、中信在住者の 私としては地方の選手の方々が再び多く 参加して活躍する光景を目の当たりに したいと願うばかりです
そう思っていたら、我が郷安曇野近辺で その兆候が・・・
それについては⑤で語ります いよいよA級の回顧です
平成10年台に入り、大会形式の変革化が 活発になってきました。手始めは会場の変更
それまで信州会館で行われていた県大会の 会場を変更。代わりに選ばれた会場は 何と我が塩尻支部の広丘道場でした。この時 初めて主管支部となった塩尻支部の支部長は 初代支部長にして当時長野県将棋連合会の 副会長を務める馬場一行さんでした
アマ名人戦の中信予選の型式がトーナメント からリーグ戦に切り替わったのも塩尻支部が 初めて主管支部となった時、そして馬場支部長 時代の時でした。どんなプロセスを経たのかは分かりませんが、此れ等の行動は「馬場さんは積極的に改革のメスを入れる人」という印象を私・丸山の頭に焼き付けるには充分なエピソードでした
これ以降、県大会の会場は松本市や塩尻市の 公共施設での開催が定例化いたします
この3段階に隔てた予選は大体2週間ピッチ で行われていました
1次予選について、もう少し細かく説明を させていただきますが例えば中信予選の 場合ですが、こんな感じで分けられました
①松本予選(代表4名) 松本市・塩尻市・波田町・朝日村・山形村
②豊科予選(代表2名) 南安曇郡・東筑摩郡 (波田町、朝日村、山形村以外の 東筑摩郡の町や村)
③大北予選(代表1名)=大町市、北安曇郡
④木曽予選(代表1名)=木曽地域の町や村
今では将棋人口の減少化の為、①と④ ②と③が一緒になっていますが・・・
皆様ぜひ奮って御参加ください m(_ _)m
⬆画面上段 準優勝の林奎史郎さん
画面下段 優勝した岡村奏汰くんを交え記念撮影
以上です ④では閑話休題。長野県将棋選手権の 移り変わりを中信予選を主に私なりに 簡単に振り返りたいと思います
⬆B級の表彰式です 画面上段=3位の仁科拓人くん 画面下段=同じく武居正起さん
⬆最後はB級です
画面上段=林奎史郎さんVS武居正起さん
準決勝の戦いです。林さんは秋の北信越 大学大会で個人戦ベスト4、更に塩尻支部の 棋望会で2度優勝。12月には松本支部の 月例大会で準優勝と最近特に気合いが入って いるようです。一方の武居さんも今回は 特に気合いが入っていたのか初戦の岡村戦で 激闘を披露。この林戦も予断が許されない 熱戦だったようです。この2人には惜敗した ようですが斉木温彦くんや北村遼平さんと いった、イキの良い若手強豪を連破した その地力の高さは見事でした
画面中段=岡村奏汰くんVS仁科拓人くん
優勝した岡村くんですが仁科くんと2度 対決する事になり、かなりシンドイ思いを した筈です。その後の仁科くんは12月の 長野支部月例大会で全勝優勝。流石でした 来年は高校生、酒井悠安くんと共に屋代の 屋台骨を支えつつ激烈な覇権争いを展開 するかもしれません。注目しようと思います
画面下段右側=北村遼平さん 安曇野大会A級決勝戦にて撮影しました
林さん、武居さんに敗れ予選敗退した 北村さんでしたが、その後は安曇野明科に 遠征。そこで岡村くんを破り準優勝という 活躍を見せました。年齢も26~27歳と 若いだけ上に今年は名人戦・赤旗戦でも 南信代表となりました。徐々に長野県屈指の 強豪への仲間入りに近づいてきたようです
1回戦の組み合わせ
鈴木翼VS早川俊 奥村龍馬VS大島一馬
なお開場は12時です
一般A級トーナメントの結果
(1回戦まで)
0回戦
○川上諒VS秋山英夫●
1回戦
○甘利信夫VS小松陸人●
○坂口達彦VS栗岡滉●
○金子巧磨VS富田玲史●
○川上諒VS伝田寛之●
代表決定戦の組み合わせ
赤木VS奥村
鈴木VS酒井
名人戦の速報は以上です
⬆️奥村さん代表決定戦進出一番乗り
↓2回戦終了です
↓1回戦の結果です
⬆️名人戦の組み合わせ
⬆3位の鈴木翼さんも交えて記念撮影
令和5年の長野県将棋選手権は
色々な事がありました
A級以外の4階級にて小学生棋士が優勝
その内C級以下の3階級の決勝戦が
小学生同士の対決に。
そのA級でも中学生が準優勝、高校生が3位
そしてもう1人の3位と、何より信州王将を
勝ち取った選手が20歳代の若者でした
各クラス上位入賞者20名の内、小中学生が
過半数越えの13名、高校生&大学生を
含めれば学生だけで16名、20代以下まで
枠を拡げると18名・・・
若い選手達の躍進が際立つ大会でありました
それはそれで素晴らしい現象ですが我々も
座視する事無く若者達に一矢一太刀報いんと
今後精進に励んでいきたいと思います。
最後に月並みではございますが
選手の皆様の健闘を称え
運営スタッフの方々の労を感謝しながら
この回顧録を終了したいと思います。
最後まで御閲覧ありがとうございました
(完)
⬆準優勝の相原瑞樹さん
優勝まで、あと一歩、いやあと半歩でした
本当に惜しかった。しかしこの前月の
県赤旗名人戦ベスト4に続く大活躍ぶり
これまで中学生で優勝した選手は多分3人
それには及びませんでしたが相原さんは
それ等の方々に比肩する実力者でした
令和6年では中学生選手権の県3連覇を
目指すだけでなく名人戦や竜王戦等でも
ぜひ台風の目となり、タイトル獲得を
成し遂げるよう頑張って欲しいです
⬆優勝した中原大介信州王将
安曇野予選通過者が優勝した例は、これまで
内川新一さん只1人。県竜王戦準優勝も経験
した安曇野市の大豪のV3達成から20年の
歳月を経て、ようやく北アルプスの麓に
信州王将のタイトルが戻ってきました
いや北アルプスに更に近づいたと言うべきか
何しろ大町市民初の快挙なのですから
20代最後の大勝負で大仕事の中原さん
多分もはや大町、いや北安曇郡を含めた
大北地区最強棋士と見なしても良いかと
思います。彼を手塩にかけて育てた
松坂満さん(大北支部長)も、さぞお喜び
であると思います
忙しい日々で、思うように大会参加が
叶わないようですが可能な限り参加を
して更なる実績を積み重ねて欲しいと
思います。改めて優勝おめでとう
ございました
定位置に戻した飛車をバックに棒銀で
居飛車穴熊に向かって最後の特攻を敢行する
中原さん。そして最後の土壇場でハイライト
が訪れます。どうしても攻め駒が1枚不足を
していましたが飛車を端に移動させた事で
18飛・19香と飛香が連結。そのまま飛車を
突進させた事で辛くも光明を見出した
中原さんが穴熊を攻略して遂に逆転。その
勢いのままに相原玉を捕え劇的な優勝を
成し遂げたのでありました。
片隅に燻っていた香車、その香車が1枚援軍
に加わっただけで大逆転を呼び起こし劇的な
ドラマを産む。しかもその香車は最後まで
隅から一歩も動く事が無かったにも関わらず
勝負の行方を大きく動かす要駒になろうとは
将棋の怖さ、そして醍醐味が濃縮された
白熱の好勝負でした。
詳しい戦況は数ヶ月後の信濃毎日新聞朝刊を
御覧になって下さればと思います。
以上です。エピローグは⑦にて
令和5年も残り4時間を切りました
皆様方には今年も大変お世話になりました
令和6年も引き続き宜しくお願い致します
それでは皆様どうか佳いお年をお迎え下さい
(`・ω・´)ゞビシッ!!
ここで中原さんの、もう1つの個性が
頭を持たげます。それは剛直な攻め将棋
あくまで私が感じた中原さんのイメージで
ありますが、形勢の善し悪し関係なく攻撃の
手順を選ぶのが中原さんのスタイル。もはや
失うモノは何もナシと開き直ったか強気の
姿勢を前面に押し出して相原陣に迫ります
しかしこの試合は大苦戦を強いられます
相原さんの冷静かつ鋭い指し回しによって
角香交換と大きな駒損に。守りの固さでも
上回る相原さんが勝勢となりました。
戦型は中原さんの三間飛車を相原さんが
居飛車穴熊で迎撃する形に。中原さんと
出会ったのは彼が中学生の時。居飛車と
振飛車を使い分けるオールラウンダーぶりは
変わっておりませんし、相居飛車も得意です
この日は居飛車党と連戦した為、安曇野予選
の丸山戦とは逆に振飛車の連採となりました
⑤での回顧は以上これまでです
⑥で振り返るは当然決勝戦
北アルプスor浅間山麓いずれの麓に
信州王将のタイトルが渡るのか?
出来れば大晦日か元旦の、どちらかに
書き綴りたいですね
⬆3位の表彰を受ける鈴木翼さん
今年は県大会優勝こそありませんでしたが
それでも赤旗で準優勝、竜王戦そしてこの
信州王将戦でベスト4。多忙な日々の中
長野県屈指の強豪としての底力は充分に
披露されたと思います。来年も期待通り
多くの白星を積み重ね、タイトル奪還を
成し遂げるであろうと私は信じたいです
もう1人の3位・小林暖希さんは自宅が
長野市より更に遠い小布施町の為なのか
既に会場から姿を消していました。
今年唯一、奥村龍馬さんを倒した長野県の
選手であり県高校2冠王を経て高校選手権
全国8強である小林さん。来年まずは
全国高校新人戦で弾みをつけて更なる飛躍を
遂げて欲しいと強く願っています
⬆中原大介さんVS鈴木翼さん
実は中原さんに、この大会を紹介したのは
私・丸山。安曇野予選の1週間前の赤旗戦で
出会した際に彼に教えました。伝えた時期が
1週間前という事で少し遅かったかなと
後悔していましたが彼は前向きな姿勢で
出場を快諾してくれたのは勿怪の幸いでした
・・・と、その時は、そう思っていましたが
(A^_^;
安曇野予選の当日、私・丸山は
別の意味で後悔し己の不幸を嘆く事に
(>_<。)
安曇野予選の代表争いは
中原VS丸山の 結果が全てでした。
予選では開幕戦で私が三間穴熊を用いて
中原さんを倒したのですが結局1敗同士で
代表決定戦に。安曇野予選史上初めて途中で
会場を出払って玄関先のロビーでの対局と
なった200手近い(←多分)大熱闘は
丸山に穴熊を許さなかった上にタイミング
バッチリの勝負手からペースを掴んだ
中原さんが激勝。安曇野・大北地区併合
以降、大町市在住者として初の代表者が
誕生した瞬間でした。
その雪辱劇は本戦でも再現されます
それがこの鈴木戦。丸山戦と同様予選で
敗れるも、この準決勝で見事リベンジ
強敵を倒した中原さんが生涯初の
県大会決勝進出を果たしました
⬆小林暖希さんVS相原瑞樹さん
長野高専のエース小林さんは勝てば準優勝した
昨年に続いて2年連続の決勝進出。対する
小諸東中の相原さんは県赤旗名人戦に続き
今年2度目の準決勝進出、勿論勝てば生涯初の
決勝進出となります。なお棋王戦でも対戦して
おり、その時は小林さんが勝っています
抜群の安定感に攻めの厳しさを兼ね備えた両雄
試合は、かなりの長手順だったと思います
相原さんが入玉を果たしたにも関わらず全く
安心して見ていられません。そこが小林さんの
底力。混迷を極めた熱闘でしたが最後は
小林さんの堅陣を攻略した相原さんが激勝
中学2年生にして見事に長野県タイトル戦の
ファイナリストとなりました
平成も折り返し点を過ぎた辺りから
更に模様が変わっていきます
3段階に渡った予選が2段階に変わり
県大会への出場者が4名から16名と
増加。4人一組4ブロックに分けての
リーグ戦を行ない1位の4選手に
よるトーナメント戦という形式に変わります
それから程なく3位決定戦が無くなり
E級が小学生の部に変わり。棋譜の掲載が
信濃毎日新聞の夕刊から朝刊に以降
その棋譜の掲載もA級以外は決勝戦のみと
目まぐるしい変化がありました
令和2年の新型コロナウイルスの上陸に
伴い。県大会の出場枠は8名と半減
しましたが、令和6年には再び元の枠に
戻る可能性があるかもしれません。
当時の活力が戻ると同時に、中信在住者の
私としては地方の選手の方々が再び多く
参加して活躍する光景を目の当たりに
したいと願うばかりです
そう思っていたら、我が郷安曇野近辺で
その兆候が・・・
それについては⑤で語ります
いよいよA級の回顧です
平成10年台に入り、大会形式の変革化が
活発になってきました。手始めは会場の変更
それまで信州会館で行われていた県大会の
会場を変更。代わりに選ばれた会場は
何と我が塩尻支部の広丘道場でした。この時
初めて主管支部となった塩尻支部の支部長は
初代支部長にして当時長野県将棋連合会の
副会長を務める馬場一行さんでした
アマ名人戦の中信予選の型式がトーナメント
からリーグ戦に切り替わったのも塩尻支部が
初めて主管支部となった時、そして馬場支部長
時代の時でした。どんなプロセスを経たのかは分かりませんが、此れ等の行動は「馬場さんは積極的に改革のメスを入れる人」という印象を私・丸山の頭に焼き付けるには充分なエピソードでした
これ以降、県大会の会場は松本市や塩尻市の
公共施設での開催が定例化いたします
この3段階に隔てた予選は大体2週間ピッチ
で行われていました
1次予選について、もう少し細かく説明を
させていただきますが例えば中信予選の
場合ですが、こんな感じで分けられました
①松本予選(代表4名)
松本市・塩尻市・波田町・朝日村・山形村
②豊科予選(代表2名)
南安曇郡・東筑摩郡
(波田町、朝日村、山形村以外の
東筑摩郡の町や村)
③大北予選(代表1名)=大町市、北安曇郡
④木曽予選(代表1名)=木曽地域の町や村
今では将棋人口の減少化の為、①と④
②と③が一緒になっていますが・・・
皆様ぜひ奮って御参加ください
m(_ _)m
⬆画面上段
準優勝の林奎史郎さん
画面下段
優勝した岡村奏汰くんを交え記念撮影
以上です
④では閑話休題。長野県将棋選手権の
移り変わりを中信予選を主に私なりに
簡単に振り返りたいと思います
⬆B級の表彰式です
画面上段=3位の仁科拓人くん
画面下段=同じく武居正起さん
⬆最後はB級です
画面上段=林奎史郎さんVS武居正起さん
準決勝の戦いです。林さんは秋の北信越
大学大会で個人戦ベスト4、更に塩尻支部の
棋望会で2度優勝。12月には松本支部の
月例大会で準優勝と最近特に気合いが入って
いるようです。一方の武居さんも今回は
特に気合いが入っていたのか初戦の岡村戦で
激闘を披露。この林戦も予断が許されない
熱戦だったようです。この2人には惜敗した
ようですが斉木温彦くんや北村遼平さんと
いった、イキの良い若手強豪を連破した
その地力の高さは見事でした
画面中段=岡村奏汰くんVS仁科拓人くん
優勝した岡村くんですが仁科くんと2度
対決する事になり、かなりシンドイ思いを
した筈です。その後の仁科くんは12月の
長野支部月例大会で全勝優勝。流石でした
来年は高校生、酒井悠安くんと共に屋代の
屋台骨を支えつつ激烈な覇権争いを展開
するかもしれません。注目しようと思います
画面下段右側=北村遼平さん
安曇野大会A級決勝戦にて撮影しました
林さん、武居さんに敗れ予選敗退した
北村さんでしたが、その後は安曇野明科に
遠征。そこで岡村くんを破り準優勝という
活躍を見せました。年齢も26~27歳と
若いだけ上に今年は名人戦・赤旗戦でも
南信代表となりました。徐々に長野県屈指の
強豪への仲間入りに近づいてきたようです