こうして決勝戦は奥村さんVS清沢さんに (画面上段)
奥村名人・竜王誕生なるか? それとも清沢さんの初優勝か?
ところで少し興味深い事が・・・
(画面中段) 竜王戦決勝・金井文哉さんVS奥村龍馬さん
名人戦決勝戦から約4か月前に行われた 竜王戦の決勝戦のカードが、これでした 対戦相手の金井さんは金沢大学時代の 清沢さんの盟友。支部も同じ小松支部です
竜王戦に続いて名人戦でも決勝戦で 金沢大学OBが奥村さんに挑戦する図式 何やら因縁めいたモノを感じずには いられませんでした。
(画面下段) 決勝戦・清沢匠さんVS奥村龍馬さん
さてどんな形で決着がつくのか? それは来週⑤で語りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける 上條祥さん&原田泰典さん
原田さんは南信予選で、あの佐藤歩さんを 倒して、この檜舞台に帰ってきました。 シニア名人戦優勝に続いてアマ名人戦でも この快進撃。歳を重ねても衰え知らず。 いや努力し続ければ更に強くなれるという 事を証明した原田さん。素晴らしい模範を 見せてくれました。
上條さんも信州王将獲得に続く大活躍 万全の構えから着々ポイントを積み重ねて 堅実に白星を勝ち取る。信州王将戦や この名人戦で受けた私の印象です。 人柄も含め正に生きた教科書と言っても 過言ではないでしょう。
両選手の御健闘を称えつつ これからも更なる活躍を切望いたします
⬆奥村龍馬さんVS上條祥さん
全国大会で実現しても不思議ではない好取組 先手奥村さんの向飛車VS上條さんは三間飛車
一歩を手にした上條さん。金銀4枚を王様に 寄せてから中飛車に転換。奥村さんが矢倉に 構築中、4九金が離れ駒となった所で 先制攻撃を敢行。自玉頭の筋からの継ぎ歩 攻めで2枚銀のスクラムを形成。2二角の 威力を頼りに奥村さんの攻撃部隊の圧迫を 図りました。
1つ間違えれば7七角成と桂馬を抜かれる さもなくば8六角が、お荷物の駒になって 一気に試合が壊れる緊迫の場面。 しかし奥村さんも強気の応戦尚且つ正確な 手順で対応いたしました 銀交換の後、5五銀打で飛角の押さえ込みを 図り角と桂馬を綺麗に捌きます。更に 好機と見ると早くも角切りから強攻を敢行 最後は十字飛車を決めて寄せ切りました
⬆原田泰典さんVS清沢匠さん
戦型は角換わり。先手番を握った清沢さんが 右玉に構え後手番の原田さんは王様を2二に 入城してから雁木に。互いに一歩を持ち合い 原田さんが飛車を4筋に転換したのを見て 清沢さんが5筋から先攻。以下、5五馬と 6五銀のスクラムで中央を厚くした清沢さん これに対し原田さんは7五角・6四桂の コンビネーションを生かし5六歩の垂れ歩で 清沢陣を脅かします
ここで清沢さん「大駒は近づけて受けよ」の 格言に沿って6六歩~6七金左と受けながら 角を追ったのが好判断か?以下は原田さんの 5七角成からの強襲を力強く受け止めた後 2四桂の犠打から玉頭攻撃を敢行。雀刺しの 要領で攻撃の布陣を完成させて原田さんを 投了させた清沢さん。初出場で決勝戦進出を 果たしました
⬆更に詳しい要項が届きました B級とC級は地区予選ナシの一般戦です なお要項には「ハンデ戦」とありますが 今までの中信予選の将棋部門では 一度も行われた事はありませんので 今回もないと思います。
なお会場の最寄駅は南松本駅です
⬆準々決勝の戦いが終わり次は準決勝へ その戦いの様子は④にて
⬆北信の子達に交じって稽古に励む岡村さん この後、坂口さんの指導の下、上條戦を検討 をしておりました。
あと一歩で奥村さんへの挑戦の機会を逸した 岡村さんですが、この年の上半期は彼に とって大きなターニングポイントになるかも しれません。支部名人戦の東日本大会では 桐山隆さんや中川慧悟さんといった超強豪と 連続挑戦の機会を得るという貴重な経験を 得ました。のみならず竜王戦も県大会進出
そしてこの度、東海研修会に入会。将来は どんな目標を掲げているのか?正直私は 測りかねていますが、大きな目標に向って 前向きなチャレンジを見せている事だけは 確かです。どこまで実力を伸ばすのか?
まあ私としては今回は長文になりましたか なるべく言葉少なめにしながら彼の行く末を 見届けたいなと思っています
⬆岡村奏汰さんVS上條祥さん
最年少の支部名人・岡村さんと信州王将位に 君臨するベテラン・上條さんの注目対決 上條さんの十八番・ゴキゲン中飛車に対し 角交換から端の筋違い角を基点に逆に中央に 圧力を掛ける岡村さんに対し自陣馬を軸に 万全な陣形作りに徹する上條さん。
最後まで難しい戦いでしたが岡村さんの角を 追いながら着実なポイント稼ぎを目指しつつ 自陣を上手く整備した上條さんの指し回しが 功を奏し南信勢3人目の準決勝進出者と なりました
⬆佐藤清文さんVS清沢匠さん
先の原田VS市川戦がシニア名人戦の再戦なら この試合は竜王戦の再戦でした。 共に小細工なしの本格正統派的な居飛車党 そして信州大学と金沢大学の違いこそあれ 北信越大学棋界で活躍した者同士であります
当然実力は伯仲しており竜王戦は佐藤さんが 勝ったのですが今回は清沢さんが雪辱。 2人の戦いは今後も一進一退を繰り返しつつ 更に激化する事でしょう
⬆原田泰典さんVS市川憲治さん
この5ヶ月前のシニア名人戦の決勝戦 その時以来の再戦であります。
長野県シニア名人戦の最多優勝者・市川さん 決勝戦進出回数も最多であります。更には この対局の5年前・平成31年には 長野県の支部名人戦も優勝しています 子供の指導にも非常に熱心で有望な子供達 が沢山、この人の訓導を受けています
一方の原田さんも、シニア名人戦優勝時の 絶好調を維持し続けているようで。今回は いつになく厳しい予選ロードを勝ち上がって きたようです。その勢いそのまま、大敵の リベンジを許さなかった原田さんが準決勝へ
これを機に南信勢が勢いづいてきました
⬆林奎史郎さんVS奥村龍馬さん
新生・松本支部が船出してから1年余り この年の支部名人戦は、その松本支部会員 同士の決勝戦でした。それも共に10代の 学生棋士。それが優勝した岡村さんと 今、奥村さんに挑む林さんでした。
その2人が今回も揃って中信予選を勝ち抜き 県大会も共に初勝利。松本支部の新しい 門出を飾る見事な快進撃でした。
その林さんを退けた奥村さんが 2年振りの準決勝進出を決めました
次の相手は岡村さん?それとも上條さん?
⬆なお当日は中信予選の他にB級とC級の リーグ戦が開催されると思いますが 詳細は後日、お知らせ致します 中信予選を勝ち抜いた4名は10月8日に 開催される県大会に出場できます
⬆2回戦(準々決勝)の組み合わせは この通り。それは③にて
⬆1回戦・鈴木翼さんVS佐藤清文さん
1回戦最期に紹介するのは連覇を目指す 鈴木さんと竜王戦2年連続3位と健闘した 佐藤さんの1局。
最後まで、どちらが勝つか分からない 接戦でしたが。乗り切ったのは佐藤さん 鈴木さんの名人戦2連覇の夢は残念ながら ここで潰えました
名人獲得の後、棋王戦も優勝。特に名人戦は 史上2番目の最年少記録で優勝した事で 早くも長野県の顔となった鈴木さん。その 出世ぶり、半端なスピードではありません
重圧と名が売れたが故の厳しいマークで 大変だと思いますが、彼ならそれを跳ね返し やがで全国大会でも大活躍すると思います
⬆1回戦・清沢匠さんVS南沢祐仁さん
記録係の坂口謹一さん(朝日アマ県代表)に 鍛えられた者同士の精鋭対決でした 北信の雄・南沢さんは、この程中信地区を 新天地として生活に営んでいます。 落ち着いたら、また塩尻支部道場に御来場 願いたいです。
今回は清沢さんに凱歌が上がりましたが 実力的には全く互角だと私は思っています 2人とも、まだ20代。これからも末長く 名勝負を繰り広げるでしょう。
⬆1回戦・原田泰典さんVS松原正和さん
松原さんは4年振りの登場だったと思います 私と出会したのは、まさにその時でしたが 松原さんの方から話しかけてくださり その気さくな人柄に、こちらも気持ちの良い 思いでした。御多忙の身だと聞いていますが 名人戦でも馴染みの顔になりつつあります 並の強豪ではない事は確かですね
試合は原田さんの勝利 シニア名人の底力が発揮されたようです
⬆小林勇司さんVS市川憲治さん
昭和・平成・令和の3時代に渡って 一進一退の攻防を展開する大ベテラン同士 その腕力は衰える事を知りません
特に小林さんは、これが連続出場。しかも この年の県竜王戦準優勝者・金井文哉さん を倒して勝ち上がってきました
小林さんと松本道場で知り合ったのは 平成元年。当時松本市勤務だった私は 帰る途中に白板に有った松本道場に寄り 将棋の稽古に励んでいました。土日は 勿論、平日でも水曜と金曜にも、たまに 通っていました。そこに小林さんが常駐 して居たからです。仕事の疲れを顧みず 小林さんに何局も胸を借りた事は私に とって若き日の良き思い出となりました
小林さんの攻めVS市川さんが頑強な受け という図式になったこの戦い。小林さん の方が好調に見えましたが。市川さんの 二枚腰がモノを言い逆転勝利
しかし未だ名人戦で相対する程の地力を キープする両雄。これから何度も何度も 名勝負を積み重ねるでしょう。
1回戦・奥村龍馬さんVS酒井悠安さん
長野県最高峰に長野県の高校竜王が挑みます
記録係を務めたのは中学生選手権の準優勝者 滝沢峻平くん。先輩でありライバルでもある 酒井さんが奥村さんに挑む図式。何が何でも 身近に接して空気を感じ取りたい試合でした
高校竜王戦優勝のみならず高校団体戦でも 2連覇達成。また支部対抗戦でも長野支部の 若手チームの主力選手として何度も準優勝 酒井さんもまた進境著しい若手強豪です 北信だけでも鈴木翼さん、黒岩雄大さん 南沢祐仁さん、高橋智哉さんと今後更に 強くなる強豪の先輩たちが沢山前を走って いますが、それでも酒井さんには小林さんと 同じく彼等に追い付き追い越す程の成長を 見せて欲しいです。
懸命に奥村さんの陣地に食い付いて難しい 戦いに持ち込んだように見えた私でしたが 同時に奥村さんも慌てず指し続けている ように見えました。奥村さんが底力を見せた と見るのが妥当なのかもしれません。
酒井さんには全国高校竜王戦での 健闘を祈り、活躍を期待したいと思います
これで①は終わりです 残りの1回戦は②にてm(_ _)m
1回戦・林奎史郎さんVS北村遼平さん
現役VSOBの信州大学ダービーでした。 北村さんは若手のホープとして地道に着々と 力を伸ばした感があります。この前年には アマ竜王戦の中南信予選で代表決定戦にまで 勝ち上がりました。その時は私・丸山佳洋に 敗れ惜しくも次点。だが前の予選では丸山に 快勝。おかげで自分の将棋に不信を抱き 若干だがスタイルの修正も止むなしと・・・
そういう点では苦い思いを致しました (>_<。) 不断の努力が実り名人戦の県大会に進んだ 北村さんには更なる活躍を期待しています
試合の方は2年連続出場の林さんが 県名人戦初勝利を飾りました
こうして決勝戦は奥村さんVS清沢さんに
(画面上段)
奥村名人・竜王誕生なるか?
それとも清沢さんの初優勝か?
ところで少し興味深い事が・・・
(画面中段)
竜王戦決勝・金井文哉さんVS奥村龍馬さん
名人戦決勝戦から約4か月前に行われた
竜王戦の決勝戦のカードが、これでした
対戦相手の金井さんは金沢大学時代の
清沢さんの盟友。支部も同じ小松支部です
竜王戦に続いて名人戦でも決勝戦で
金沢大学OBが奥村さんに挑戦する図式
何やら因縁めいたモノを感じずには
いられませんでした。
(画面下段)
決勝戦・清沢匠さんVS奥村龍馬さん
さてどんな形で決着がつくのか?
それは来週⑤で語りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける
上條祥さん&原田泰典さん
原田さんは南信予選で、あの佐藤歩さんを
倒して、この檜舞台に帰ってきました。
シニア名人戦優勝に続いてアマ名人戦でも
この快進撃。歳を重ねても衰え知らず。
いや努力し続ければ更に強くなれるという
事を証明した原田さん。素晴らしい模範を
見せてくれました。
上條さんも信州王将獲得に続く大活躍
万全の構えから着々ポイントを積み重ねて
堅実に白星を勝ち取る。信州王将戦や
この名人戦で受けた私の印象です。
人柄も含め正に生きた教科書と言っても
過言ではないでしょう。
両選手の御健闘を称えつつ
これからも更なる活躍を切望いたします
⬆奥村龍馬さんVS上條祥さん
全国大会で実現しても不思議ではない好取組
先手奥村さんの向飛車VS上條さんは三間飛車
一歩を手にした上條さん。金銀4枚を王様に
寄せてから中飛車に転換。奥村さんが矢倉に
構築中、4九金が離れ駒となった所で
先制攻撃を敢行。自玉頭の筋からの継ぎ歩
攻めで2枚銀のスクラムを形成。2二角の
威力を頼りに奥村さんの攻撃部隊の圧迫を
図りました。
1つ間違えれば7七角成と桂馬を抜かれる
さもなくば8六角が、お荷物の駒になって
一気に試合が壊れる緊迫の場面。
しかし奥村さんも強気の応戦尚且つ正確な
手順で対応いたしました
銀交換の後、5五銀打で飛角の押さえ込みを
図り角と桂馬を綺麗に捌きます。更に
好機と見ると早くも角切りから強攻を敢行
最後は十字飛車を決めて寄せ切りました
⬆原田泰典さんVS清沢匠さん
戦型は角換わり。先手番を握った清沢さんが
右玉に構え後手番の原田さんは王様を2二に
入城してから雁木に。互いに一歩を持ち合い
原田さんが飛車を4筋に転換したのを見て
清沢さんが5筋から先攻。以下、5五馬と
6五銀のスクラムで中央を厚くした清沢さん
これに対し原田さんは7五角・6四桂の
コンビネーションを生かし5六歩の垂れ歩で
清沢陣を脅かします
ここで清沢さん「大駒は近づけて受けよ」の
格言に沿って6六歩~6七金左と受けながら
角を追ったのが好判断か?以下は原田さんの
5七角成からの強襲を力強く受け止めた後
2四桂の犠打から玉頭攻撃を敢行。雀刺しの
要領で攻撃の布陣を完成させて原田さんを
投了させた清沢さん。初出場で決勝戦進出を
果たしました
⬆更に詳しい要項が届きました
B級とC級は地区予選ナシの一般戦です
なお要項には「ハンデ戦」とありますが
今までの中信予選の将棋部門では
一度も行われた事はありませんので
今回もないと思います。
なお会場の最寄駅は南松本駅です
⬆準々決勝の戦いが終わり次は準決勝へ
その戦いの様子は④にて
⬆北信の子達に交じって稽古に励む岡村さん
この後、坂口さんの指導の下、上條戦を検討
をしておりました。
あと一歩で奥村さんへの挑戦の機会を逸した
岡村さんですが、この年の上半期は彼に
とって大きなターニングポイントになるかも
しれません。支部名人戦の東日本大会では
桐山隆さんや中川慧悟さんといった超強豪と
連続挑戦の機会を得るという貴重な経験を
得ました。のみならず竜王戦も県大会進出
そしてこの度、東海研修会に入会。将来は
どんな目標を掲げているのか?正直私は
測りかねていますが、大きな目標に向って
前向きなチャレンジを見せている事だけは
確かです。どこまで実力を伸ばすのか?
まあ私としては今回は長文になりましたか
なるべく言葉少なめにしながら彼の行く末を
見届けたいなと思っています
⬆岡村奏汰さんVS上條祥さん
最年少の支部名人・岡村さんと信州王将位に
君臨するベテラン・上條さんの注目対決
上條さんの十八番・ゴキゲン中飛車に対し
角交換から端の筋違い角を基点に逆に中央に
圧力を掛ける岡村さんに対し自陣馬を軸に
万全な陣形作りに徹する上條さん。
最後まで難しい戦いでしたが岡村さんの角を
追いながら着実なポイント稼ぎを目指しつつ
自陣を上手く整備した上條さんの指し回しが
功を奏し南信勢3人目の準決勝進出者と
なりました
⬆佐藤清文さんVS清沢匠さん
先の原田VS市川戦がシニア名人戦の再戦なら
この試合は竜王戦の再戦でした。
共に小細工なしの本格正統派的な居飛車党
そして信州大学と金沢大学の違いこそあれ
北信越大学棋界で活躍した者同士であります
当然実力は伯仲しており竜王戦は佐藤さんが
勝ったのですが今回は清沢さんが雪辱。
2人の戦いは今後も一進一退を繰り返しつつ
更に激化する事でしょう
⬆原田泰典さんVS市川憲治さん
この5ヶ月前のシニア名人戦の決勝戦
その時以来の再戦であります。
長野県シニア名人戦の最多優勝者・市川さん
決勝戦進出回数も最多であります。更には
この対局の5年前・平成31年には
長野県の支部名人戦も優勝しています
子供の指導にも非常に熱心で有望な子供達
が沢山、この人の訓導を受けています
一方の原田さんも、シニア名人戦優勝時の
絶好調を維持し続けているようで。今回は
いつになく厳しい予選ロードを勝ち上がって
きたようです。その勢いそのまま、大敵の
リベンジを許さなかった原田さんが準決勝へ
これを機に南信勢が勢いづいてきました
⬆林奎史郎さんVS奥村龍馬さん
新生・松本支部が船出してから1年余り
この年の支部名人戦は、その松本支部会員
同士の決勝戦でした。それも共に10代の
学生棋士。それが優勝した岡村さんと
今、奥村さんに挑む林さんでした。
その2人が今回も揃って中信予選を勝ち抜き
県大会も共に初勝利。松本支部の新しい
門出を飾る見事な快進撃でした。
その林さんを退けた奥村さんが
2年振りの準決勝進出を決めました
次の相手は岡村さん?それとも上條さん?
⬆なお当日は中信予選の他にB級とC級の
リーグ戦が開催されると思いますが
詳細は後日、お知らせ致します
中信予選を勝ち抜いた4名は10月8日に
開催される県大会に出場できます
⬆2回戦(準々決勝)の組み合わせは
この通り。それは③にて
⬆1回戦・鈴木翼さんVS佐藤清文さん
1回戦最期に紹介するのは連覇を目指す
鈴木さんと竜王戦2年連続3位と健闘した
佐藤さんの1局。
最後まで、どちらが勝つか分からない
接戦でしたが。乗り切ったのは佐藤さん
鈴木さんの名人戦2連覇の夢は残念ながら
ここで潰えました
名人獲得の後、棋王戦も優勝。特に名人戦は
史上2番目の最年少記録で優勝した事で
早くも長野県の顔となった鈴木さん。その
出世ぶり、半端なスピードではありません
重圧と名が売れたが故の厳しいマークで
大変だと思いますが、彼ならそれを跳ね返し
やがで全国大会でも大活躍すると思います
⬆1回戦・清沢匠さんVS南沢祐仁さん
記録係の坂口謹一さん(朝日アマ県代表)に
鍛えられた者同士の精鋭対決でした
北信の雄・南沢さんは、この程中信地区を
新天地として生活に営んでいます。
落ち着いたら、また塩尻支部道場に御来場
願いたいです。
今回は清沢さんに凱歌が上がりましたが
実力的には全く互角だと私は思っています
2人とも、まだ20代。これからも末長く
名勝負を繰り広げるでしょう。
⬆1回戦・原田泰典さんVS松原正和さん
松原さんは4年振りの登場だったと思います
私と出会したのは、まさにその時でしたが
松原さんの方から話しかけてくださり
その気さくな人柄に、こちらも気持ちの良い
思いでした。御多忙の身だと聞いていますが
名人戦でも馴染みの顔になりつつあります
並の強豪ではない事は確かですね
試合は原田さんの勝利
シニア名人の底力が発揮されたようです
⬆小林勇司さんVS市川憲治さん
昭和・平成・令和の3時代に渡って
一進一退の攻防を展開する大ベテラン同士
その腕力は衰える事を知りません
特に小林さんは、これが連続出場。しかも
この年の県竜王戦準優勝者・金井文哉さん
を倒して勝ち上がってきました
小林さんと松本道場で知り合ったのは
平成元年。当時松本市勤務だった私は
帰る途中に白板に有った松本道場に寄り
将棋の稽古に励んでいました。土日は
勿論、平日でも水曜と金曜にも、たまに
通っていました。そこに小林さんが常駐
して居たからです。仕事の疲れを顧みず
小林さんに何局も胸を借りた事は私に
とって若き日の良き思い出となりました
小林さんの攻めVS市川さんが頑強な受け
という図式になったこの戦い。小林さん
の方が好調に見えましたが。市川さんの
二枚腰がモノを言い逆転勝利
しかし未だ名人戦で相対する程の地力を
キープする両雄。これから何度も何度も
名勝負を積み重ねるでしょう。
1回戦・奥村龍馬さんVS酒井悠安さん
長野県最高峰に長野県の高校竜王が挑みます
記録係を務めたのは中学生選手権の準優勝者
滝沢峻平くん。先輩でありライバルでもある
酒井さんが奥村さんに挑む図式。何が何でも
身近に接して空気を感じ取りたい試合でした
高校竜王戦優勝のみならず高校団体戦でも
2連覇達成。また支部対抗戦でも長野支部の
若手チームの主力選手として何度も準優勝
酒井さんもまた進境著しい若手強豪です
北信だけでも鈴木翼さん、黒岩雄大さん
南沢祐仁さん、高橋智哉さんと今後更に
強くなる強豪の先輩たちが沢山前を走って
いますが、それでも酒井さんには小林さんと
同じく彼等に追い付き追い越す程の成長を
見せて欲しいです。
懸命に奥村さんの陣地に食い付いて難しい
戦いに持ち込んだように見えた私でしたが
同時に奥村さんも慌てず指し続けている
ように見えました。奥村さんが底力を見せた
と見るのが妥当なのかもしれません。
酒井さんには全国高校竜王戦での
健闘を祈り、活躍を期待したいと思います
これで①は終わりです
残りの1回戦は②にてm(_ _)m
1回戦・林奎史郎さんVS北村遼平さん
現役VSOBの信州大学ダービーでした。
北村さんは若手のホープとして地道に着々と
力を伸ばした感があります。この前年には
アマ竜王戦の中南信予選で代表決定戦にまで
勝ち上がりました。その時は私・丸山佳洋に
敗れ惜しくも次点。だが前の予選では丸山に
快勝。おかげで自分の将棋に不信を抱き
若干だがスタイルの修正も止むなしと・・・
そういう点では苦い思いを致しました
(>_<。)
不断の努力が実り名人戦の県大会に進んだ
北村さんには更なる活躍を期待しています
試合の方は2年連続出場の林さんが
県名人戦初勝利を飾りました