ここで鈴木さんが1四玉と逃げたのが 痛恨の失着だったようで2二玉と逃げた 方が、まだまだ難解な戦いが続いたかも しれません。実戦は1五銀と王手で引いて から(同玉は詰み)飛車を成り込み寄り形に
林さんの王様は6八に居ながら左美濃囲いの 金銀3枚がシッカリ護衛されて守りは万全 鈴木さんは3七に馬を作り銀取りを見せるも 香を取りながらの1一竜の王手から即詰みに 討ち取った林さんが見事優勝を決めました
総手数は75手。短手数ですが大熱戦でした 名局・好局に手数の長い短いは関係ナシ!! 力の限りを尽くしながら、それを証明した 若き両雄に心から拍手を送りたいと思います
2023赤旗名人戦編、次回で完結です。
鈴木さんの玉頭方面には次々と両軍の駒が 打ち込まれ、飛車先を切り開かんと林さんが 3七桂と援軍を繰り出した直後に鈴木さんが 6四角と打ってナナメ田楽刺しを発動
ここで林さんが見せた決断は2五桂跳ね 2八の飛車を見捨てて桂馬を突進させました 3三の地点が3VS2(攻める林さんは 6六角・3四金・2五桂が効いており 守る鈴木さん側は3二玉と4二金のみ 他に守りの銀が2枚、4三と1二に配置)
という事で鈴木さんは6六飛と走って 林さんの角を取り除きましたが林さんは 直ぐに同歩とせず2三歩成。金銀交換で 王様を2三に誘き出した後、ハネ違いの 1三桂成(2八飛と連動した空き王手そして 両王手)同玉に2四銀と打って王手を かけました
6六角~7七歩と渋く守備を強化した林さん 程なく銀を3五まで進撃させると鈴木さんは 4五銀・3四金と力強く迎撃。ただ右銀が 7一から全く動いていないのが気になります
金銀交換から鈴木さんの角頭に金を打ち込み 角金交換の駒得の後、飛車取りに6五角と 打った林さん。鈴木さんは6四飛とかわし 飛車による角の田楽刺しを見せると林さんは 角を1枚犠牲にして、と金を2筋に作り 鈴木さんが桂馬の威力で2五歩と打って 飛車を遮断する間に、と金で金を奪います
⬆決勝戦・林奎史郎さんVS鈴木翼さん
先手の林さんは左美濃。王様を6八に 置いたままで右銀を4六へ繰り出します 対する鈴木さんは十八番の雁木に構えた後 袖飛車に。お互い敵の角頭を目標に 3五歩、7五歩と突き合い22手目で 早くも開戦。丁度この辺りから長考合戦と なり、44手目には両者共に持ち時間30分 を使い切って秒読み合戦となりました
⬆決勝戦は林さんと鈴木さんの戦いに これはまた後日、振り返りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける相原さん
彼を初めて見かけたのは令和元年 上田市・こぶし会館でした。筋が良くて 芯も強そうで急成長も有り得るとは思って いましたが僅か4年で長野県の4強の一角に なるとは思いませんでした
中学生大会での活躍も凄いし棋望会にも 1度となく参加してくれました その棋望会でも優勝しています
私・丸山とは棋望会だけでなく長野支部の 月例大会でも対局いたしました。今の所 星は五分。機会があれば節目だけは キッチリ付けたいなと思っています
今大会は東信予選での佐藤清文さんとの 大熱戦や鈴木翼さんに食い下がった 170手の激戦が印象に残りました これでまだ中学2年生。 まだまだ強くなりますね
⬆相原瑞樹さんVS鈴木翼さん
鈴木さんの四間飛車+トーチカ囲いに対して 居飛車穴熊採用の相原さん。互いに金銀4枚 で固めた後、鈴木さんが向飛車に転換して 戦闘開始。相原さんが桂損してワザと成桂を 作らせた後、角を6二金と刺し違え飛車を 成り込んで激しい攻め合いとなりました
堅陣を頼りに懸命に鈴木陣に喰い付こうと する相原さん。しかし鈴木さんも冷静でした ガッチリした受けで敵の進撃を食い止め 駒を貯めながらの着実な攻め。170手の 熱戦でしたが鈴木さんが先輩の意地を見せ 勝ち切りました。
⬆菊池康文さんVS林奎史郎さん
最後まで目が離せない大熱戦でした。 終盤の段階では菊池さんの方が 良い感じに見えましたが林さんが 底力を発揮。3月の支部名人戦に続き 今年2度目の決勝進出を果たしました
敗れた菊池さんでしたが小学生~大学生に 渡って数多くの学生ホープを産み出す 北信地区で若手たちに飲まれる事無く 逆に次々と挑戦を跳ね除け続け、更には ベテランも舌を巻く百戦錬磨の力強さは 流石でした。
さて令和5年の赤旗名人戦も準決勝です
準決勝のカードは⬆の通りです
⬆佐藤清文さんVS鈴木翼さん
最後に紹介するのは優勝候補同士の対決 共に地区予選を1位で突破した強者です
3ヶ月前のアマ名人戦1回戦以来の激突 この時は佐藤さんが勝って鈴木さんの アマ名人戦2連覇の夢が断たれましたが 今回は鈴木さんが雪辱。私の記憶が 正しければ3大会連続の準決勝進出か? 翌週の県選手権では小林暖希さんと共に 塩尻切符獲得。それを含めて流石の強さです
以上で準々決勝の戦いの回顧を終わります
⬆仁科拓人さんVS林奎史郎さん
先の北村VS相原戦に続く信州大学出身者と 中学生棋士の対決でした。最も林さんは 現役の信大生ですが・・・
赤木・塩尻支部長も好評価を下した激戦 最後まで、どちらが勝つのか分からなかった ようですが僅差で林さんが勝ち切りました
惜しくも敗れた仁科さんでしたが翌週の 県選手権ではB級にエントリーして予選突破 三段免状獲得を目指し気合いを入れ直します
⬆菊池康文さんVS中原大介さん
中原さんが実力を存分にアピールしたのは 高校時代。長野県の高校大会には選手権、 竜王戦、新人戦にて合計8回の県予選が ありますが中原さんは全て参加。しかも 出場8回全て準決勝進出以上という 凄い記録を作った事でしょう。
これ以上となると現・岐阜県アマ竜王の 藤居賢さん(長野南高)のパーフェクト優勝 ぐらいしか私は浮かびません(ただし 藤居さんが出場したのは個人戦のみ)
中原さんはこの内、高校選手権では 個人戦・団体戦で優勝しています。 高校選手権の県予選は 4つ(男女個人・団体)ですが、この4つの 部門全てに優勝者を出したのは伊那北と 中原さんの母校・大町(現・大町岳陽)のみ 大町&北安曇郡在住者で固めたトリオでの 優勝も考慮すると、大町棋界への貢献度の 高さには脱帽するしかありません。
この赤旗戦は懸命の食い下がりも及ばず 菊池さんの軍門に降りましたが翌週の 県選手権・大北、安曇野予選では 私・丸山佳洋との代表決定戦に逆転勝利 多分200手は超えたであろう大激戦を モノにして再び県大会の舞台に 立つ事になりました。
⬆北村遼平さんVS相原瑞樹さん
諏訪清陵高~信州大学で基盤を築いた 北村さんと長野県最強中学生の激突。 勝ったのは相原さんでした。中学生ながら 県大会準決勝進出。大したモノです
⬆2回戦(準々決勝)の戦いは後日②にて
画面上段=南沢祐仁さんVS佐藤清文さん
ここまで書けば多くの方々が察したと 思いますが残りの4試合は全て中信VS東信の 対決という図式になりました
今年の支部名人戦の準決勝進出を含めて 3度目の県大会となった南沢さんは 今年度から中信在住者となりました そして170手の熱闘で力尽きた この一戦が恐らく今年最後の対局となる かもしれません。何かと多忙のようですが 来年の県朝日アマ名人戦で、また元気な 顔を見せてくれると思います
画面下段=赤木崇幸さんVS相原瑞樹さん
秋に入って好調気味の赤木さん。棋王戦では 優勝候補・田中博己さんを破り準決勝進出。 快進撃の原動力となったのは代名詞である 右玉&ニューブローとなった相掛かり戦法 本局も、その相掛かりをぶつけてきました
最後は惜しくも競り負けましたが今後右玉と 共に、ますます磨きが掛かるでしょう
こうして中信と東信の戦いは2勝2敗で 終わりました
⬆ 画面上段=堀米真爾さんVS菊地康文さん
南信VS北信の全面対決の様相を呈した1回戦 その中でも1番籤引きの神様の気まぐれ感を 痛感したのが、この試合。何せこの両雄は 前回も1回戦で当たっていましたから💧
遠く伊那から幾度も塩尻支部道場に出稽古に 赴く堀米さん。これに勝てば2年連続の 準々決勝進出でしたが、今回は菊地さんの リベンジを許し残念ながら初戦敗退でした
これで南信VS北信の戦いは北信の3連勝 このまま北信勢の完全勝利となるのか?
画面下段=北村遼平さんVS所附快和さん
否。最後の最後で南信勢が意地を見せました 二十歳台同士の若手強豪対決を制したのは 諏訪の雄・北村さん。南信勢は、ようやく 一矢を報いる事に成功致しました
所附さんも前回準Vの高橋智哉さんや 長野県の高校選手権覇者・小林暖希さんを 倒して県大会に駒を進めた強豪。更には その小林さん等と組んで高専将棋大会にて 団体戦で全国制覇を果たした強者ですが 今回は武運及ばす県大会初勝利ならずでした
⬆ 画面上段=鈴木翼さんVS斉木稔貴さん 画面下段=仁科拓人さんVS小松隆宏さん
何というクジのいたずらか?1回戦だけで 南信VS北信の対決が4局実現するとは!
斉木さんは初めて会いました。センスの良い 服装で対局に望む姿がカッコ良く思いました 小松さんは前年秋の信州王将戦以来の県大会 実力のみならず人柄の良さには惹かれますね
試合の方は優勝候補の鈴木さんと その鈴木さんを破って県大会進出を決めた 中学生ホープ仁科さんが勝ちました
⬆ 画面上段=中原大介さんVS土屋稔さん 画面下段=坂口達彦さんVS林奎史郎さん
上田高顧問の土屋さん&同校部員の坂口さん この2人は先生と生徒、いや師弟関係と 言っても過言ではないと思います。
土屋さんは小山泰治さん等を破っての進出 坂口さんは代打出場だった高校竜王戦と 違い今回は実力で県大会切符を掴みました
残念ながら両雄とも二十歳台の伸び盛りの 強豪に敗れ初戦で姿を消しましたが 近くに迫った高校新人戦に向けて幾つもの 課題や収穫を得たと思います。
その大勝負は10月最後の土日に決戦です
組み合わせは⬆の通りです
⬆画面上段 会場である長野市・日本共産党委員会事務局 その2階に決戦の場が設けられ そこに県下16名の代表選手が集いました
画面下段=開会式で挨拶の言葉を述べる 党の県常任委員の井浦峰雄さん(手前) 県連合会の小野沢憲雄会長と同じく 高山村出身という事で、藤井聡太さんが 達成した2つの快挙が自分の故郷で 実現された事は感無量だったと思います
長野安茂里支部長・松下信夫さん(向側)の ルール説明~対局開始の宣言が告げられ いよいよ決戦の火蓋が切られました
ここで鈴木さんが1四玉と逃げたのが
痛恨の失着だったようで2二玉と逃げた
方が、まだまだ難解な戦いが続いたかも
しれません。実戦は1五銀と王手で引いて
から(同玉は詰み)飛車を成り込み寄り形に
林さんの王様は6八に居ながら左美濃囲いの
金銀3枚がシッカリ護衛されて守りは万全
鈴木さんは3七に馬を作り銀取りを見せるも
香を取りながらの1一竜の王手から即詰みに
討ち取った林さんが見事優勝を決めました
総手数は75手。短手数ですが大熱戦でした
名局・好局に手数の長い短いは関係ナシ!!
力の限りを尽くしながら、それを証明した
若き両雄に心から拍手を送りたいと思います
2023赤旗名人戦編、次回で完結です。
鈴木さんの玉頭方面には次々と両軍の駒が
打ち込まれ、飛車先を切り開かんと林さんが
3七桂と援軍を繰り出した直後に鈴木さんが
6四角と打ってナナメ田楽刺しを発動
ここで林さんが見せた決断は2五桂跳ね
2八の飛車を見捨てて桂馬を突進させました
3三の地点が3VS2(攻める林さんは
6六角・3四金・2五桂が効いており
守る鈴木さん側は3二玉と4二金のみ
他に守りの銀が2枚、4三と1二に配置)
という事で鈴木さんは6六飛と走って
林さんの角を取り除きましたが林さんは
直ぐに同歩とせず2三歩成。金銀交換で
王様を2三に誘き出した後、ハネ違いの
1三桂成(2八飛と連動した空き王手そして
両王手)同玉に2四銀と打って王手を
かけました
6六角~7七歩と渋く守備を強化した林さん
程なく銀を3五まで進撃させると鈴木さんは
4五銀・3四金と力強く迎撃。ただ右銀が
7一から全く動いていないのが気になります
金銀交換から鈴木さんの角頭に金を打ち込み
角金交換の駒得の後、飛車取りに6五角と
打った林さん。鈴木さんは6四飛とかわし
飛車による角の田楽刺しを見せると林さんは
角を1枚犠牲にして、と金を2筋に作り
鈴木さんが桂馬の威力で2五歩と打って
飛車を遮断する間に、と金で金を奪います
⬆決勝戦・林奎史郎さんVS鈴木翼さん
先手の林さんは左美濃。王様を6八に
置いたままで右銀を4六へ繰り出します
対する鈴木さんは十八番の雁木に構えた後
袖飛車に。お互い敵の角頭を目標に
3五歩、7五歩と突き合い22手目で
早くも開戦。丁度この辺りから長考合戦と
なり、44手目には両者共に持ち時間30分
を使い切って秒読み合戦となりました
⬆決勝戦は林さんと鈴木さんの戦いに
これはまた後日、振り返りたいと思います
⬆3位の表彰を受ける相原さん
彼を初めて見かけたのは令和元年
上田市・こぶし会館でした。筋が良くて
芯も強そうで急成長も有り得るとは思って
いましたが僅か4年で長野県の4強の一角に
なるとは思いませんでした
中学生大会での活躍も凄いし棋望会にも
1度となく参加してくれました
その棋望会でも優勝しています
私・丸山とは棋望会だけでなく長野支部の
月例大会でも対局いたしました。今の所
星は五分。機会があれば節目だけは
キッチリ付けたいなと思っています
今大会は東信予選での佐藤清文さんとの
大熱戦や鈴木翼さんに食い下がった
170手の激戦が印象に残りました
これでまだ中学2年生。
まだまだ強くなりますね
⬆相原瑞樹さんVS鈴木翼さん
鈴木さんの四間飛車+トーチカ囲いに対して
居飛車穴熊採用の相原さん。互いに金銀4枚
で固めた後、鈴木さんが向飛車に転換して
戦闘開始。相原さんが桂損してワザと成桂を
作らせた後、角を6二金と刺し違え飛車を
成り込んで激しい攻め合いとなりました
堅陣を頼りに懸命に鈴木陣に喰い付こうと
する相原さん。しかし鈴木さんも冷静でした
ガッチリした受けで敵の進撃を食い止め
駒を貯めながらの着実な攻め。170手の
熱戦でしたが鈴木さんが先輩の意地を見せ
勝ち切りました。
⬆菊池康文さんVS林奎史郎さん
最後まで目が離せない大熱戦でした。
終盤の段階では菊池さんの方が
良い感じに見えましたが林さんが
底力を発揮。3月の支部名人戦に続き
今年2度目の決勝進出を果たしました
敗れた菊池さんでしたが小学生~大学生に
渡って数多くの学生ホープを産み出す
北信地区で若手たちに飲まれる事無く
逆に次々と挑戦を跳ね除け続け、更には
ベテランも舌を巻く百戦錬磨の力強さは
流石でした。
さて令和5年の赤旗名人戦も準決勝です
準決勝のカードは⬆の通りです
⬆佐藤清文さんVS鈴木翼さん
最後に紹介するのは優勝候補同士の対決
共に地区予選を1位で突破した強者です
3ヶ月前のアマ名人戦1回戦以来の激突
この時は佐藤さんが勝って鈴木さんの
アマ名人戦2連覇の夢が断たれましたが
今回は鈴木さんが雪辱。私の記憶が
正しければ3大会連続の準決勝進出か?
翌週の県選手権では小林暖希さんと共に
塩尻切符獲得。それを含めて流石の強さです
以上で準々決勝の戦いの回顧を終わります
⬆仁科拓人さんVS林奎史郎さん
先の北村VS相原戦に続く信州大学出身者と
中学生棋士の対決でした。最も林さんは
現役の信大生ですが・・・
赤木・塩尻支部長も好評価を下した激戦
最後まで、どちらが勝つのか分からなかった
ようですが僅差で林さんが勝ち切りました
惜しくも敗れた仁科さんでしたが翌週の
県選手権ではB級にエントリーして予選突破
三段免状獲得を目指し気合いを入れ直します
⬆菊池康文さんVS中原大介さん
中原さんが実力を存分にアピールしたのは
高校時代。長野県の高校大会には選手権、
竜王戦、新人戦にて合計8回の県予選が
ありますが中原さんは全て参加。しかも
出場8回全て準決勝進出以上という
凄い記録を作った事でしょう。
これ以上となると現・岐阜県アマ竜王の
藤居賢さん(長野南高)のパーフェクト優勝
ぐらいしか私は浮かびません(ただし
藤居さんが出場したのは個人戦のみ)
中原さんはこの内、高校選手権では
個人戦・団体戦で優勝しています。
高校選手権の県予選は
4つ(男女個人・団体)ですが、この4つの
部門全てに優勝者を出したのは伊那北と
中原さんの母校・大町(現・大町岳陽)のみ
大町&北安曇郡在住者で固めたトリオでの
優勝も考慮すると、大町棋界への貢献度の
高さには脱帽するしかありません。
この赤旗戦は懸命の食い下がりも及ばず
菊池さんの軍門に降りましたが翌週の
県選手権・大北、安曇野予選では
私・丸山佳洋との代表決定戦に逆転勝利
多分200手は超えたであろう大激戦を
モノにして再び県大会の舞台に
立つ事になりました。
⬆北村遼平さんVS相原瑞樹さん
諏訪清陵高~信州大学で基盤を築いた
北村さんと長野県最強中学生の激突。
勝ったのは相原さんでした。中学生ながら
県大会準決勝進出。大したモノです
⬆2回戦(準々決勝)の戦いは後日②にて
画面上段=南沢祐仁さんVS佐藤清文さん
ここまで書けば多くの方々が察したと
思いますが残りの4試合は全て中信VS東信の
対決という図式になりました
今年の支部名人戦の準決勝進出を含めて
3度目の県大会となった南沢さんは
今年度から中信在住者となりました
そして170手の熱闘で力尽きた
この一戦が恐らく今年最後の対局となる
かもしれません。何かと多忙のようですが
来年の県朝日アマ名人戦で、また元気な
顔を見せてくれると思います
画面下段=赤木崇幸さんVS相原瑞樹さん
秋に入って好調気味の赤木さん。棋王戦では
優勝候補・田中博己さんを破り準決勝進出。
快進撃の原動力となったのは代名詞である
右玉&ニューブローとなった相掛かり戦法
本局も、その相掛かりをぶつけてきました
最後は惜しくも競り負けましたが今後右玉と
共に、ますます磨きが掛かるでしょう
こうして中信と東信の戦いは2勝2敗で
終わりました
⬆
画面上段=堀米真爾さんVS菊地康文さん
南信VS北信の全面対決の様相を呈した1回戦
その中でも1番籤引きの神様の気まぐれ感を
痛感したのが、この試合。何せこの両雄は
前回も1回戦で当たっていましたから💧
遠く伊那から幾度も塩尻支部道場に出稽古に
赴く堀米さん。これに勝てば2年連続の
準々決勝進出でしたが、今回は菊地さんの
リベンジを許し残念ながら初戦敗退でした
これで南信VS北信の戦いは北信の3連勝
このまま北信勢の完全勝利となるのか?
画面下段=北村遼平さんVS所附快和さん
否。最後の最後で南信勢が意地を見せました
二十歳台同士の若手強豪対決を制したのは
諏訪の雄・北村さん。南信勢は、ようやく
一矢を報いる事に成功致しました
所附さんも前回準Vの高橋智哉さんや
長野県の高校選手権覇者・小林暖希さんを
倒して県大会に駒を進めた強豪。更には
その小林さん等と組んで高専将棋大会にて
団体戦で全国制覇を果たした強者ですが
今回は武運及ばす県大会初勝利ならずでした
⬆
画面上段=鈴木翼さんVS斉木稔貴さん
画面下段=仁科拓人さんVS小松隆宏さん
何というクジのいたずらか?1回戦だけで
南信VS北信の対決が4局実現するとは!
斉木さんは初めて会いました。センスの良い
服装で対局に望む姿がカッコ良く思いました
小松さんは前年秋の信州王将戦以来の県大会
実力のみならず人柄の良さには惹かれますね
試合の方は優勝候補の鈴木さんと
その鈴木さんを破って県大会進出を決めた
中学生ホープ仁科さんが勝ちました
⬆
画面上段=中原大介さんVS土屋稔さん
画面下段=坂口達彦さんVS林奎史郎さん
上田高顧問の土屋さん&同校部員の坂口さん
この2人は先生と生徒、いや師弟関係と
言っても過言ではないと思います。
土屋さんは小山泰治さん等を破っての進出
坂口さんは代打出場だった高校竜王戦と
違い今回は実力で県大会切符を掴みました
残念ながら両雄とも二十歳台の伸び盛りの
強豪に敗れ初戦で姿を消しましたが
近くに迫った高校新人戦に向けて幾つもの
課題や収穫を得たと思います。
その大勝負は10月最後の土日に決戦です
組み合わせは⬆の通りです
⬆画面上段
会場である長野市・日本共産党委員会事務局
その2階に決戦の場が設けられ
そこに県下16名の代表選手が集いました
画面下段=開会式で挨拶の言葉を述べる
党の県常任委員の井浦峰雄さん(手前)
県連合会の小野沢憲雄会長と同じく
高山村出身という事で、藤井聡太さんが
達成した2つの快挙が自分の故郷で
実現された事は感無量だったと思います
長野安茂里支部長・松下信夫さん(向側)の
ルール説明~対局開始の宣言が告げられ
いよいよ決戦の火蓋が切られました