和語の「とける」が区別していないのはその通りだ。ただここで問題にしたいのは「融解」と「溶解」の区別であって「融ける」と「溶ける」の区別じゃないんだ。そもそも日常の会話で「融解」も「溶解」も使わない。にもかかわらず訳語に「溶解」が選ばれたからには「融解」でなかった理由まで考えたいところ。融解(ゆうかい)・溶解(ようかい)なので単なる誤変換ではなさそうだ。さて、この国の中学校では物質の習う状態変化の用語として「融解」を学ぶ。(一方「溶解」そのものは学ばないが「溶解度」は習う。)つまり日本の義務教育を受けた大人に対してはそれを既知とみなせる。元素反応がゲームの根幹に関わることから邦人のローカライズ人材が不足していたと思われる開発初期から翻訳されたであろうことを考えると、邦人でない方が辞書を見て翻訳した結果だと考えられる。
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自分は部外者なのでわからないが、上の議論は「溶解」「融解」の差違を踏まえた上で、さらに漢字そのものの語義(つまり「溶ける」と「融ける」)に考察を敷衍させているのだと思う。結局のところ、自分から見れば二つの議論は関心が違っているに過ぎず、別に対立しているわけではない。着眼点は確かに違っているが、反論すべきではなく、むしろ許容すべきではないか。
本国表記が「融化」なのに、わざわざ和訳で「溶」へ変えているのですから追及したくもなります。また和英の対訳として「融解」はmeltで、「溶解」はdissolveですが、炎・氷の元素反応の英語版表記はmeltの方であり、こちらも日本語版が食い違います。そもそも「溶解」は7元素で言うところの水元素が含まれていないと意味として通りません。「とける」の漢字による差異を議論するまでも無く明らかな誤訳だと分かります。