「今回のミッションではお前らにトラストへ向かってもらう」
機動部隊管理室の一角でそんな話声が聞こえる。
「内容は要人の輸送、名前は伏せておくが。その後は政府軍が制圧済みの区域に入り、こちらがヘリで連れていく」
とある兵士が手を上げる
「 、発言を許可する」
「用心を輸送した後は?俺らはどうする?」
「政府軍について現地勢力を掃討するなり、帰還するなり好きにしろ。俺らの任務は要人の輸送、それだけだ」
「了解」
前に立って説明をしていた男がデバイスを操作してスライドを変えた。
「次に注意点。俺らは傭兵でもあるし、ICFの一員でもある。民間人はなるべく保護しろ。もし敵対しているならば…処理は任せる」
また誰かが手を挙げた。
「 、どうぞ」
「装備品は?」
「いつも使っているものでいい。ほしいものがあったら相談すれば支給できるかもな。それと…」
そう言って彼は何かのケースを取り出した。
カチャ カチャ
ロックを外してケースを開けて何かの銃を取り出した。
「お前らの可愛い後輩からの贈り物だ」
「アーリー・グリック……だと?」
机の上に置かれたのは新規開発された多目的精密ライフルのMPPR、通称「アーリー・グリック」だった。
「一つしかないのでは?」
「特別に生産してもらった。弾は.338ラプアマグナムの「ヘルファイヤ」が予備含めて50発だ」
言い終わった後、彼はアーリー・グリックをしまった。
「スナイパーは後で取りに来い。以上だ。おっと忘れてた。いつものデバイスは持っていけよ、便利やからな。では、解散」
ぞろぞろと兵士が出ていく。最後に出た兵士は扉を施錠した。そこにはとある文字が書かれていた。
Emergency Task Force
Δ‐1
おぉ、なんかオマージュして頂いてあなうれし()