模試で吐きそう() WBF財団の仁
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2024/05/06 (月) 17:45:23
「なぁ、仁」
スパァァン!
「なに?」
けたたましいマグナムの発砲音の鳴る中、バンパーは射撃のリハビリ中の仁に問いかけた
「お前にとってのPMCの仕事ってなんだ?」
カチャ スト
仁は銃にセーフティをかけて銃を置いた
「なるほどね…僕にとってのPMCの仕事って何か…かぁ」
おもむろに目を閉じ、言い始めた
「僕にとってPMCの仕事とはこの世界で過ごしていく術的なものなんだよな」
衝撃だった。普通は生きていくためだったらもっと安全な仕事を選ぶはずだ。仁は家庭を持っている。なのになぜ?そんなことをバンパーは考えていた。
「それじゃあ、なぜ仁はもっと安全な仕事をしないんだ?」
「特に理由はないないね。気づいたらこんな仕事しているし、雪も反対しないし」
そんなことを言いながら仁は銃の片付けを始めた。
「それと君たちのような仲間と一緒に仕事をやれるのも好きだし。そんな仕事をやるのに理由なんているかな?」
そう言い仁はバックを背負って射撃訓練場から出ていった。その背中は楽しそうな雰囲気が漂った。
「ったく、本当にいつも死に瀕している狼かよ。楽しそうにしやがって…フフッ」
そう言いバンパーも訓練場から出ていった。
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「バンパーって変なこと聞くよね~。僕にとってのPMCの仕事って何かを聞くなんて…」
ガチャ バタン
「さてと、そろそろ帰宅するか」
仁は車を出し、家に向かって走らせた
「でも僕がこの仕事をしている本当の理由は何だろう…」
そんなことを考え仁は帰路に就いた
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