帝国
帝国とはいうが、実際は皇帝の直轄領(アステシア王国)を中心として領邦・自治領が集まって連合を形成している。外交権を持つのはアステシア王国のみで、領邦や自治領は外交権を保持していない。
皇帝
現在の皇帝は2代目にあたる。
先帝のモルトラヴィス1世は、ディートリヒ・フォン・アステシア=ノルドでアステシア家の分家にあたるが既に断絶している。
現在の皇帝は、アステシア本家から選出されたサビーネ・パトリツィア・ルートヴィッヒ・アステシアである。
エーギル自治領
深海教という宗教を国教とする地域。
バレアレス王国から分離独立する形で成立し、そのせいからかエーギル危機など何度か戦争が起こった。なお本土からの渡航は制限されており、エーギル自治領に行くには帝国政府への誓約書及び許可証が必要になる。
現在はバレアレス王国と統合される形で「エーギル=ティカズ王国」を形成し、君主はモルトラヴィス2世となっている。
深海教のトップは、シャーヴァニル・イェン・エーギル。イサベラ家出身だが、恒例のごとく破門されている。
帝国内の王家
実質名前だけ()。
身分的には一般臣民と変わらず、ただ歴史がある、というだけである。特に保障もなければ、政治家に特別扱いされるとかはなく、普通に停学にも退学にもリストラでクビにもなる。
イサベラ家は企業経営などで富を築いたり、ヴァルナ家の中世貴族のような豪華絢爛な暮らしぶりは異例であり、アステシア家やアルヴィース家はごく普通の家庭である。
現皇帝の皇帝になるまで
帝国の一臣民としてバイトと学校に明け暮れていたサビーネが、1日にして1つの帝国の皇帝、15の領邦の国王、4つの自治領君主、3つの自由都市領主を兼ね、一億人以上の帝国臣民を束ねる「皇帝」の立場まで異常な飛び級したことを羨む者もいるが、本人からしたらたまったものではない()