かばん
「コウテイさんは何でも背負い込むプリンセスさんが心配だったんですよ」
かばんは話し出した。
かばん
「だからプリンセスさんに負担を掛けずに、自分たちがレベルアップ出来る方法は無いか?
-と、相談に来られて・・・
あ・・・
#あの時『としょかん』から出てきたコウテイを見たのは・・・
かばん
「#ミラーニューロンの話、覚えてます?」
プリンセス
<<ええ。 ざっくり、見たり聞いたりしたことをモノマネ出来る脳機能、だったわよね>>
かばん
「そうです。
だからプリンセスさんの練習風景をボスウォッチで録画してもらって、
各自が それを
そう提案したんです」
いろいろ話が繋がってきた。
・・・
そして、どうやら私が勝手に誤解した上での一人相撲だったらしいことも分かってきた。
ただ・・・
プリンセス
<<それ、言っちゃって良かったの?>>
普通、そういうのは2人だけの内緒の話、とかにするもんじゃないのだろうか?
『物語』のお約束として。
かばん
「そうなんですか? 特に口止めされては無かったんですけど。
・・・でも、そうか。 コウテイさんは そのつもりだったのかもしれませんね。
ただ、どちらにしても僕、隠し事とか出来ないんで」
そう言えばサーバルのつまみ食いを、さらっとバラしてたのよね、この子...
かばん
「それに、黙ってることで擦れ違いやトラブルを起こすくらいなら
しっかり話し合って解決した方がいいと思いますし・・・」
プリンセス
<<・・・ どこかで聞いたような…?>>
かばん
「ああ、『#嫌邪の贈り物』ですね。
あれ、読んで思ったんですけど、
今度は評論家みたいなことを言っている。
かばん
「逆に、『読者に委ねるエンド』は、投げっ放し! とか言われかねないので
自信がないと出来ないんでしょうけど、
続きを観たいって言ってもらえたり、二次創作が盛り上がってるのを見たら、
さぞ作者冥利に尽きるでしょうね」
何の話をしてるんだか・・・
かばん
「ごめんなさい。
また話がズレちゃいましたね。
とにかく、お二人は それぞれ素敵な梅干しをお持ちなんですから・・・
プリンセス
<<だから。 なんで梅干しに例えるのよ!? (*`Д´)っ)) >>
思わず絵文字まで書いて、ツッコんでしまった…
『フルーツバスケット』というマンガが ありまして。 その中で、
フレンズ=おにぎり、それぞれの良い所=背中に付いた梅干し
ーに例えるお話があるんです。
他人の良い所は、よく見えるし羨ましいと思いがちだけど、
一方、自分は『具のないおにぎり』と思い込んで、
背中に梅干しがあることには、なかなか気付けない・・・
今度はマンガか・・・
かばん
「
とにかく『優しい世界』なので癒されますよ」
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