フェネ
「ね~ アライさ~ん」
アライ
「なんなのだ? フェネック」
フェネ
「アライさんは博士たちのご褒美とお宝、どっちがいいのさ~?」
アライ
「うーん。 お宝は見つかるかどうか分からないのだ。 ご褒美なら確実に手に入るのだ」
フェネ
「ふ~ん? じゃあ、これ~。 博士たち、喜ぶんじゃないかな~」
アライ
「もう見つけたのか!? さすがフェネックなのだ!」
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博士
「・・・
カコ博士の部屋だったようですね」
サーバル
「カコ博士は相変わらずだったね」
助手
「ヒトが居なくなる寸前のようですね」
かばん
「その割にはシリアスさが…」
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アライ
「見つけたのだ!」
博士
「早いですね」
助手
「大丈夫なのですか?」
つ本
博士
「これは...お宝なのです!」
助手
「でかしたのです!」
かばん
「何ですか?」
博士
「#なまずクンというヒトの著書『ナマズのミライ』なのです」
助手
「古今東西いろんな『りょうり』をレシピ付きで紹介している本なのです。 てっきり
博士
「いわゆる『くっくぱっどてき』なモノです」
かばん
「なまずクンさんと言うのは…?」
博士
「あの、おいしん簿の海原U山や、ミスター味っ娘の味Oのモデルになった、とも言われるヒトです」
助手
「原作の鯰がサンドスターでフレンズ化した後、ヒトヒトの実を食べたヒトニンゲンなのです」
サーバル
「早口で よく分かんないや」
助手
「どれだけ味覚に優れているか分かるでしょう」
サーバル
「すっごーい! ナマズちゃんて味の分かるフレンズなんだね」
博士
「メシマズなサーバルとは月とすっぽんくらい違うのです」
助手
「サーバルに『りょうり』なんて猫に小判なのです」
サーバル
「博士たちだって元肉食動物なんだから味オンチなんじゃないの!?」
ショウジョウ「あなたはナイーブ過ぎるのよ」
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