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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 757

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757
名無しのフレンズ 2019/11/12 (火) 17:04:25 b652b@9a4dd

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を持つけもの

~5話 ムーンライト仮面~

11月12日 17:00頃 満月

生憎(あいにく)の曇り空で,辺りは薄暗い。
暦の上では満月だったが、月も雲の上だった。

サーバル
「う~ なんか出そうでヤダなぁ…」

博士
「何を言っているのです? 出てくれないと困るでしょう」

助手
「目的を忘れていませんか?
 今夜こそムーライトハウンドを捕まえるのです。
 そのための準備も万全なのです」

フェネック 
「それだけどさ~」

博士
「なんです? フェネック」

フェネック
「確かに私もイヌ科フレンズの端くれだけどさ~
 もしもの時はムーンライトハウンドさん、助けてくれるかな~」

アライ 
「フェネックはアライさんが守るから安心するのだ」

助手
「それでは囮にならないのです」

アミメ
「囮捜査は基本よ!」

フェネック
「あめりかちほーでは そうらしいけどね~
 にほんちほーでは#原則禁止だよ~」

アライ
「さすがフェネックは聡明なのだ」

プレーリー
「フェネック殿は まだいいでありますよ。
 私などは名前にドッグが付くと言うだけで駆り出されてしまったのであります」

ビーバー
「心配っすねぇ」

画像
「用心棒として私が付いてます。
 ・・・足止めくらいしかできませんけど」

かばん
「あの・・・ 僕が持たされている 🍸 コレは何ですか?」 

博士
「ソルティードッグというカクテルなのです。
 ちゃんとアクシス印の塩もグラスの縁に塗り付けてあるのですよ」

フェネック
「妙なところにこだわってるね~」

助手
「当初予定していたホットドッグは、上から圧力が掛かって止められてしまったのです」

アライ
「それはマズいし、メタいのだ」

かばん
「うぅ… どうしてこんなことに」

サーバル
「かばんちゃんは私が守ってあげるから大丈夫!」

博士
「先ほどの我々の話を聞いていましたか? サーバル」

助手
「余程のことが無い限り、手出しは無用ですよ」

アミメ
「イヌ科フレンズの総本家本元。
 タイリク先生もいますしね」

タイリク
「・・・」

フェネック
「ハンターチームさんも『すたんばい』してるんなら大丈夫かな~」

アライ
「まさに無敵の布陣なのだ!」

ヒグマ
「ま、まぁな…」

キンシコウ
「は、はい・・・ お任せください…」

フェネック
「なんだか歯切れが悪いね~」

アライ
「ところでリカオンが抱えているバッグは何なのだ?」

リカオン
「え、っと 変s… 捕獲用具です。 ムーンライトハウンドの・・・」

タイリク
「・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

通報 ...
  • 758
    名無しのフレンズ 2019/11/12 (火) 18:20:31 修正 b652b@9a4dd >> 757

    18:20頃 ーとある林ー

    ぐおぉぉぉーーー!
       ぐおぉぉぉーーー!

    リカオン
    「来ました! セルリアンです!」

    テッポウウオ
    「え? どこに!?」

    セルリアンは闇に紛れて襲ってきた。

    ヒグマ
    「陣を崩すな」

    リカオン
    「数が多いです」

    キンシコウ
    「それに意外と素早い」

    ヒグマ
    「夜目の利かないヤツ・攻撃力を持たないヤツは中央に固まれ!
     フェネックはセルリアンの気を引きつけて誘導しろ!
     テッポウウオはそこを狙い撃つんだ!」

    フェネック
    「はいよ~」

    テッポウウオ
    「分かりました!」

    キンシコウ
    「サーバルさんは攻撃してきたセルリアンを迎撃してください。
     決して無理をして前には出ないように」

    サーバル
    「任せて!」 b

    博士
    「少し非戦闘員が多すぎましたか」

    助手
    「少し囮の効果が利きすぎましたか」

    タイリク
    「くっ!」 

    キンシコウ (¬_¬)
    「リカオンさん、例の準備を」

    リカオン
    「オーダー了解です!」 

    ヒグマ
    「雲が多くて助かったな・・・
     おい、先生!」

    タイリク
    「?」

    ヒグマ
    こっちは任せろ

    タイリク
    「!」 

    ==走

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    サーバル
    「囲まれちゃったよ」

    かばん
    「どうしよう」

    ボス
    「アワワワ…」

    その時!

    雲の切れ間から満月が顔を出し、辺りを煌々と照らす。

    アミメ
    #あれは!

    博士
    「現れたのです。
     あれが『ムーンライトハウンド』なのですか? 
     リカオン?」

    リカオン
    「は、はい・・・ 間違いないと思います」

    助手
    「目が・・・2つあるようですが?」

    ムーンライトハウンド
    おっと…

    かばん
    「いえ、1ツ目です!
     月の光を反射して金色に光ってます!」

    どうやったのか、片方の目が隠れる。
    それに呼応するように月も雲に隠れてしまう。
    辺りは再び暗闇に包まれてしまった。

    博士
    「・・・?
     何か・・・ こう、タイリクオオカミに似ていませんでしたか?」

    #タイリク?
    「な、何か呼んだかい?」

    助手
    「・・・気のせいでしたか。
     ? 
     お前はお前で、ちょっと雰囲気変わりましたか?」

    タイリク?
    「き、気のせいだよ」

    ヒグマ
    「暗くて助かったな」 くく…

    キンシコウ
    「笑い事じゃないですよ」 ふふ…

    リカオン
    「2人とも…」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 759
    名無しのフレンズ 2019/11/12 (火) 18:23:00 修正 b652b@9a4dd >> 757

    ザシュ ザシュッ!
    ムーンライトハウンドは圧倒的な強さと速さで次々とセルリアンを倒していく。

    ヒグマ
    「さすがタイr…
     感心してる場合じゃないな。
     ムーンライトハウンドの捕獲は後回しだ。
     こちらの安全とセルリアンの殲滅に集中しろ!」

    リカオン?
    「オーd… 君たちはコチラの安全な場所に・・・」

    アミメ
    「リカオン? 先生? さっきから何か…」

    かばん
    「はい! アミメキリンさん、今はここを離れましょう」

    キンシコウ
    「了解です。 
     サーバルさん、フェネックさん、テッポウウオさん、あと一息です」

    画像<アライさんの活躍シーンが無いのだ・・・

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    ムーンライトハウンド
    「!」

    セルリアンがアミメキリンを襲おうとしたところを
    ムーンライトハウンドが間に割って入る。

    アミメ
    「ムーンライト仮面様♡」

    キンシコウ
    (何か混ざってませんか…?)

    ムーンライトハウンド
    「ゔっ」

    アミメキリンを庇ったムーンライトハウンドが、セルリアンの攻撃を食らってしまう。

    アミメ
    「ムーンライト仮面様!?」

    キンシコウ
    (セーラーなのかタキシードなのか、はっきりして欲しいんですけど…)

    ぱっかーん!
    セルリアンはキンシコウが倒した。

    リカオン
    「こっちは片付きました。 そっちは?」

    ヒグマ
    「これでラスト!」

    ぱっかーん!

    セルリアンを殲滅した。

    てってれ~
    ♪~
    一行は経験値を獲得した。
    一行はジャパリコインを獲得した。
    ヒグマはレベルアップした。
    キンシコウはレベルアップした。
    テッポウウオはレベルアップした。
    アミメキリンの中でムーンライトハウンドの好感度が格段にアップした。

    博士
    「よくやったのです」

    助手
    「ところでリカオン、その恰好は?」

    リカオン
    「え… と、トリックオアトリート・・・?」

    リカオンのSAN値は下がった…

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    博士
    「リカオンの寒いギャグは置いといて」

    リカオン
    (視線が寒い…)///

    助手
    「ムーンライトハウンドは手負いです。 捕獲のチャンスなのです。 」

    ムーンライトハウンドは足を引き擦りながら逃げていく。

    かばん
    「僕が追います」 …走

    サーバル
    「え!? かばんちゃん?」

    博士
    「お前たち、何をモタモタしているのです」

    ヒグマ
    「あ、あぁ…」

    助手
    「あれは、ろっじの方角なのです。 早く追うのです」

    キンシコウ
    「そうしたいのは やまやまですが・・・」

    リカオン orz

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 760
    名無しのフレンズ 2019/11/12 (火) 18:28:02 b652b@9a4dd >> 757

    ―ろっじー

    ムーンライトハウンドを追って、一行は ろっじに到着した。

    バタン!

    アリツ
    「あら~ 皆さんお揃いでぇ。 お泊まりですかぁ?」

    アミメ「ムーンライト仮面様はどこ!?」
    キンシコウ(それ、定着させるんですか…?)
    サーバル「かばんちゃんは?」

    アリツ (¬_¬)
    「え、え~と…」

    サーバル
    「こっちだね!」

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    一行は、とある一室の前に辿り着いた。

    博士
    「ここに誰か居るようなのです」

    助手
    「開けますよ?」

    バタン!
    そこにはベッドに腰掛けているタイリクオオカミと、
    毛布を膝に掛けてあげようとしている かばんが居た。

    サーバル
    「かばんちゃん!?」

    アミメ
    「先生!」

    博士「!? 2人だけですか?」
    助手「ムーンライトハウンドは?」

    アミメ
    「先生! 怪我をされたんですか!?」

    タイリクオオカミは左腕に包帯を巻いていた。

    かばん
    「僕は大丈夫だよ、サーバルちゃん」

    タイリク
    「面目ない。 
     医者には診てもらった。
     大事ないとのことだ」

    博士
    「ここではなかったようです」

    助手
    「ではムーンライトハウンドはどこへ!?」

    アリツ
    「あのぉ・・・ 裏口に怪しい人影が…」

    アリツカゲラの情報を元に、一行は裏口に向かった。
    ドアの磨りガラス越しに人影が見える。

    アミメ「ムーンライト仮面様!?」
    キンシコウ(サブタイになりそうなほど推しますね…)

    バンッ!
    アミメキリンが裏口のドアを開けると・・・

    画像<え…

    そこにはカシミアヤギが佇んでいた。

    画像<やっぱり犯人はあなた、カシミアヤギだったのね!

    ~to be continued~

  • 761
    yuta(辰年ver) 2019/11/13 (水) 00:43:53 >> 757

    ムーンライト仮面様だと···
    ごめんね素直じゃなくて

    ムーンラ···タイリク姉さんは大丈夫なのかという心配もあるが、まずはリカオンのフォローを誰かしてやってくれー!

    762
    名無しのフレンズ 2019/11/13 (水) 08:15:51 b652b@9a4dd >> 761

    <<リカオンのフォローを誰かしてやってくれー!

    #タイリク

    リカオン
    「いいんです。 タイリクさんのお役に立てれば僕は・・・」