名無しのフレンズ
2019/11/07 (木) 11:25:18
b652b@9a4dd
【月の瞳を持つけもの】
~4話 それぞれの想い~
10月28日 新月
―ろっじー
タイリク
「ちょっといいかな?」
アリツ
「あら? どうしたんですか? 深刻な顔をなさって」
タイリク
「折り入って相談があるんだが・・・」
アリツ
「お役に立てるかどうかは分かりませんが、お聞きしますよ」
タイリク
「実は・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・」
アリツ
「・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
タイリク
「・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アリツ
「私が思うに、先生は今までどおりでいいんじゃないでしょうか」
タイリク
「!?
皆に甘えて、私だけ好きなことをしていろ、と?」
アリツ
「それは少し違うと思います。
皆さんにとっては、先生の『好き』を守ることが
自分の『たーのしー』に繋がっているだけなのだと思いますよ。
でしたら、皆さんの想いに報いるために先生がすべきことは・・・」
タイリク
「!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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10月31日
ーさばんなちほー サーかば邸ー
コンコン…
かばん
「はい」
ともえ
「こんにちは」
かばん
「ともえちゃんじゃない。 どうしたの?」
ともえ
「ちょっと相談したいことがあって・・・」
かばん
「・・・じゃあ、中に入ってよ」
ともえ
「お邪魔しまーす。
・・・あの、サーバルちゃんは?」
かばん
「今、お昼寝中だから心配しなくていいよ。
イエイヌちゃんは?」
ともえ
「#ゆきやまちほーに行っちゃてるみたいです。
今頃こたつでアムトラちゃんとダラダラしてるんじゃないですか?」
かばん
「そうなんだ」
ともえ
「それで、肝心の相談の件なんですけど・・・
実は、かくかくしかじかで・・・」
かばん
「うん、うん。 やっぱり。
僕もそうじゃないかと・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11月7日
ーハンターチームー
ヒグマ
「なんだと!?」
リカオン
「すいませんでした」 orz
キンシコウ
「ヒグマさん」
ヒグマ
「・・・ いや、よく正直に話してくれた。
そうだよな。 お前もイヌ科だもんな・・・」
キンシコウ
「でも、どうします?
博士たちは大々的な捕獲作戦を計画しているそうですが…」
ヒグマ
「さっき依頼があった。 ハンターチームも参加しろ、と」
リカオン
「何ともならないんでしょうか?」
ヒグマ
「う~む。 下手に動くと博士たちの面子も潰しかねんしなぁ…」
キンシコウ
「博士たちを立てながら、ですか…
一か八かですが、コレを使ってみますか?
あとは成り行き任せになってしまいますが・・・」
ヒグマ
「それは この間のハロウィンの・・・?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
11月7日
ーカシミア邸ー
「あら?」
ポストに1通の手紙が投函されていた。
カシミアは、それをおもむろに
食べる広げ、読む。11月12日
ろっじ裏口までお越しください。
A
~to be continued~
ハロウィンの・・・?
タイリクねえさんどうするどうなる
伏線は一通りバラ撒き終わりました。
次回から順次回収して行きますのでお楽しみに。