18:20頃 ーとある林ー
ぐおぉぉぉーーー!
ぐおぉぉぉーーー!
リカオン
「来ました! セルリアンです!」
テッポウウオ
「え? どこに!?」
セルリアンは闇に紛れて襲ってきた。
ヒグマ
「陣を崩すな」
リカオン
「数が多いです」
キンシコウ
「それに意外と素早い」
ヒグマ
「夜目の利かないヤツ・攻撃力を持たないヤツは中央に固まれ!
フェネックはセルリアンの気を引きつけて誘導しろ!
テッポウウオはそこを狙い撃つんだ!」
フェネック
「はいよ~」
テッポウウオ
「分かりました!」
キンシコウ
「サーバルさんは攻撃してきたセルリアンを迎撃してください。
決して無理をして前には出ないように」
サーバル
「任せて!」 b
博士
「少し非戦闘員が多すぎましたか」
助手
「少し囮の効果が利きすぎましたか」
タイリク
「くっ!」
キンシコウ (¬_¬)
「リカオンさん、例の準備を」
リカオン
「オーダー了解です!」
ヒグマ
「雲が多くて助かったな・・・
おい、先生!」
タイリク
「?」
ヒグマ
「こっちは任せろ」
タイリク
「!」
==走
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「囲まれちゃったよ」
かばん
「どうしよう」
ボス
「アワワワ…」
その時!
雲の切れ間から満月が顔を出し、辺りを煌々と照らす。
アミメ
「#あれは!」
博士
「現れたのです。
あれが『ムーンライトハウンド』なのですか?
リカオン?」
リカオン
「は、はい・・・ 間違いないと思います」
助手
「目が・・・2つあるようですが?」
ムーンライトハウンド
「おっと…」
かばん
「いえ、1ツ目です!
月の光を反射して金色に光ってます!」
どうやったのか、片方の目が隠れる。
それに呼応するように月も雲に隠れてしまう。
辺りは再び暗闇に包まれてしまった。
博士
「・・・?
何か・・・ こう、タイリクオオカミに似ていませんでしたか?」
#タイリク?
「な、何か呼んだかい?」
助手
「・・・気のせいでしたか。
?
お前はお前で、ちょっと雰囲気変わりましたか?」
タイリク?
「き、気のせいだよ」
ヒグマ
「暗くて助かったな」 くく…
キンシコウ
「笑い事じゃないですよ」 ふふ…
リカオン
「2人とも…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・