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【未来のぼうし】
[3話] ~Bパート~
ひらかたパークへは、新井知事の安全宣言を受けて動き出した電車での移動だった…
私、かばんちゃん、新井さん、笛音さん、マーゲイさん、木ノ葉博士、ビーバーさん、プレーリーさん。
ーが電車に揺られているのはシュールな光景だった。
メンツも濃い。
・・・て、あれ?
オリクスさんとオロクさんは?
かばん「出発早々に逆向きの電車に乗っちゃったみたいです…」
SPの存在意義って…
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「もういいから、お前たちは庁舎に戻っておくのだ」
ホームに降りると、新井さんは携帯越しに2人を叱っていた。
マーゲイさんも どこかに電話している。
・・・・・・・・・
???「いや、急なのは謝りますけど…
ふと視線を移すと、ひょろっとした男の人が、どこかに電話を掛けている。
???「・・・が迫ってて、今日しか時間が取れないんですよ…
あの後ろ姿、声。
どこか見覚え、聞き覚えがある気がしたが、思い出せない…
かばん「ミライさん?」
いつの間にか新井さんもマーゲイさんも電話は終わっていたらしい。
ミライ「はい、今 行きます」
???「・・・なんとか撮影の許可を・・・」
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枚方公園駅の改札をでると、ガタイのいい妙齢の女性に仁王立ちで出迎えられた。
色白で可愛い人だ。
・・・と言いたいが、ニコニコしながら無言で威嚇してくる。
ーように見えたので、どうリアクションしていいか判断に困る。
新井「よく来てくれたのだ」
どうやら、電話を掛けて呼んだのは、この人らしい。
なるほど、強そうな腕だなぁ。
新井さんが駆け寄ると、握手を返し、すぐに元の姿勢に戻った。
新井「彼女は
ああ、威嚇じゃなくて、アピールだったのか… (既婚者情報って要る?)
ネットで調べると「フロント・ダブル・バイセップス」というポーズらしい。
笛音「でも あくまで魅せるための筋肉で、戦闘向きじゃない、っていう噂だよね~」
ミライ「アカンやん!」
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濃いメンツを1人加えて、ぞろぞろと ひらパー入り口に向かう。
ジャガーさんの屋台の周りは まだ賑わっていた。
やはり加勢は期待できそうにない。
その行列を横目に見ながら、ちゃんとチケット売り場に向かった。
またぞろ権威をチラつかせて押し入るかも? と思っていたので安心した。
新井「入園料+フリーパスで大人1枚なのだ」
ミライ「!?」
割り勘かい! しかも遊ぶ気満々かい! 年間パスを持ってないんかい!
なかなかシリアスにならない… orz
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