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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 389

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名無しのフレンズ 2018/10/08 (月) 13:08:52 修正 f2808@7d493

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【未来のぼうし】
 [2話] ~アバン~

取材が建前であろうと、プライベートの遊びであろうと、
私が動物園に行くときには、イベントの有無に関わらずコスプレをする。
会社員が戦闘服のようにスーツを着るのと似ている。
ーというのは口実で、純粋に「たーのしー」からだ。

私は青い迷彩柄の縁取りされた白の上下、お腹の辺りにウエストポーチ、伊達眼鏡とお気に入りのぼうし
ぼうしは白の探検帽で、2本の色違いの飾り羽が付いている。
気持ちだけでも探検気分を味わいたいのだ。

一方のサバちゃんは猫娘だ。
ーと言っても最近流行(はや)りの赤系某妖怪ではなく、黄色ベースのリアルに近い猫っぽい恰好だ。
#某高校の校舎にありそうな大きい猫耳、バナナのようにボリューミーな髪、
蝶ネクタイとスカートは黄色地に黒い斑点、ご丁寧に縞模様のシッポまで付いている。
そして、いつものようにお気に入りのヌイグルミ「ミンミービースト」も一緒だ。

未来「どうしたんですか? これ…」

サバ「自分でコーディネートしてみたんだけど、変かな?」

未来 (♡ ´ ∨`♡)

私は押し倒して食べちゃいたい気持ちをなんとか抑えながら、いい顔で親指を立てて見せた。

未来「よ~し! #みさき公園に向かって、しゅっぱーつ!」

サバ「おー!」 (ノ`・ ω・´)ノ

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