模試で吐きそう() WBF財団の仁
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2024/07/15 (月) 15:51:37
『どうやら最近何かの準備をしているだってね』
「あぁ、新たな戦いに向けてのな」
WBF社社長室、ジョンとジョージアンはコーヒーを飲みながら談笑していた。
『ところで何の戦いへの準備なんだい?』
「ふつうは言わないけど…」
そういってジョージアンはコーヒーを置いた
「君にだったら言えるな」
彼は机の中からファイルにしまわれて資料を取り出した。
「トラスト市にいろんなギャングやカルトがいるっていうことを聞いたことはあるかい?」
『あぁ。現役時代も度々トラストに行ったことはあるが、何度か襲われたことがあった』
「それはそれは。で、そのギャングやカルトが何かの準備をしているって情報があったんだ」
彼はファイルから文字がびっしりと書かれた紙を取り出した。そこにはレポートと書かれていた。
「私の知り合いにトラスト在住のやつがいるんだが、そいつが仕事中にギャングが何かを運んでいるのを見たようでね。警察に行ったが担当が悪かったのか何なのか、見間違いだといわれたんだ」
『たまにいる。面倒ごとは巻き込まれたくない警察。私の警備の同僚にもいるね』
「その後私にそのことを言ってきたんだ。もしやと思って調査を進めたが、確信は持てなかった。でも予想はできた。もうすぐトラストで何かが起きると」
『だから準備をしていたんだな』
ジョージアンは見せ終わったレポートをしまいながら答えた
「得体の知れない敵に向けてな」
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