yuta(辰年ver)
kemofure_suki
2023/12/21 (木) 23:16:23
【二十話】
ローチセル「ーーーーーーーーー!!!!」
「ニョワーーーーーーーー!!」
突然物陰から飛び出してきたセルリアンに驚き尻もちをついたジェネット!
驚きとともに彼女が所持していたバイオリンと弓も地面に落ちてしまった
地面に落下したバイオリンが、ボーーーンという乾いた音を響き渡らせる
ジェネットは驚きと恐ろしさのあまり、頭を抱えて地面にうずくまった
ゴールデンハムスター「げげっ!!建物の中まで入ってきちゃってるよ!」
アダックス「せ、セルリアンだー!」
ローチセル「ーーーーーーーーー!!」
「・・・むむ・・・?セルリアン?」🤔
頭を伏せてガタガタと震えていたジェネットの震えはたちまちに止まり
スッと立ち上がるやいなや、ジェネットは手をボキボキと鳴らした
「ハァー おどかしやがって・・・ジェネはおばけは怖いけど、相手がセルリアンならいくらでもやりようがあるでし!!」
ジェネットはバイオリンを手に取り、肩に置いて演奏の構えをとった
ジェネットがバイオリンの弓を引くと部屋には美しい、うっとりするような音色が響き渡る・・・
☕🐈🎻~~~~~~~~~~♪
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ローチセル「・・・・・・・♪」
バイオリンの音色を聴いたセルリアンの動きが止まり、どこか穏やかな表情になった
そしてなんということだろうか セルリアンはバイオリンの音色に合わせて踊りだしたのだ
ケープアラゲジリス「すごい、セルリアンまで音楽で楽しくさせちゃってるよ!」
ジェネットは踊りだしたセルリアンの動きに合わせ、バイオリンの音色をテンポアップさせる
不思議な動きで踊るセルリアンにバイオリンを演奏しながらじわじわと歩み寄るジェネット・・・
「どぅどぅん!!!」🎻💥
パッカーン!
ジェネットはバイオリンでセルリアンを力強く撲殺した
アダックス「ジェネットちゃん、なんかすごいね・・・色々」💦
「ふっふっふ・・・ジェネは清楚なフレンズでし」( ̄ー ̄)ニヤリ
ゴールデンハムスター「いやいやいや、最後力技じゃん!!!」
セルリアンを撃退したのはいいものの、地面に倒れたままのラッキービーストを見て彼女たちは不安にかられる
現状のパークではラッキービーストの存在はフレンズたちに安心感を提供しており
その機能が喪失されるということは、生命の維持の危機に直結するからだ
ラッキービーストの変わり果てた姿への悲しみと、これからますます窮地に立たされるである
自分たちの明日への不安が全員の頭をよぎった
アダックス「どうしよう・・・これから?」
ゴールデンハムスター「どうしようったって、どうしようもなくない?頼みのラッキーさんがこれじゃ・・・」
フレンズ達はとりあえずラッキービーストが床にばらまいたジャパまんを拾って食べた
アダックス「ラッキーさんが最後に持ってきてくれたじゃぱまんが4つあるけど、これじゃ1日しか・・・って、ジェネちゃん何やってんの?」
ジェネットはびりびりと電気がショートしているラッキービーストの身体を拾い上げ
とりあえず適当な場所に寄りかからせて身体を起こさせる
そして、突然ジェネットは平手打ちでラッキービーストの頭をたたき出した
「ラッキーしゃん、起きるでしよ!眠ってる場合じゃないでし!」バンバン✋💥
事態におどろいた3人はジェネットの突然の暴挙を止めに入る
アダックス「ちょーーーっと!ラッキーさんがかわいそうだよ!」
ゴールデンハムスター「せ、清楚とは・・・?」
「だってこのままじゃ、ラチがあかないでし。なんとかしないと・・・」
ケープアラゲジリス「古いテレビじゃないんだから、そんな叩いたって・・・」
4人が言い争っていると、突然ラッキービーストの目が赤く光を放ち、突然しゃべりだした!
「システム・・・サイキドウシマス・・・ガガー ピー」