「おお、イカす車でちな!車の運転ならジョフにお任せでち!」
「パークガイドさん、これ お借りします。」
そう、コヨーテがここまで乗ってきたオートバイは転倒で大破してしまった
彼女は移動手段として車が欲しかったのだ
パークガイド・キノ「・・・お借りしますって・・・あなたたちまさか、ここを出ていくつもり!?なんでそこまでして・・・」
「コヨ達の仲間がまだ、パークのどこかできっと困っているね。どこかでコヨ達の助けを待ってるフレンズもいる。だから、私たちは行かないといけない。どこまでできるか、わからないけど。」
コヨーテはそう言うとぴょんと助手席に飛び乗った
ジョフは運転席側まで歩く途中、先程突き返された菓子パンをパークガイドの手に無理やり持たせる
「ほれ、腹は減っては・・・ってことでちな。しっかり食うんでちよ👍」
パークガイド・キノ「・・・・」
ジョフの手のぬくもりが少し残るパンを握る手に少し力が入る
なんの躊躇もなく車に乗り込む二人の姿をみて、なんだか少し目頭が熱くなった
パークガイド・キノ「・・・待って!あなたたち、コレを持って行って💳」
「これ・・・ガイドさんの大切なものじゃない?」
パークガイド・キノ「スペアがあるから大丈夫。それがあればあなたたちでも少しはパークの設備を有効に使えるはずだわ。いいから持ってって、多分私よりあなたたちにこそ必要なものよ・・・」
「thank you...大切にします。」
シャッターがガシャガシャと音を立ててゆっくり開いていくと、部屋に少しづつ光が入ってくる
しだいに部屋の中は日の光ですっかり明るくなった
「コヨちゃん、シートベルトを締めるでち。さあ、いくぞー!」🚙💨
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