博士
「我々も何か手伝うのです」
助手
「何か用意するモノはありますか?」
キタキツネ
(・・・なんか怪しい…)
キンギツネ
「じゃあ[オオアリクイセレクション金賞受賞のジャパリまん]をプリーズ」
キタキツネ
「えぇ… せっかくアライさんたちが取ってきてくれた[黄金の『まんまる』は使わないのぉ…?」
博士
「それならまだ、そう遠くには行ってないはずなのです」
助手
「とっ捕まえて奪い返すのです」
キタキツネ
「えぇ…」(ますます怪しい…)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「ジャパリまんならもう食べちゃったのだ」
フェネック
「食べ過ぎてお腹まんまる、なくらいだしね〜」
博士
「誰が上手いこと言えと・・・
これでは錬金術が使えないのです」」
助手
「いえ、待って下さい。
もう1つスナドリネコに褒美としてやろうとしていたジャパリまんがあるのです」
キタキツネ
「えぇ…」
博士
「まだ受け取ってないからセーフなのです」
助手
「ほら、キンギツネ。 これで作れますね」
キンギツネ
「サンキュー。
これで発明品:オイナリサマ撲滅マシン3号を作れるわね」
博士
「どういうことです?」
助手
「ギンギツネに戻るというのはウソだったのですか?」
キンギツネ
「これをオイナリサマに使えば世界が再構築される。
つまり今までの安価祭りもSSも無かったことになる。
自動的にアタイの存在もデリートされる。 文句ないでしょ?」
キタキツネ
「め、メタァ…」
キンギツネ
「成功率は0だけどね」
博士
「それでは意味がないのです」
助手
「そもそも戻る気は無かったということですか?」
博士
「怪しいと思ったのです」
助手
「日替わりで姿が変わってましたし、
錬金術と言いながら発明品を作ろうとしたり・・・」
キタキツネ
「メタい… 会話がメタ過ぎる…
でも怪しいのは博士たちもだよ…
なんでそんな必死にギンギツネに戻したがるの…?
旅館・・・ていうか温泉の管理が行き届かなくなって困るのはカピバラくらいでしょ…?
それに来週までには戻る方法を考えるって・・・
誰が、なのかは知らないけど…」
博士
「ギク…」
助手
「何を言うのです・・・
今週末に3年前に知り合ったキュウシュウフクロウを
旅館に招待したこととは決して関係無いのです」
???
「あら、無関係なんですか?」
博士
「お前は・・・」
助手
「いつからそこに・・・?」
キュウシュウフクロウ
「驚かれましたか… 昨日の午後からです。
『こっそり』で貼り付けられてたので気付かれなかったんですね。
でも今日の私の設定は一味違いますよ?
実は私もオオアリクイさんのジャパリまんを食べてから
『サイッゴーにハイってやつだぁ!』になりまして・・・」
博士
「まさかお前もスタンドを?」
助手
「どんな能力に目覚めたと言うのです!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
博士
「ごめんくださいなのです」
キタキツネ
「あ、いらっしゃ~い…」
助手
「ダラけ切ってますね・・・
ギンギツネを戻して正解だったのです」
キタキツネ
「アレでちゃんと戻ったって言えるのかな…?
ところで予約は3人のはずじゃあ…」
キュウシュウフクロウ
「影の薄い地味な美少女という設定なので気付かれなかったのですね・・・」
キタキツネ
「こっちはこっちで戻ったらまったく別人だね…
しれっと美少女を自称してるし…」
?????
「ちょっとキタキツネ!?」
キタキツネ
「!?」(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ギンギツネ
「またそんなだらしない格好で。 しかも接客までして・・・」
キタキツネ
「もしかしてオラオラですかーッ!?」
ギンギツネ
「心を読んでみたらどう?」
キタキツネ
「そんなスタンド、ぼくは持ってないよ…」
ギンギツネ
「もうここはいいから設備を見てきてちょうだい?
あなたじゃないと分からないんだから」
キタキツネ
「は~い…」 …走 スタコラサッサ
「まったく… やれやれだわ」
ー完ー