[ベルセルクフレンズ]7話
1話[プロローグ]>> 1
前回[VSサバンナシマウマ戦-1]>> 7
「がああああああああああああああ!!!」
「い、今の声、サバンナシマウマのだ!」
サーバルが反応する。
「えっ?今のが?」
かばんは、サーバルの発言に対して困惑する。
それもそのはず。
よほどでもない限り、フレンズがあんな雄叫びを出すことは無いはずだ。
「サーバルちゃん!シマウマさんは、一体どうしちゃったの!?」
「わかんないよぅ!でも、何かに操られてるみたい!」
「操られて… 」
慌てる二人の元に、白黒の縞模様の毛皮のフレンズ、サバンナシマウマが突っ駆けてきた。
野生解放で光る目が、ものすごい速度で迫ってくる。
「がああああ!!」
サバンナシマウマがかばんに向かって突っ込もうとする
「た、食べないでくださーい!」
「かばんちゃん!」
かばんは逃げようと走り出した。
だが、野生解放をしているフレンズに敵うはずもない。
ましてやサバンナシマウマは、野生解放にプラスして、何かに操られてるように、殺気を帯びて襲ってきている。
逃れられない。
「キケン!キケン!」
かばんの左腕でボスが同じ言葉を連呼している。
「あぶなあああああい!」
サーバルがかばんを守ろうとサバンナシマウマに飛び付いた。
「がはっ!?」
サーバルに飛び付かれたサバンナシマウマは、体勢を崩して転んだ。
サーバルはすかさずサバンナシマウマを取り押さえる
「ごめんシマウマ!本当はこんな乱暴なことはしたく無いんだけどっ…」
サーバルが悔しそうにサバンナシマウマに言う。
「うががが!ががががあ!」
サーバルにうつ伏せに取り押さえられたサバンナシマウマは、サーバルをのけようと必死に暴れまわる
「うわわわっ」
このままではサバンナシマウマに逃げられてしまうと考えたサーバルは
「や、野生解放!」
野生解放をした。
たとえ姿がヒトでも、もとは草食動物と肉食動物。力の差は明らかだ。
その緊迫した様子を見ながら、かばんは必死に頭を働かせた
(どど、どうすれば…)
そういえば食物連鎖の上と下でしたね。
続き気になる〜