私が なぜ喋れなくなったのか?
実を言えば心当たりはある。
コウテイから必要ない、と言われた『あの時』だ。
そのことに対して、売り言葉に買い言葉で自分から「ヤメる」とは言いたくなかったし、
そう言わないにしても、口を開けば煽りとなって
コウテイから決定的なセリフを引き出すことになっていたかもしれない。
そう。 黙るしかなかったのだ。
だから#この時から私は(無意識に、だろうけど)自ら言葉を封じたのだ。
自縄自縛・・・
呪いを掛けた魔法使いは私自身だった...
かばん「フレンズの『得意』が梅干しだったとしたら・・・
プリンセス<<急に何を言い出すの!?>>
かばんのアニメオタクみたいな話に付いていけず、
考え事に
かばん
「それって背中にあるんじゃないかなって。
他人の『得意』は よく見えるけど、自分の『得意』は鏡にでも映さないと気付けない。
他の人に教えてもらっても、なかなか実感湧かないとは思いますけど、それでも言わせてもらいます。
コウテイさんは素敵です。プリンセスさんも素敵です」
そんな風に面と向かって、だけど『ふわっと』褒められても反応に困る。
一方で、コウテイが素敵な人なのは、百も承知だ。 でも・・・
プリンセス
<<コウテイは、私なんか必要無いって・・・>>
かばん
「本当に? そう言ったんですか、コウテイさんが?」
そう言われて#もう一度思い返してみる・・・
言われてみれば、確かにニュアンスが・・・?
プリンセス
<<あなた、何か知ってるの?>>
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