11月12日 -ろっじー
かばん
「大丈夫ですか?」
ムーライトハウンド タイリクオオカミ
「まったく… このサマだよ。
やっぱりキミも私の正体には気付いていたんだな」
かばん
「どうしてそう思うんですか?」
タイリク
「だから #あの時、キミは『月の瞳を持つけもの』をムーライトハウンドと名付けたんだろう?」
かばん
「さすがですね」
タイリク
「その言葉は そっくり返すよ。
・・・まあ、それはいい。
少し私の告白、いや懺悔に付き合ってくれるかい?」
私が『月の瞳を持つけもの』になったのは偶然だ。
最初は気分転換でしかなかった。
イヌ科フレンズを助けたのも、元オオカミ連盟のリーダーとしての名残が、そうさせたのかもしれない。
しかし、そんなことは些細なことだ。
私はいつしか満月の晩を心待ちにするようになっていた。
月に魅入られたから?
闘争本能に身を任せられるから?
変身願望を満たせるから?
ダークヒーローとして崇められるから?
タイリク
「厨二病じゃないか、と笑ってくれていい。
ーというか、どうしてキミたちは
こんな自分勝手な私のために そこまでしてくれるんだ?」
かばん
「 #月はフレンズを狂わせることもあるそうなので病気だなんて思いませんよ。
#ナミチーさんも満月の晩は、ハイになるそうですから」
???
「その通りジャよ。 そう悪いことばかりジャないのジャ」
タイリク
「!?」
かばん
「どなたですか?」
アリツ
「クスシヘビさんが来てくれましたよ」
タイリク
「どうして?」
「儂は怪我したフレンズを察知するのに長けておるのジャ。
ホレ!」
ステッキを
かばん
「すごいですね」
クスシヘビ
「ジャが痛みは残るでな。
しばらくは安静にして、無理はせぬように」
かばん
「そうなんですね」
クスシヘビ
「サンドスターも そこまで万能ではないということジャ」
かばん
「でしたらフェイクとして腕に包帯を巻いてもらえませんか?」
クスシヘビ
「うぬらは小細工を
ホレ、これでいいかの?」
かばん
「ありがとうございます」
クスシヘビ
「あと、さっきの話ジャが、#月光浴には気持ちを穏やかにする効果もあるということジャ。
このステッキにはサンドスターが練り込まれておるのジャが、
#ムーンストーンの成分も含まれておるのかもしれんのう。
とにかく儂は、その力を治療に利用させてもらっておる、というわけジャ」
かばん
「もしかすると原作の月、ムーンストーン、サンドスターには何か関連があるのでしょうか?」
クスシヘビ
「そうかもしれんが、儂としては11/14の『いい医師の日』に間に合って良かったのジャ。
ジャあのwww」
かばん
「マイペースなフレンズさんでしたね…」
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