前も書きましたけど、真面目に昆虫食に取り込んでる人らからは大迷惑の極みです、例のコオロギの件。
個人の好き嫌いとかはともかくとして、悪質なデマを流すのはやめていただきたい。
あと、海外で昆虫食が普通に文化としてある国を間接的に差別してるのも気づかないのか、と。
コオロギを食べる奴は人間じゃないとか、歴史でよく見る「アイツらは俺達よりも劣った人種だ!」みたいなのと変わらないんですよ。
マジでこの件に関しては、昆虫食とかそれ以前に問題だらけの人が多すぎます。
普段はネタ的に書いてますけど、一応自分はコレでも真面目に考えてる人なんですよ。
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自分の思う昆虫食を推進するにあって第一にやらなきゃいけないのは、「甲殻類アレルギーがある人は食べてはいけないと広める事」ですね。
最初にコレをやっておかないと、それを知らずに食べてアレルギーを発症してしまった甲殻類アレルギーの患者さんが病院に押し寄せる、とかになりかねません。
そしてそうなったら、コロナワクチンのようにデマが混じって誇張された情報が流れる可能性が高いですから。
個人の好みでの食べる食べないは自由にすれば良いとして、アレルギーで食べられないのに関してはどうしようもありませんのでね。
推進派はメリットを推し出してデメリットは小さく扱いがちだし、
反対派は既存の食物にも存在するデメリットを固有の物のように言うわ、
有る(かどうか分からない)こと無いこと言うわ、
やりたい放題ですもんね
昆虫食は栄養価が高いとかは確かにありますけど、しつこいようですが甲殻類アレルギーの人は引っかかる可能性があったりと、決して万能ではないんですよね。
メリットを誇張して魔法の食材のように語るのは、はっきり言ってデマの噂と同等かそれ以上に悪質です。
昆虫も「普通の食材」の一つでしかありません。
今回の食用コオロギの一件が情弱の陰謀論者の暴走が産んだものではないことは上の記事を参照してもらうとして
『なぜここまで拒否反応が出たか?』についてはきちんと分析を進めるべきだと思います。
個人の意見としては、推進派によるデメリットの無視や畜産に対するヘイト、メガソーラー等の環境保護にかこつけたビジネスの悪行、行政の農業政策の迷走、対ロ制裁の影響による市民生活の負担増によるストレスなど積もりに積もった要因が一気に燃え上がったのが真相だと思っております。
なお今回の一件が何も生み出さなかったというわけでも無く、食用コオロギの安全性に関して様々な角度から検証がなされるきっかけになったともいえると思えますし、
何より今回の一件の裏に存在する『安全なものを食べたい』という気持ちに答えられなければ
環境負荷が低かろうが栄養価が高かろうが昆虫食だろうと培養肉だろうと従来の食材だろうと
拒絶される未来しかないのではなかろうか?と思います。
うーん、今回に関しては一部を除きもう推進派というか強制派と言った方が近いと思います(^_^;)
行政のやる事ではいつもの事でありますが、何でもかんでも一気に進めすぎなんですよね。
すぐに成果を、すぐに効果をで本来歩むべき手順をすっ飛ばしすぎ。
そうしないと予算が……とかがあるんでしょうけれど、それにしたってもはや強制の押し付けと言える方法で広めようとするのは、今回のように良からぬ噂を広める事になります。
そして最終的には、前から真面目に取り組んでた人達が風評被害を被る。当然行政はその尻拭いもしてくれない。
言い方悪いですけど、今も悩まされてるコロナとそのワクチンの件で学ばなかったのでしょうか。
本気で昆虫食を広める気があるのなら、専門家とか呼んでちゃんと考えていただきたいです。
流行りに乗って適当に形だけの対策じゃ、現場や真面目に取り組んでいる人をただ荒らし回ってるだけで、もはや蝗害のようなものですよ。
しかし、改めて纏めてみると昆虫食がどうとかそれ以前の問題が多すぎますね、日本……上にさんどらさんが書いていますが、食事関係の問題にしたって、昆虫食というやや新しい領域を開拓するよりもまず現在のフードロス問題を解決した方が良いんじゃないでしょうか。
結局、新しく作ったところで捨てられてしまっては何の解決にもなりませんし。
何というか、根が深すぎる……。