現在の原神の環境においてヒーラーが評価される要素は、「①出場者への回復量」「②全体への回復量」「③瞬発回復力(発動時に回復があるか)」「④持続時間中の継続回復力(長時間ゴリ押しできるか)」、そして、「⑤回復の手軽さ(スキル>>爆発は前提に、スキルCTや粒子生成、必要エネルギーの少なさ)」「⑥出場時間の短さor出場中の火力(表に出ている時間でどれくらいDPSを落とさずに済むか)」「⑦回復中のリスク」あとまぁ一応「⑧ヒーラー以外の能力(バフデバフや元素付着)」です。
この観点で各ヒーラーを分析してみましょう。ベネットは①④⑥⑧は非常に優れ、⑤はある程度優れ、②③⑦に重大な問題を抱えています。一方、ジンは①②③⑦⑧とほぼすべてに秀でますが④⑤⑥は若干疑問が残り、バーバラは①②③④までは優秀ですが⑤⑥⑦は各方法毎に異なるデメリットが出てきて、七七は①②④⑦が強力ですが③⑥は強いと言い切れるわけではなく⑤は最悪級です。少なくとも、現在のヒーラーは①~⑧のうちどれかに秀でていてどれかに難点を抱えていると思います。
問題は、評価項目こそ上記の八つの要素ですが、実際に当Wikiを含めた廃プレイヤー層にとっては、各要素の重要度は必ずしもイーブンではないことです。すなわち、最低限の回復力を確保して後はひたすら火力に回したい螺旋深層等の挑戦者は、②③は比較的重要視されず、逆に④⑥⑧が非常に大きな意味を持つことになります。あなたが「全体回復がないヒーラーはワンランク落ちる」といくら言おうと、実際の環境内の評価を見ても、ベネットがあなたの挙げたキャラよりも非常に高い位置にあることは否定できないのではないでしょうか。ただし、いくら重要視されていないといえど②③⑦のデメリットがなくなるわけではないのだとしたら、それはそれで改稿案のように注意欄に記しておけばよいのではないでしょうか。
で、ラストの段は同意できないところもありますが、大いに反省して受け入れるべきと感じた所もあります。まず、自分は決して「総評は初心者向けにするべき」とは考えていません。初心者でも上級者でも、初めて見た人でも改めて比較したい人でも、どんな人にとってもちゃんとメリットがあるべきです。上級者にとっての強みも、上級者にとっての弱みも、初心者にとっての強みも、初心者にとっての弱みも、それが存在するのであれば平等に重きを持って適切に書かれるべきです。とはいえ、改めて指摘を受けると「継続回復がない」「瞬発回復がない」「リスクがある」等の初心者にとっての弱みはもう少し強調し、上級者向けヒーラーではあっても万人向けヒーラーではないことは明記すべきだと思いました。しかるべき記述に変えてきます。