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ダイバー1「”オペレーション・バビロン”?」
コバルト「ああ、”1週間前”におきた謎の地下遺跡での件…上層部は”DDD案件”と呼んでいるが…その遺跡の制圧作戦だ。」
それは作戦の3週間前…第3機動軍の司令官である”コバルト”と、古代都市の件で辛酸を舐めさせられたDiver’sの”元”隊長であるダイバー1の会議であった(+α含む)
ダイバー1「何故その話を私に?それに関連する部隊…ダイバーズは人員の半数が殉職し、解散されたはずですが…。」
そう言って彼は押し黙る。”DDD案件”は彼にとって忘れたくても忘れられない出来事である。
それに彼の意見はもっともである。わざわざ一つの軍が動き出す事態であるのに関わらず、自分が役に立てるのだろうか。
仲間の半数を犠牲にしても怪物一匹倒せず、敗走するに至った無能な隊長に…
コバルト「君が気に病む必要はない。当時のDiver'sは寄せ集めとはいえ”精鋭”といっても差し支えない実力を持っていた。装備も他の軍の物とは違った高レベルな装備が支給されていた。苦も無く任務を遂行出来るはずだった…相手が我々と同じ”人間”だったらの話であったならな。」
そう言って彼はボタンを押し、とある映像を再生した。スクリーンに映ったのは…深い紺色の体、目のないのっぺりとした顔に生える2本の角、胸に開けた大きな口…そう、以前戦った”ウォーデン”である。
コバルト「この映像は以前の”DDD案件”にて、君たちの装備に搭載されていた機器から回収した記録映像だ。」
それは怪物…もとい”ウォーデン”によって繰り広げられる虐殺劇である。百発近い弾丸を喰らいながらも凄まじい速さで肉薄し、腕を振り降ろす…映像はそこで途切れる。
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