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桜門体育学会事務局
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メンタル面での強化、対応についてどのような策が考えられるでしょうか?田島さんの意見を教えてください。
スポーツ傷害の予防には選手の身体的・心理的コンディショニングに対する意識を高めていくことが重要であると考えております。
身体的なコンディショニングに関しては選手自身が積極的にストレッチや筋力トレーニング、入浴などによるリカバリーをしていくことがあげられますがそれらは主に練習時間外にコーチやトレーナーなどが見ていないところで行う場合が多いと考えられます。その中で自らを律しコンディショニングを行うためには競技に対する意欲が高い選手でなければ行わないと考えられます。よって身体的なコンディショニングを行う際にも競技意欲がメンタルトレーニングによって高まることにより間接的に身体的コンディショニングが高まると考えられます。
また、心理的コンディショニングに関しては、Andersen&Williams(1988)が発表したストレス・スポーツ傷害モデルをはじめとした様々な研究において生活ストレスがスポーツ傷害に関係すると述べられており、普段の生活においてもストレスが溜まりにくいような生活や心理的な対処が求められます。
よって本研究では心理的競技能力にフォーカスしていますが総合的に選手の心理面の成長を促すようなスポーツメンタルトレーニングであったりスタッフのサポートが重要であるのではないかと考えております。
コンディショニングに対する意識を高めるには、どのような対策が必要だと考えますか?
ご質問いただきありがとうございます。
藤井さんの質問においても同様の質問がされていたため補足のような形になってしまいますが、別の視点から考えますと本研究において競技意欲が高く、コンディショニングに対する意識が低い選手がスポーツ傷害を受傷しているという結果となりました。競技意欲が高いがコンディショニング意識が低い理由としてはそもそもコンディショニングに対する知識が少ないのではないかとも考えられます。本研究では大学テニス選手を対象とし調査を行なったためトップ選手とは違い適切なコンディショニング知識をもったスタッフに中学、高校の時期においてサポートがなされていなかったのではないかと考えられます。
アメリカではスポーツ傷害の専門家であるアスレティックトレーナー(AT)が広く浸透しており、中学生の段階からほとんどの選手が何らかの形でATからのサポートを受けています。
よって日本のスポーツ界においてもアンダーカテゴリーからコンディショニングに対する教育をうけ低年齢から少しずつコンディショニングに対する意識向上を促すことが、スポーツパフォーマンスや安全管理、健康管理などの視点からも重要なのではないかと考えます。
方法②の直近1年半以内に14日以上競技に影響があった外傷、障害歴と書かれていますが、なぜ14日以上と設定したのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
スポーツ傷害の様々な先行研究においてスポーツ傷害の定義は主に以下の2つに大別されました。
・競技を1日以上休んだ外傷・障害
・競技に14日以上影響のあった外傷・障害
本研究においては調査時点においては競技に1日でも影響のあったスポーツ傷害を記載していただき、受傷者群・非受傷者群に分けたところ受傷者群が多く、偏りが見られたため本研究ではスポーツ傷害の定義を「競技に14日以上影響のあった外傷・障害と定義し分析を行いました。
なぜ、自己実現意欲、競技意欲、モチベーションが高いのにも関わらずコンディショニングに対する意識が低い人がいると思いますか?またそういう人にはどのような対策が必要だと考えていますか?
ご質問ありがとうございます。
そのような選手がいる背景としましては、コンディショニングに対する知識不足が原因ではないかと考えられます。
コンディショニングに関する情報を練習中やミーティング内で提供していくことはもちろんですが、本研究の調査対象である大学テニス選手特有の対策としましては、大学の体育会では寮生活であることが多いため、寮内の食堂に栄養に関しての情報を掲示、トイレ内に尿の色による簡易的な水分不足チェック表の掲示、トレーニングルーム内にストレッチの方法や競技によって発生しやすい傷害予防のためのコレクティブエクササイズの紹介、大浴場内にアクアコンディショニングの有効性を示す掲示などにより、日常的にコンディショニングを意識させることも有効ではないかと考えられます。
この研究から、将来どのような研究に発展させられると思いますか?
本研究ではスポーツ傷害が発生した選手に対して心理的競技能力を調査し検討を行いましたが、本研究のような心理的競技能力の特徴であったためスポーツ傷害を受傷したのか、あるいはスポーツ傷害を受傷したため本研究のような心理的競技能力の特徴となったかは明らかではありません。よって心理的競技能力を事前に検査し、一定期間の受傷歴を検討する追跡調査を行うことが次の段階では重要なことなのではないかと考えます。
田島先生
座長の小沼です。大変興味深い発表をありがとうございました。1点質問させてください。心理的競技能力は、性差や競技レベルで影響を及ぼすのでしょうか?今回先生が行われたご研究の結果あるいは先行研究での知見があれば教えてください。宜しくお願い致します。
ご質問いただきありがとうございます。
DIPCA.3における心理的競技能力に関しては平木ら(2017)は先行研究においてDIPCAにおける性差が確認されているとし、さらにその研究の中で男子では「作戦能力」「勝利意欲」「闘争心」において男性の方が女性に比べ有意に高く「協調性」においては女性の方が男性に比べ有意に高かったとしています。競技レベルに関してはその研究のなかで「勝利意欲」「協調性」以外の因子ではトップアスリートの方が国体選手より有意に高かったのに対し、「勝利意欲」「協調性」に関しては国体選手の方が有意に高かったとしています。
JISS競技心理検査の心理的競技能力に関して、立谷ら(2020)は性差や競技レベルなどによる差については明らかにしていく必要があるとしているとおり2020年に一般に使用されはじめた心理検査のため先行研究による知見は現在のところ見つけることができませんでした。
また本研究において競技レベルごとの比較は試合が2020年度はほとんど開催されておらず、特に新入生である1年生においては大学における戦績がなく競技レベルにおける検討は難しいと判断し、検討は行いませんでした。性差に関してはそれぞれ分析を行いましたが女性の調査対象が少なかったこともあり男女による有意な差は認められませんでした。
競技専心性を高めるための積極的なメンタルトレーニングは具体的にどのようなことをしますか.
ご質問いただきありがとうございます。
大石さんも同様の質問をされていたため補足のような形となってしまいますが、目標設定やイメージトレーニングの他に自己効力感を高めるといった方法などもあります。具体的には小さな成功体験を積み重ねたり、誰かの成功を観察する、あるいは指導者やチームメイトから褒められるといったことがあげられます。
日頃から自己効力感を高め合える雰囲気作りを行うこともメンタルトレーニングにつながると考えております。
「競技に対する意欲が高い選手ほど受傷している報告」の部分を見て、私は競技に対する意欲が高ければ高いほど自分のコンディションにも気を使うのではないかと考えたのですが、なぜ競技専心性が高い選手ほど受傷しているのですか。
ご質問いただきありがとうございます。
本研究の結果として、「競技専心性が高いほど受傷している」ということではなく、「競技専心性が高いがコンディショニングに対する意識が低い選手」が受傷しているという結果となりました。
そのため、競技専心性が高くコンディショニングに対する意識も高い選手は受傷はしていなかったという結果となっております。
よって競技に対して積極的に取り組んでいるが、競技外での生活管理を怠ってしまったり、そもそもコンディショニングに関する知識がない選手が受傷しているのではないかと考えております。
スポーツ障害の発生要因である身体的因子や環境的因子と、心因的因子の関連性について考えがあれば教えていただきたいです。
ご質問いただきありがとうございます。
本研究においてスポーツ外傷・障害は区別しておらず、外傷・障害をまとめて「スポーツ傷害」と定義しているのでスポーツ傷害として回答いたします。
それぞれの因子は相互に作用していると考えられ、代表的なものとしてはオーバートレーニング(身体的因子)によりPOMSの結果(心因的因子)に影響を与えることや、気温が高い(環境的因子)ことにより代謝系(身体的因子)に影響を与え熱中症となってしまうということがあげられます。
よってスポーツ傷害やコンディショニングを考える上で全ての要因から検討することがスポーツ現場では重要であると考えます。
競技専心性が高い選手ほど受傷する理由としてコンディショニングに対する意識が低いの他に何か考えられましたか。
ご質問いただきありがとうございます。
競技専心性が高い選手が受傷している原因として、コンディショニングに対する意識が低いの他には現時点では検討できておりません。
競技戦績が低い選手は、ストレッチ等のメンテナンスを怠っていないということでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
本研究において「競技戦績」に関しての分析は行なっていないため「競技意欲の低い選手」として回答させていただきます。
本研究により得られたデータを対象に受傷者群・非受傷者群にわけt検定を行なったところ、練習時間に関して受傷者群の方が有意に長い結果となりました。よって、競技意欲の低い選手が受傷していない理由としては自身に対して過負荷を与えることができていないということが原因の一つなのではないかと考えられます。
よって、コンディショニングに対する意識の高低に関わらず、スポーツ傷害を受傷するほどの疲労が蓄積されていなかったと考えられます。
競技専心性が高いほど競技以外の場面でもコンディショニングに気を使うと考えられますが、競技専心性の高い選手はコンディショニングの意識は低い事が多いのでしょうか?
ご質問いただきありがとうございます。
本研究の分析結果として、競技専心性が高い選手の中でもコンディショニングに対する意識が低い選手が受傷をしているということであり、競技専心性が高い選手はコンディショニングに対する意識が低いことが多いということではありません。
この研究に至ったきっかけを教えてください。また研究結果を経て、今後どう発展させたいかを教えてください。
ご質問いただきありがとうございます。
私は現在、アスレティックトレーナーとしての教育を受けておりテニスやラグビーの現場にコンディショニングスタッフとして関わっているため、スポーツ傷害の予防に関して非常に興味がありました。
アスレティックトレーナーはスポーツ現場において選手のコンディション管理を行ないますが、身体的因子(筋力や柔軟性など)は客観的な指標としてスポーツ傷害のリスク要因を特定し予防に対してアプローチが可能ですが、心因的因子は客観的な指標として管理することが難しく現場においては表情や態度、会話など主観的に心理状態を把握することが非常に多いです。
しかし、スポーツ傷害の発生に心因的因子が関わり、メンタル面のサポートが重要であると様々な先行研究で示唆されているにも関わらず、スポーツ傷害と心理的側面を客観的な指標を用いて予防的な観点から検討した研究が少なく、自分自身が現場に立つ際の一資料としたいと考えたことがきっかけです。
また、今後の展望として本研究ではスポーツ傷害が発生した選手に対して心理的競技能力を調査し検討を行いましたが、本研究のような心理的競技能力の特徴であったためスポーツ傷害を受傷したのか、あるいはスポーツ傷害を受傷したため本研究のような心理的競技能力の特徴となったかは明らかではありません。よって心理的競技能力を事前に検査し、一定期間の受傷歴を検討する追跡調査を行うことが次の段階では重要なことなのではないかと考えます。
選手へのメンタルケアは必要だとお考えですか。
ご質問いただきありがとうございます。
良いパフォーマンスを発揮するという観点からもスポーツ傷害の予防という観点からも心身のコンディショニングは重要であると考えております。
よってスタッフと選手はもちろんのこと選手同士、スタッフ同士の関係性を良好に保ち心理的ストレスが溜まりにくい雰囲気作りの工夫や選手やスタッフが相談しやすい関係性の構築が特にコーチやトレーナー、スポーツ心理学者には求められるのではないかと考えます。
競技者のモチベーションが高いにもかかわらず、コンディションの意識が低い人には競技種目関わらず必要になると考えますか?
ご質問いただきありがとうございます。
大変申し訳ございませんが、私の読解力不足により上原様の質問の意図が理解しかねます。
誤字等を確認していただき、再度投稿していただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
今回の調査ではテニス競技選手に絞りましたが、今回の結果は他の競技においても同様にいえるのでしょうか?
ご質問いただきありがとうございます。
更なる検討の余地があるかと思われますが、岩崎ら(2009)において競技意欲が高い選手がスポーツ傷害を受傷していたという研究がありますが、その研究では対象の競技が様々であったため、概ね他の競技においても「競技意欲の高い選手はスポーツ傷害を受傷するリスクが高い」ということは言えるのではないかと思われます。
しかし、ラグビーやアメリカンフットボールなどのようないわゆるコリジョンスポーツにおいての調査人数が非常に少ないためそのようなスポーツにおいては別の結果となる可能性も考えられます。
メンタルケアと技術トレーニング、体力トレーニングの比率はどのような割合が適切だと考えますか。
ご質問いただきありがとうございます。
選手の個人特性やチーム事情よって大きく変化すると考えられるため一概に割合を出すということは困難であると思われますが、良いパフォーマンスを引き出すために適切な技術・体力トレーニングを行った上で選手、スタッフの関係性を構築する機会を設けたり、普段からの接し方などの工夫によりメンタルサポートをしていくことが重要ではないかと考えております。
この研究ではテニス選手に関してだけなのですが、この傾向は他のスポーツにも当てはまるのでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
他の方からも同様の質問をいただきましたので以下、同様の回答とさせていただきます。
更なる検討の余地があるかと思われますが、岩崎ら(2009)において競技意欲が高い選手がスポーツ傷害を受傷していたという研究がありますが、その研究では対象の競技が様々であったため、概ね他の競技においても「競技意欲の高い選手はスポーツ傷害を受傷するリスクが高い」ということは言えるのではないかと思われます。
しかし、ラグビーやアメリカンフットボールなどのようないわゆるコリジョンスポーツにおいての調査人数が非常に少ないためそのようなスポーツにおいては別の結果となる可能性も考えられます。
積極的なメンタルトレーニングによって競技専心性を高めるとありますが、たとえばどのようなメンタルトレーニングが必要となってきますか?
ご質問いただきありがとうございます。
他の方からも同様の質問をいただきましたので以下、同様の回答とさせていただきます。
動機付けを行う方法は様々あるため多くは触れませんが、適切な目標設定や練習の中から自己決定を増やす等が挙げられると考えております。
今後のコンディショニングの教育について、そういったことにメリットを感じず、受講しない選手もいると思いますが、メリットを伝えるためにどんな手段があると思いますか。
ご質問いただきありがとうございます。
コンディショニングの教育に関してはスポーツ現場における非常に重要な課題であると認識しております。
練習中に可能な限り選手に働きかけることも重要ですが、他には筋力・パワー・スピードトレーニングや間接可動域(柔軟性)の向上など数値化可能なものに関しては目標値を設定したり同じカテゴリーの他の選手の数値等を示し動機付けを行うことも有効かと思われます。
また、大学の競技部に所属する選手特有の対策といたしましては、大学生競技者は寮生活をしている例がとても多いため、食堂のテーブルに栄養摂取に関する情報を置いておく、大浴場にアクアコンディショニングの有効性を示しておくなど、選手が生活の中で自然と目にふれ、即実践できる場所に情報を掲載することも有効かと思われます。
自己実現意欲や競技意欲,あるいはモチベーションといった競技専心性が高い選手ほど怪我をしやすいというのは男女ともに共通して言えることですか。
ご質問いただきありがとうございます。
本研究において男女分けて分析を行ったところ調査対象者が少なく偏りも見られたため有意な差が認められませんでしたが、心理的競技能力に関して先行研究において性差が確認されていること、男女のアライメントや発育発達の違いなどから起こしやすいスポーツ傷害は異なることを考えると、今後調査対象者を増やし検討を行う必要があると考えております。
プロフィールで打ち方や得意種目、練習コートの割合などについても質問をしていますが、これらとスポーツ傷害や競技専心性との関係は何もなかったのでしょうか?
ご質問いただきありがとうございます。
調査段階ではコートサーフェイスや打ち方などによって起こりうるスポーツ傷害に違いが見られる(バックハンドがシングルハンドの場合には外側上顆炎が発症しやすいのではないか等)と考えていたため調査いたしましたが、本ん研究においてはどの選手もほぼ同様の回答であったため分析を行うことができないと判断し分析は行いませんでした。
心理的競技能力にどのような影響を及ぼすかは分かりませんが、スポーツ傷害の起きる種類やリスクなどは打ち方やよく使用するコート、よくプレーする種目によっては違いが出るのではないかと考えられます。
今回の研究ではテニス競技者が対象でしたが、他の競技全体でも同様な結果が起こりうるでしょうか?
ご質問いただきありがとうございます。
他の方からも同様の質問をいただきましたので以下、同様の回答とさせていただきます。
更なる検討の余地があるかと思われますが、岩崎ら(2009)において競技意欲が高い選手がスポーツ傷害を受傷していたという研究がありますが、その研究では対象の競技が様々であったため、概ね他の競技においても「競技意欲の高い選手はスポーツ傷害を受傷するリスクが高い」ということは言えるのではないかと思われます。
しかし、ラグビーやアメリカンフットボールなどのようないわゆるコリジョンスポーツにおいての調査人数が非常に少ないためそのようなスポーツにおいては別の結果となる可能性も考えられます。
手続きの中で、「プロフィール,スポーツ傷害歴,DIPCA.3,JISS競技心理検査の順に回答」とありますが、この順で回答させる意図はありますでしょうか。
ご質問いただきありがとうございます。
質問項目が多いため、もっとも重要と考えられる質問から回答をして頂きたくこの順番とさせて頂きました。
本研究においてスポーツ傷害歴が最も重要と考え先に回答して頂き、DIPCA.3は先行研究も多く、知見も多いため2番目にお願いし、JISS競技心理検査については2020年から使用開始されたため、知見がなく、結果が予測しずらいと判断しこのような順番といたしました。
心理的競技能力診断検査とJISS競技心理検査の違いは何ですか?
ご質問いただきありがとうございます。
心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)とJISS競技心理検査は共にスポーツ場面における心理的な能力を評価する検査となります。
DIPCA.3に関しては2001年から国立科学スポーツセンター(JISS)において主要国際大会前に選手に対し実施しており、データの蓄積がなされてきました。しかし、DIPCAにおいて作成段階から一般競技者〜国体出場レベルを対象として開発された経緯があります。実際、国体出場レベルとトップアスリート(オリンピック出場レベル)の心理的競技能力には違いが見られており、「勝利意欲」「協調性」に関しては国体選手の方が高いと指摘されております。そこでトップアスリートを対象として作成された検査がJISS競技心理検査となります。
JISS競技心理検査に関しては2020年より一般使用が開始されたためまだまだ知見が少なく、更なる検討が必要かと思われますが、現段階ではDIPCA.3は一般競技者〜国体出場選手、JISS競技心理検査はトップアスリート(目指す選手も含む)という解釈になるかと思われます。
本研究では大学テニス選手という育成・強化段階の選手を対象としたことを踏まえ2つの質問紙を使用いたしました。