スポーツ傷害の予防には選手の身体的・心理的コンディショニングに対する意識を高めていくことが重要であると考えております。
身体的なコンディショニングに関しては選手自身が積極的にストレッチや筋力トレーニング、入浴などによるリカバリーをしていくことがあげられますがそれらは主に練習時間外にコーチやトレーナーなどが見ていないところで行う場合が多いと考えられます。その中で自らを律しコンディショニングを行うためには競技に対する意欲が高い選手でなければ行わないと考えられます。よって身体的なコンディショニングを行う際にも競技意欲がメンタルトレーニングによって高まることにより間接的に身体的コンディショニングが高まると考えられます。
また、心理的コンディショニングに関しては、Andersen&Williams(1988)が発表したストレス・スポーツ傷害モデルをはじめとした様々な研究において生活ストレスがスポーツ傷害に関係すると述べられており、普段の生活においてもストレスが溜まりにくいような生活や心理的な対処が求められます。
よって本研究では心理的競技能力にフォーカスしていますが総合的に選手の心理面の成長を促すようなスポーツメンタルトレーニングであったりスタッフのサポートが重要であるのではないかと考えております。
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