ご質問いただきありがとうございます。
藤井さんの質問においても同様の質問がされていたため補足のような形になってしまいますが、別の視点から考えますと本研究において競技意欲が高く、コンディショニングに対する意識が低い選手がスポーツ傷害を受傷しているという結果となりました。競技意欲が高いがコンディショニング意識が低い理由としてはそもそもコンディショニングに対する知識が少ないのではないかとも考えられます。本研究では大学テニス選手を対象とし調査を行なったためトップ選手とは違い適切なコンディショニング知識をもったスタッフに中学、高校の時期においてサポートがなされていなかったのではないかと考えられます。
アメリカではスポーツ傷害の専門家であるアスレティックトレーナー(AT)が広く浸透しており、中学生の段階からほとんどの選手が何らかの形でATからのサポートを受けています。
よって日本のスポーツ界においてもアンダーカテゴリーからコンディショニングに対する教育をうけ低年齢から少しずつコンディショニングに対する意識向上を促すことが、スポーツパフォーマンスや安全管理、健康管理などの視点からも重要なのではないかと考えます。
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