クロコンドル「もうこの集落は持たない。我々も避難しなければいけない時に来ているようだね。」
スカーレットヘビ「これからどうするんだ、あんたたち。」
コヨーテはしばらく黙って考え込んだ。やがて、彼女は窓の外に目をやる。
そして、いなくなった仲間たちに思いを馳せた。
「仲間を探すよ。きっとどこかにいるはずだから。」
スカーレットヘビ「探すって、心当たりはあんのか?」
現実はそう簡単ではない。コヨーテには心当たりはなかった。
コヨーテの表情は複雑ながらも、希望の光を宿らせている。
「この近くに、フレンズが集まるような場所はない?」
クロコンドル「ここに逃げて来る前に私がいたちほーが近くにあるよ。オアシスの近くにある集落なんだけど・・・」
手をひらひらさせてため息をつくスカーレットヘビ。
スカーレットヘビ「やめといたほうがいいぜ。そっちもセルリアンが増えてきたから俺たちも逃げてきたんだ。」
クロコンドル「そこにはフレンズもまだたくさん残ってたけどね。必死でセルリアンと戦ってたよ。」
スカーレットヘビ「ああ、そうだったな。リーダーやってたあの、なんていったっけ?ペンギンの・・・なんとかってアイドルグループの・・・」
ようやく泣き止んだばかりのジョフが目をこすりながら問う。
「・・・PPP(ペパプ)!?」
スカーレットヘビ「あー、そうそう。って言っても。一人だったけどな。すげえ歌がうまかったぜ。名前はなんてったっけ?」
クロコンドル「たしか、フンボルト・・・」
クロコンドルが名前を言い切る前に、コヨーテとジョフは目を見合わせる。
「「フルルだ!!」」
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