【第一話】
アニマルガールが暮らす大型動物園ジャパリパークはセルリアンの脅威にさらされ
管理者の立場である人間たちは緊急事態宣言によりパークからの撤退を余儀なくされた。
それから1年後、パークから人の国に行き来できなくなったアニマルガールたちは
つたないながらも人類たちが残したシステムを最大限に駆使して天真爛漫に暮らしていた。
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【第一話】
アニマルガールが暮らす大型動物園ジャパリパークはセルリアンの脅威にさらされ
管理者の立場である人間たちは緊急事態宣言によりパークからの撤退を余儀なくされた。
それから1年後、パークから人の国に行き来できなくなったアニマルガールたちは
つたないながらも人類たちが残したシステムを最大限に駆使して天真爛漫に暮らしていた。
コヨーテは荒野をオートバイで走っていた。
セルリアンの脅威がパークを襲い、けもvの仲間たちもパークの中で散り散りになり
仲間たちとはぐれてしまったので彼女はオートバイにまたがり仲間を探す旅をするのだ。
舗装の崩れた道をアメリカンタイプのオートバイが駆け抜けていく・・・
バックミラーにいくつの山が吸い込まれていっただろうか。
気づけばすっかり日は落ち、オートバイのヘッドライトだけが闇を切り裂いていた。
しばらく走った先にぽつぽつと明かりがともっていた。集落だ。
ここではアニマルガール達がセルリアンの脅威にさらされながらも、固まって暮らしているらしい。
道の先にさびれたモーテルがあるのが見えたので、コヨーテはオートバイを止めキーをオフにする。
誰かいるだろうか?コヨーテは歩いてモーテルの中へ入ると暗がりに一人のアニマルガールがいる。
オオミユビトビネズミ「・・・誰?あんた、見かけない顔ね。」
「hi!私はコヨーテだよ。私、パークの中を友達を探して旅しているの。looking for a friend!」
オオミユビトビネズミ「ここはあまり安全じゃないよ。特に夜はね。危険な目に会いたくなかったら、早くここから立ち去った方がいい。でも今日はここに泊まるといいよ。ほら、耳を澄ませてごらん。セルリアン達が音をたてて集落の周りをうろついているよ」
オオミユビトビネズミはそう言うと、モーテルの鍵をチャリンとコヨーテに渡した。
コヨーテは彼女の警告を受け止めつつも、決意と好奇心を持って彼女の部屋に向かいました。